【瀬戸かずやさん】インタビュー｜「花組のアニキ」に聞きたい10の質問！

Q1退団して変化したことはありますか？

「時間の使い方が変わりました！ 在団中は1日のタイムスケジュールがカツカツでしたが、最近は〝今日の予定は１つだけ〟という日も増えて。『今日このためだけに生きればいいんだ、幸せ！』みたいな感じです(笑)。〝今日の予定ナシ〟という日があるのも信じられないです。卒業したばかりの時は不安になったんですが、このゆっくりした時間の流れでいいんだよって思うようにしています」

Q2退団の記念に買った物はありますか？

「卒業する時に組からプレゼントをいただけるんです。何がいいかな？残るものがいいな！でも使えないとね！といろいろ考えて…カールアイロンにしました！ ずっとショートだったので持っていなかったんです。いいものをいただきましたけど、まだ使いこなせていないです。難しいですね。髪は伸ばしたいんです！ 伸ばして、肩にかかった髪を後ろにサッと振り払いたい(笑)！ 今のこの長さでも、私には体験したことのない長さなのでびっくりします。こんなに顔に髪かかるって(笑)。娘役さんは卒業するとショートにしますね。やっていることは逆ですが『その気持ちわかる！ やれなかったこと、やりたいよね！』って思っています」

Q3退団してもやめられない宝塚時代の習慣は？

「気付いたら、今もやっているみたいに腕組みしているとか。スッと脚を組んでいるとか。脚が開いている時は『ダメ、ダメ！』って気を付けています。あとはやはり、歩く時は常に風を切ってしまいますね(笑)！」

Q4最近のファッションのテイストは？

「まだ皆さまにお見せしたことはないのですが、スカートにも挑戦したいなって思っています。男役時代は絶対にはいてはいけないものでしたが、もう自由にできるので着てみたいんです。長めのタイトスカートをはいて、上にボリュームを出したらどうかな？ 男役っぽい服はどんなスカートと相性いいかな？とか考えています。今は迷走中ですけど、ファッションの幅が広がるのは楽しいです！ そして、ゴールドのアクセサリーを付けるようになりました。今までは黒い服を着ることが多かったので、キリッと仕上がるシルバーばかり付けていたんです。最近、ブラウンのアイラインに換えてみた時や黒以外の服を着た時に、ゴールドをつけたいなと思ったのが我ながら意外な変化でした」

Q5宝塚時代に戻って、やり直したいことはありますか？

「やり直したいことはないですね。コロナのない世界に行ってちゃんと全公演やれるなら、やりたいですが…。でも、これも運命だったと思うんです。体験すべき事案だったのかなと思うので、やり直したいことはないです！」

Q6最近の18日（かずやの日）にやったことや、思い出に残っている18日は？

「最近、18日がさーっと過ぎているので、いけないいけないと思っているんです(笑)。何か月か前にオムライスを久々に作ってインスタのストーリーに上げました。『自分おめでとう！』って作ったオムライスです。皆さまに喜んでいただけたらいいんですが」

Q7最近のストレス発散法やリフレッシュ法は？

「昔は海を見に、飛行機でピューッと海外に行くのがリフレッシュ法でしたが、今は簡単に行けないですからね。最近はドラマの一気観でストレス発散！ 日本のドラマをよく観ていまます。サスペンス、医療系、恋愛もの…今のドラマもほとんど撮り溜めしていて、わーって一気に観て泣いたり笑ったりしています」

Q8最近よく口ずさんでしまう歌は？

「先日観に行った花組公演のショー『The Fascination!』の歌！ 大劇場だけでなく、東京でも観ることができたんですが、気づいたらこのショーの曲を歌っています。一番最近観た宝塚公演が、この『元禄バロックロック』『The Fascination!』です。全員知っている子が出ているので、この子がこんな表情をするようになったんだとか、こんなところで踊っているんだとか、私の知らないところでどんどん成長している姿を親のような気持ちで誇らしく観ていました。親心があると同時にキュンキュンもするので、両手を胸元で合わせて拝むようなポーズで観ています。みんなが客席の私にすごくアピールしてくれて、嬉しかったです(笑)！ 」

Ｑ9生まれ変わったら何になりたい？

「考えたことないです。何でもいいんですよね、何がいいかな……。じゃあちょっと男性にでもなってみようかな (笑)！ 女性としてまだちゃんと生きていないのに、何言っているんだって感じですけど。女性だから宝塚に入れて、男役を経験できたじゃないですか。でもやっぱり男性のことって理解できないんですよ。急に始まる男の友情とか理解不能なことが多くて。男性って面倒くさそうだから女性のほうがいいでしょうけど、経験していないぶん興味はありますね！」

Q10「花組のアニキ」と呼ばれていましたが、次は何と呼ばれたいですか？

「いやいやいや、私が名乗っていたわけではなく、皆さまが付けて下さったニックネームですので…自分で考えることではないと思っています。でもメディアで『花組のアニキ』と紹介された時、皆さまが『瀬戸かずやって、まさに花組のアニキだよね！』と納得してくださって。そう思っていただけたことは本当に嬉しかったです。卒業して新しい道を歩んでいくわけですが、芯のある生き方をしていれば、皆さまに新たなニックネームを付けていただけるのかなと思っています」