2回にわたってお届けしている俳優・渡邊圭祐さんインタビュー。12月に上演される舞台『彼女を笑う人がいても』出演の話に続き、今回は渡邊さんのプライベートな素顔に迫ります。
――渡邊さんってどんな人? ご自身ではどんな性格だと思いますか。
「楽観的かな。あと、雑です(笑)。プライベートな面では何に対しても雑。たとえば友達から『一週間後のいついつ空いてる?』って連絡が来たら、空いてようが空いてなかろうがいったん空いてることにするっていう(笑)。『いいけど何するの』って、その場のノリで答える(笑)。すごく気分屋なんですね。何したいか何をやるか、その時々の気分で動く。自由だと思います。その時は行くって言ったのに、前日になって本当に行きたくないなって思っちゃうことも全然あります(苦笑)。でもなんだかんだ、行くんですけどね(笑)。行ったら楽しいのはわかっているんです」
――お仕事以外で今、ハマっていることや趣味はありますか?
「趣味がないんですよ。だからこそ、今年は趣味を見つけたいなと思ってカメラを買ったんです。ドラマ『推しの王子様』で共演した谷 恭輔さんも趣味がないとおっしゃっていて。谷さんと『趣味見つけましょうよ』って話から釣りに行こうってことになったので、今はそれにハマりたいです。釣りの道具も最初はレンタルにして、楽しいかどうかハマれるかどうか判断したいと思います(笑)。欲を言えば船を出して沖釣りしたいけど、シーズン的にも行くなら山かな。渓流釣りとかして、自然に癒しを求めたいです」
――一番楽しいのは何をしている時?
「仕事を除くと、やはり地元の仙台に戻って友達に会ってる時かな。もちろん親にも会いますが、友達と過ごしてる時が一番充実してる時間だなって。地元の友達とは今も密に連絡を取ってますね」
――「仕事を除くと」と言うことは、一番楽しいのはお仕事ですか?
「それは言いすぎかもしれない(笑)。でも本当に仕事もすごく楽しめています。大人になると、仕事って基本的に人生のメインじゃないですか。でも仕事以外のことが息抜きになっているので、それが楽しめてないと続けていられない。役柄によっては苦しいと思うことももちろんあるけれど、そういうことすらも楽しめていて充実感を得られている。今のところ、この仕事はすごく自分に合っていると思ってます」
――11月には28歳になる渡邊さん。CLASSY.読者とほぼ同世代ですが、リアルなところで好きな女性のタイプは?
「リアルなところで、ですか(笑)。飾らない人が素敵だなと思います。自分をとりつくろわない人って言うのかな。たとえば学歴とか収入とか何にも頼ってないというか、そのまんま、ありのまま私です、っていられる人が話してても魅力を感じます。裸できてるなって感じがするし、たくましさや自立してる感があって信頼ができる。そういう方は人としても女性としても魅力的だし、素敵だなと思います」
――そんな女性に対して、どんなところにキュンとしますか?
「基本、ギャップには弱いです(笑)。サバサバしていて『私のことはいいから』なんて言ってる人が、いざお付き合いしてお酒飲んだら肩に頭のせる系の甘え方をしてくるとか。『そんなこともできるんですか?』ってなっちゃうような(笑)。そういうわかりやすいギャップでも、やっぱり男はね、弱いもんですから」
――お酒が好きなんですね。
「お酒、すごい好きですね。日本酒も飲みますけど、最近はシーズン的にビールとハイボールしか飲んでないですね。家で一人で日本酒を飲んでると、ちょっと寂しくなる気がして(笑)。年齢的にもまだ早いかな」
――理想のデートを教えてください。
「シンプルでいいです。昼からお酒が飲めればそれでいいです(笑)。食べ歩きがしたいですね。沖縄でも海外でもいいですけど観光地に行って、景色の良いところで『わー、キレイ!』って昼からビール飲んで――。ざっくりしたデートがしたいですね。自然を感じつつ、お酒が飲めればベストだなって。そういうことができる状況になるといいですね」
――デートというより旅ですね。自然豊かなところでゆっくりしたいという。
「癒しを求めてるのかもしれないです(笑)。都会に飽きてきてるのかもしれない(笑)」
――結婚願望はありますか?
「もちろん! 一番の親孝行だなって思います。親のためにってわけではないですけど、生涯のパートナーをみつけられるって純粋に素晴らしいことじゃないですか。友達に対しても、こんなにありがたみを感じていますから」
――もし結婚するなら、ここだけはこうあってほしいという条件はありますか?
「おおっと……部屋とか汚さない人であってほしいです(笑)。すごくキレイ好きじゃなくてもいいんですけど、一緒に暮らすことを考えるとガサツすぎるのはちょっと困るかな(笑)」
渡邊圭祐
‘93年11月21日生まれ 宮城県出身●’18年~’19年『仮面ライダージオウ』でドラマ初出演。ウォズ/仮面ライダーウォズを好演、注目を集める。その後、話題のドラマに立て続けに出演し今年7月クールのドラマ『推しの王子様』でヒロインの相手役に抜擢される。他の主な出演作はドラマ『恋はつづくよどこまでも』『MIU404』『直ちゃんは小学三年生』『恋はDEEPに』、映画『ブレイブ-群青戦記-』など。
『彼女を笑う人がいても』
日本演劇界を代表する演出家の一人である栗山民也と、気鋭の劇作家・瀬戸山美咲がタッグを組んだ新作舞台。2人が題材としたのは「安保闘争」という歴史的事件。現代と1960年安保闘争の二つの時代を舞台に、二人の新聞記者の姿を通して報道の真実や正義を問う。作/瀬戸山美咲、演出/栗山民也、出演/瀬戸康史 木下晴香 渡邊圭祐 近藤公園 阿岐之将一 魏涼子 / 吉見一豊 大鷹明良●12月4日(土)~12月18日(土)世田谷パブリックシアター、12月22日(水)福岡市民会館・大ホール、12月25日(土)~12月26日(日)刈谷市総合文化センター 大ホール、12月29日(水)~12月30日(木)兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール 公式サイト
撮影/イマキイレカオリ スタイリング/岡本健太郎 ヘアメーク/木内真奈美(OTIE) 取材・文/駿河良美 構成/中畑有理(CLASSY.編集室)
トップス¥297,000 インナー¥148,500 パンツ¥192,500 シューズ¥148,500(すべてディオール /クリスチャン ディオール ☎0120-02-1947)