今回はパンラボ主宰・池田浩明さんに、おすすめのお持たせをお伺いしました。
【激レア】
ブクタン・ブーランジュリー「フレンチトースト」
1個¥350 ※パンの種類やレシピによって変動
その日によって使うパンやレシピが変わる出合えたらラッキーなフレンチトースト
桜並木が続く播磨坂下に、鈴木雄登さん・真澄さんご夫妻が構えたブーランジュリー。VIRON社の小麦粉を使ったバゲットや全粒粉のパンドミ、名店のハムやチーズを具材にしたサンドイッチ、日替わりパンも登場する多彩なラインナップです。売れ残ったパンを焼いてみたことから始まったフレンチトーストは、口に入れるとたっぷり染みた卵液がじゅわりと溶けるように広がります。土曜限定のデニッシュ食パンを使った一品は、池田さん曰く「口の中が桃源郷と化す」という至福の味。
ブクタン・ブーランジュリー
東京都文京区白山3-1-2
TEL 03-6801-6163(営)10:00~19:00(土曜・祝日~17:00)(休)月曜、日曜
https://www.instagram.com/bouquetin_boulangerie/
【超王道】
パン屋塩見「食パン」
1本¥918、1/2本¥486
ざくざくの耳、おもちのような柔らかな中身、そこから放たれる甘さ。薪窯ならではの味です
代々木駅から徒歩10分ほど、たどり着いた店先には積み上げられた薪。沖縄の名店「宗像堂」で薪窯焼きのパンに出合った店主・塩見聡史さんが「東京でもそんなパン作りを」と、自ら窯を建造、2020年にオープンしました。店頭に並ぶのは食パンとカンパーニュの2種類がメイン。こんがり焼き上げられた食パンは、外がザクッと香ばしく中はむっちり、噛むほどに小麦の甘さや旨み、自家製発酵種のほのかな酸味が広がります。シンプルだけど味わい深いパンを、毎日の食事のおともに。
パン屋塩見
東京都渋谷区代々木3-9-5
TEL03-6276-6310(営)12:00~18:00(売り切れ次第終了)(休)水曜、木曜、第1・3火曜
https://www.instagram.com/shiomi_pain/
【女子ウケ】
pâtisserie MiA「コンフィチュール」
〈左から〉キウイとりんご¥1,134、フランボワーズとショコラ¥1,134、いちごとトマト¥1,134
季節の果実を手鍋で炊くコンフィチュールは、素材の組合せにもフランスを感じます
滋賀県甲賀市の里山で、木造の旧校舎を改装したギャラリー併設カフェ「pâtisserie MiA」には、パティシエールの川端美愛さんが作るケーキや焼き菓子、コンフィチュールが並びます。地元の農家さんが手掛けた果物や野菜を素材に、食品添加物は使わず、ゆっくり火を入れたコンフィチュールはフレッシュな果実味がぎゅっと凝縮したかのよう。さらにハーブやスパイス、お酒などを組合せて、新たな味わいを引き出しています。四季折々のフレーバーで、季節の移ろいを楽しめます。
pâtisserie MiA
滋賀県甲賀市甲南町野川835
TEL 0748-86-1552(営)11:00~17:00(カフェ12:00~L.O.16:30)(休)月曜、火曜
https://mammamia.base.shop/
パンラボ主宰・池田浩明さん
パンの研究所「パンラボ」主宰。日本中のパンを食べまくるブレッドギーク(パンおたく)であり、パンについて書きまくるライターとして様々な雑誌やWEBなどで執筆している。国産小麦の魅力を伝えるNPO法人「新麦コレクション」の理事長としても活動中。Instagramアカウント:@ikedahiloaki
撮影/安井真喜子 取材/首藤奈穂 再構成/Bravoworks.Inc
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