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「初めてのデートで、観てはいけない映画」4選【理由はいろいろですが…】

今回は、初めての映画デートで観てはいけない映画を4本紹介します。どれもすべて良作ですが、初めてのお家デートで鑑賞してしまうと、気まずい空気が流れたり、会話がなくなりかねない映画もありますのでどうか気をつけて鑑賞を。アラサー世代におすすめの自己啓発できる映画やデート映画もチョイスしているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

日曜の夜にこの作品はキツい…

「日曜の夜に見てはいけない映画」4選【理由はいろいろなんですが…】

1.『クワイエット・プレイス』

鑑賞後、カップルで無言になる可能性大

実生活でも夫婦であるエミリー・ブラントとジョン・クラシンスキー主演、さらにクラシンスキーが監督・脚本を手掛けたサスペンスホラーです。全米では「IT」を超えるスマッシュヒットとなりました。音に反応して人間を襲ってくる「何か」によって人類滅亡の危機に瀕した世界で、音を立てずに生き残った一つの家族の壮絶な戦いを描きます。ただのホラーではなく家族の絆が描かれていて感動もする映画ですが、「音を出したら殺される世界」の設定なので、緊張感と没入感が凄まじい。作品にのめり込むほど、鑑賞しているこちらも無音状態になり、観賞後も独特の音を出さない設定の疲れを引きずり、まったく喋る気がなくなります。吊り橋効果は十分に得られる映画ですので、相手のことを知ってからデートで見るのが個人的にはオススメです。90分という試聴時間も見やすいですし、本物の夫婦共演ということで、命がけで助け合う姿はドキュメンタリーではありませんが、違った萌えポイントを味わえる作品です。

2.『ミッドサマー』

別れたいカップルは、ぜひ一緒に鑑賞を

今ハリウッドが”1番組みたい監督”と言っても過言ではないアリアスター監督によるスウェーデンの夏至のお祭りを舞台にした画面明るめのホラーです。スウェーデンの奥地の楽園のように美しくも謎めいたコミューン。カラフルな花冠、白いリネンのワンピース、花や木の実にあふれた一見するとなごやかな村で行われる100年に1度のお祭りミッドサマーに参加することになったアメリカ人留学生たちの恐怖に陥っていく様を描き、とにかく終盤はエログロを極めております。 「『この2人は別れたほうがいい』というカップルが周囲にいたら、ぜひおすすめしてください」と監督も自らコメントし、自身の失恋の体験を昇華させるために作ったと言っても過言ではない作品なので当然初デートには向きません。とあるシーンで業火が登場しますが、恋人との思い出を燃やしたとしか思えないメタファーに。監督に一体何があったのでしょうか…。慰めてあげたくなります…。
この映画に登場するアメリカ人カップルは交際歴4年ですが、男性の気持ちが彼女から離れているので2人の間に性的情熱は消えていて、男性サイドはスウェーデン女との“秘めたる交流”を楽しみにしています。そんな彼氏に対して彼女が下す裁きもお楽しみください。浮気された経験のある女性はおそらくスカッとします…。ムカつく男性と別れたばかりのときは恋の傷を癒やす映画になりますし、別れを自ら切り出しにくい女子にとってもサヨナラの特効薬になるかもしれません。

3.『お嬢さん』

変態描写のオンパレード!気まずい空気間違いなし

1939年日本統治下の韓国を舞台に、お嬢さんの遺産を狙う、とある詐欺師が計画した富豪家族の財産強奪の行く末を追いかける、エロティックサスペンス映画です。韓国、日本共に成人映画指定ですが、エロいだけじゃなく、とにかく仕掛けのある脚本は映画に騙される快感を味わえる傑作。登場する大豪邸はディテールにこだわっていて、その豪邸を素晴らしいカメラワークで撮影されていて圧巻の映像美。こちらも迷い込んだ気分になれて没入感もGOOD!そんな良作ですが、残念ながら初映画デートで異性との鑑賞は向いていません。その理由は一言で言いますが、変態指数100%といっても過言ではないほどのド変態描写で構成されている映画だからです。お嬢様と侍女による超濃厚なラブシーン、官能小説朗読会、春画、ムチ…。とくに男性のお客様を集めて、お嬢様による“官能小説の朗読会”が開催されるシーンがありますが、幼顔女優キム・ミニが決して完璧とは言えない辿々しい発音で読み上げるエロ小説は未体験の生々しさの極みです。しかもこのシーンは長丁場で、妙な雰囲気になりかねません。「私は何を見させられているんだ…」と冷や汗が流れます。また春画のシーンもわざわざ虫眼鏡で秘部をアップにしたり、どう反応したら良いかの戸惑いの演出が続きますのでご注意を。面白い映画なのは間違いないので1人の夜に、ぜひ。

4.『ザ・ハント』

グロめの描写は、カップルよりおひとりさまに向いています

米国では内容の過激さや社会風刺要素が強すぎると、ドナルド・トランプがTwitterで猛批判。一時公開中止にもなった問題作です。目が覚めたら猿ぐつわをはめられた状態で人間狩りゲームに参加させられる獲物12人の運命はいかに…。富裕層と言える上流階級と庶民階級の溝を“金持ちが人間狩りを楽しむ社会”という構図で描いた人間狩りアクションで、流行りのデスゲーム系ジャンル『イカゲーム』同様の勝ち組・負け組的な要素が加わり、さらに嫌な話になりました。美男美女が登場して「可愛い!カッコいい!素敵な主人公カップル!」と心を踊っていると数分後には即死亡したり…予測不能の展開が続きます。死に方もグロめなので、初デートには向きません。誰が主人公なのか、ついでに誰が味方なのかもわかりませんが、始まってからは怒涛。
89分と短い時間で鑑賞できますし、精神的にも肉体的にも強い女が登場するので、仕事を頑張りたい日の前夜にもってこいの映画です。残酷描写の続く作品ですが親切な点もあり、デスゲーム系の作品でありがちなのは”運営者サイドの目論見”がわかりにくい作品が多かったりしますが、本作はストレートな現代的なメッセージがとてもわかりやすいです。ネットの悪口やSNSのトラブルの散乱するこの時代にピリリと効くメッセージにしびれます。

いかがでしたでしょうか?はじめての映画デートでは向きませんがどれも特異な設定で映画ならではの世界を味わえる作品群です。現実逃避したい夜にはぴったりですので、ぜひチェックしてみてくださいね。

この記事を執筆したのは 東 紗

この記事を執筆したのは
東 紗友美(ひがし さゆみ)
’86年、東京都生まれ。映画ソムリエ。元広告代理店勤務。日経新聞電子版他連載多数。映画コラムの執筆他、テレビやラジオに出演。また不定期でTSUTAYAのコーナー展開。映画関連イベントにゲスト登壇するなど多岐に活躍。
http://higashisayumi.net/
Instagram:@higashisayumi

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