佐野勇斗さん「橘一星は、今まで演じた中で一番難しい役」ドラマ『真犯人フラグ』の結末は…?【短期連載vol.1】

放送後、毎回SNSのトレンドワードに急上昇する話題のドラマ『真犯人フラグ』に出演中の佐野勇斗さんがCLASSY.ONLINEに初登場。2021年には立て続けにドラマ出演を果たし、ダンスボーカルグループM!LK(ミルク)としての活動も目覚ましい佐野さんの魅力に、短期連載企画で迫ります。 1回目は、大注目ドラマ『真犯人フラグ』について赤裸々トーク!

——現在出演中のドラマ『真犯人

——現在出演中のドラマ『真犯人フラグ』は放送開始前から話題でしたが、出演が決まった時の心境を教えてください。

『真犯人フラグ』の台本をいただいて読んだ時に本当に面白くて、この作品に出演できることが何よりもまず嬉しかったです。撮影が始まる前には、秋元康さんが企画・原案を手掛けられた『あなたの番です』も見たのですが、一視聴者としてすごく楽しんであっという間に観ちゃったんです。この作品と同じチームと撮影ができると思ったら、とてもワクワクしましたね。ただ、すごく注目されている作品だと思うんですが、話題性で気持ちが変わったりはしていなくて。そのおかげで、プレッシャーを感じずに挑めているのはいいことかなと思っています。

——毎回放送後にはSNSが考察で盛り上がっていますが、佐野さんが怪しいと思っているのは…?

もう撮影が進んでいるので、実は僕はもう犯人を知っています(笑)。みなさんの予想が盛り上がっていて嬉しい一方で、演じるのは本当大変で。ストーリーの結末がわかった後に、「この表情ってこういう意味もあったんだ!」と思わせないといけなかったりするんですよ。めちゃくちゃ難しいです。

——佐野さんは今まで演技の勉強

——佐野さんは今まで演技の勉強はどのようにされていましたか?

僕は“演技のレッスン”はあまりしていないんです。発声練習やセリフの言い回しなどの演技レッスンは、今まで1、2回しか受けたことがないので、演技の基本は抜けているかもしれないです。それでも感情の起伏を演じることができるのは、育ってきた家庭環境のおかげですかね。舞台に出演されている方は、発声などの基礎がしっかりされていますけど、僕は発声の基礎がなかったり。本当にここまで、運だけで来ましたね(笑)。

——今回は西島秀俊さんをはじめ名だたる先輩たちと共演されていますが、現場ではどんなふうに過ごしていますか?

西島さんも芳根(京子)さんも、本当に演技がすごいんです。芳根さんは年も近いんですが、細かい部分まですごく考えて演技していて、尊敬します。でも、現場では結構雑談したり、和気あいあいとやってます(笑)。一人の時はずっと台本を読んでいますね。橘一星は、今まで演じた役の中で一番難しい役かもしれないです。今までセリフが詰まって言えないことなんてなかったんですけど、『真犯人フラグ』ではいつもの倍以上台本を見ていても詰まるので…苦戦しています。今は役者として、もう一段階上に行きたいターニングポイントだと思って努力します。

——そういう悩みは日記に書いたりするのでしょうか?

なんで日記のこと知ってるんですか(笑)! 日記は日付から書くことから初めて、今ではもうすっかり習慣になりました。1年半ぐらい続いています。2021年は特に僕の中で一番いろいろあった一年だったので、そのとき思うことだったりを日記を書いていてよかったなと感じています。

——今回、佐野さんはCLASS

——今回、佐野さんはCLASSY.ONLINEには初登場。普段の佐野さんとは少し違う“あざと系男子”のイメージで撮影をお願いしましたが、いかがでしたか?

今までの撮影では、あざとい表情を求められることが少なかったですね(笑)。でも、M!LKの活動では、ファンの方に向けてあざとい系の表情をしたほうがいいのかもしれないなって日記で反省することもあって。これから研究していこうと思っていたので、今日は楽しかったです(笑)。

——俳優業やアーティスト業などさまざまな活動をしていますが、どんなことを心がけてお仕事に取り組んでいますか?

そうですね…「ファンの方たちに喜んでもらいたい」という気持ちは、どんなお仕事でも共通して持っています。これは僕の基本的な軸ですね。あとは、ドラマの現場でもグループの活動でも、制作スタッフさんや周りのメンバーたちと共に作品を作り上げていて、僕一人では活動できない。だから、人との繋がりもとても大切にしていますね。その意識の中には、感謝や謙虚な気持ちを持ち続けるということも入っているのですが、まだまだできないこともあって。家に帰って一番反省することも、そういう周りへの配慮不足が多いです。ダンススキルや演技力もとても大事ですが、周囲への思いやりとか気配りが足りてなかったなと思う時、何よりもショックを受けるし、反省します。

——俳優としてもM!LKとして

——俳優としてもM!LKとしてもますますの活躍が楽しみですが、夢を叶えるために心がけていることはありますか?

自分の中で大切にしていることを、毎朝毎晩、口に出して言うようにしています。素敵だなと思った言葉や思いでも、人は時間が経てば忘れてしまうものなので。毎日ちゃんと口に出して、自分の声で自分自身に気づかせるようにしています。毎日言う言葉、いくつかあるんですが、その中でも「周りの人を幸せにする」「自分の大切な人を大切にする」「自分も幸せにする」「人生は喜ばせ合戦」は欠かさず毎日唱えることですね。この言葉たちは、常に自分の中に持っている信念みたいなもの。この話、初めてインタビューで話しちゃいました! これだけは言わないようにしていたのに、恥ずかしいです(笑)!

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ふわふわニットに包まれての撮影に、初めは「どんな顔をすればいいの…?」と戸惑っていた佐野さん。でもそこはさすが俳優! しばらくするとすっかりリラックスし、さまざまなポージングを披露してくれました。次回も魅力的な表情をたっぷりお届けします。お楽しみに!

ドラマ『真犯人フラグ』毎週日曜日22時30分より放送中!

企画・原案を秋元康が担当し、『あなたの番です』(日本テレビ系)制作スタッフが贈る完全オリジナルのミステリードラマ。ある日忽然と消えた妻と子どもたち。取り残された“悲劇の夫”相良凌介(西島秀俊)は、たったひとつのSNS投稿をきっかけに、日本中が注目する“疑惑の夫”に。社会的に追い詰められながらも、真実を暴く壮絶な戦いに挑んでいく。果たして凌介は、愛する家族を取り戻せるのか—。佐野さんは、ITベンチャー企業を立ち上げた若手起業家で、凌介の娘・相良光莉の彼氏で凌介とともに失踪した家族を捜索する大学生・橘一星を熱演している。

公式サイトはこちらから

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【衣装詳細】
ニット¥281,600 パンツ¥107,800 スニーカー¥92,400/すべてロエベ(ロエベ ジャパン クライアントサービス tel.03-6215-6116)他スタイリスト私物

撮影/橋本憲和 ヘアメーク/望月光 スタイリング/伊藤省吾 取材/川端宏実 編集/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集室)

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表紙モデル:山本美月

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