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【フリーアナ・宇賀なつみさんの仕事観】「自由だからこそ“揺るがない軸”が大切」

リモートワークが当たり前になり、仕事との向き合い方が柔軟化しつつあるニューノーマル時代。キャリアの重ね方が多様化している今、知りたいのは“自分らしい働き方”をどうやって手に入れるかということ。CLASSY.ONLINEでは、仕事にプライベートに輝く読者世代の“ワーキングウーマン”にフォーカス。彼女たちが選んだのは「会社を辞めてフリーランスになる」という決断でした。

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特集1回目のゲストは、フリーアナウンサーの宇賀なつみさん。会社を辞める決意に至った理由や、フリーランスとしての挑戦について伺った前編に続き、今回は“フリーランスで働くことの魅力”を教えてもらいます。

◆インタビュー前編はこちらから

元局アナ・宇賀なつみさんが“脱サラ”した理由とは?【アラサー世代の“自分らしい働き方”】

PROFILE
宇賀なつみ(うがなつみ)●1986年東京生まれ。2009年テレビ朝日に入社し、入社当日に「報道ステーション」気象キャスターとしてデビュー。その後報道、情報、バラエティ番組を幅広く担当し、2019年33歳で同局を退社しフリーランスのアナウンサーとなる。大好きな旅行について発信する旅エッセイ「わたしには旅をさせよ」(朝日新聞デジタル)の連載や自身のルームウェアブランド「sana me」(https://sana-me.com)運営など幅広く活躍。プライベートでは大のお酒好きとして知られる一面も。 Instagram:@natumi_uga

会社員とフリーランス…“自分に合うスタイル”で働けることが幸せ

CLASSY.ONLINE(以

CLASSY.ONLINE(以下、C):いざフリーランス転身してみていかがですか?

会社員の頃はアナウンサーという職種を極めるよう努めていましたが、独立してからは事務作業から経理、営業活動までジェネラリスト的に何でもこなすワークスタイルに。大変ですけれど、それが心地良いんです。昔から好奇心が旺盛で、新しいことに挑戦して経験が積めたら、どんどん次にいきたいタイプ。フリーランスを選んだのも、会社員を10年経験したことで、次は会社の外に出てみたいと思ったからなんです。

私には自由な働き方が合っていたけれど、組織のなかに身を置く方が輝ける人もいると思うんですよね。どんな働き方が自分に合っているのか、会社員とフリーランスをどちらも経験してから見つかることもあると思います。どちらにしても、夢があるのはいいこと。希望を持って働ける環境が大切だと思います!

C:お仕事の忙しさは、会社員時代と変わりましたか?

会社を辞めて半年くらいは月に10回くらいしかお仕事がなくて、暇で耐えられないくらいでした(笑)。これはダメだと積極的に仕事に向き合ったらありがたいことに本当に忙しくなり、今度は休みなしの仕事詰め。すると今度は疲れ果ててしまって、今は週2日しっかり休むようにしています。自分に合う働き方を知ることができたのは、ハイペースとスローペースの両方を経験したからかもしれません。どちらも経験してから、自分に合うスタイルを選ぶのもいいですよね。でも、詰め込みすぎは良くないかな。私の場合はインプットが足りていないと、何もアイディアが出てこなくなるんです。忙しくても、インプットの時間を持つ余裕を大事にしています。

自由に仕事できるからこそ“確固たる自分の軸”が必要

C:フリーランスをやっていく上

C:フリーランスをやっていく上で“やりたい仕事”と巡り合う秘訣はありますか? お仕事を断らざるを得ないときに気をつけていることは?

会社員時代に出せなかった素の自分を出してみようとか、いつもよりはっちゃけてみようとか、会社員時代の自分と全然違うことをしようとした時期もありましたが、私には合いませんでした。ありがたくも声をかけていただくお仕事と向き合ううちに、自分に求められていることが見えるようなってきたんです。

自分の軸にあるのは“アナウンサー”だと決めて、そこから幅を広げること。そうやってお仕事を重ねていく中で、自分のやりたい仕事が精査されていくと思います。そうしていくうちに、自分が本当にやりたいことを見極められるようになりましたし、自分に合わないと思ったお仕事はきちんとお断りするようになりました。お断りするときはできるだけ早く丁寧に、そして曖昧にしないように気を付けていますね。

C:会社員とフリーランスを比べて、特に違うと思うことはありますか?

フリーランスの場合、お仕事をすればするほどギャランティに反映されますよね。ギャランティは分かりやすく目に見える形で、成果として残るのが面白いなと感じています。スケジュールに合わせて、稼げる金額に強弱をつけたり調整できたりするのも会社員とは違うポイント。待っているだけではやりたい仕事に辿り着けないこともあるので、したい仕事があったら積極的に自分から営業をかけるようにしていて。トライアンドエラーを重ねる中で掴めた仕事は、喜びもひとしおなんです。

宇賀なつみさんの“お仕事3種の神器”はこれ!

  • C:フリーランスをやっていく上

    PC&スマホは“自由なワークスタイル”に欠かせないアイテム

    会社員時代は社外持ち出し禁止だったパソコン。独立後は毎日持ち歩き、どこでも仕事ができるスタイルに。マネージャーがいないので、仕事の電話にも自ら対応。会社を辞めて2週間過ごしたハワイでは、“パソコンとスマホがあれば自由に仕事ができる”という現実に感激でした。

  • C:フリーランスをやっていく上

    デジタル時代だからこそ“手書きの文字”で温かみを添えて

    フリーランスになって意外にも増えたのが、文字を書く機会。小さい万年筆は持ち歩くのに便利。自分で作った色のインクを入れて、手紙を書いたりちょっとしたイラストを書いたりするときに使っています。書類や公的文書にはネイビーの万年筆で。用途によって使い分けています。

  • C:フリーランスをやっていく上

    会社員時代からずっと一緒の革小物

    24歳くらいから使っているスマイソンの名刺入れはスペインのイビザに向かう途中、ヒンスローの空港内のショップで買いました。色も柄も好みで。これを超える名刺入れには出会えなさそう(笑)。紙が好きで本をいつも持ち歩くのでブックカバーも必須。夫からのプレゼントで使い始めて8年くらいです。

C:決まった時間に出社して、定時が来たら退勤。会社員のようなルーティンがない中でモチベーションを保つのに意識していることはありますか?

フリーランスとしての生活は1日たりとも同じ日はないですね。だからこそ、毎日何か新たなチャレンジや発見が生まれるよう意識しています。「今日はこんなふうに原稿を書いてみようかな」とか「今までと少し違うことを文章にしてみようかな」とか、自分で意識的に少し視点を変えてみる。その日1日のテーマを決めて、新しいことと出会えるようにしています。

私、まず朝起きたら「今日はどういう日にしようかな?」と考えるんです。そこで今日1日をどう過ごすかのイメージを固めることが大事。そのあとはテンションを上げるために朝から太陽の光をしっかり浴びて、オレンジジュースを飲んで体を目覚めさせて。今日は「久しぶりの女性誌の取材だ!」ってワクワクしながら来ました(笑)。始まりと同じくらい、1日の終わりも大事で。「今日も1日楽しかった!」と振り返りながら、眠りにつくようにしています。

フリーランスになって…仕事のスタイルにも変化アリ

  • C:決まった時間に出社して、定

    自分のキャリアの軸となるアナウンサーの仕事

    テレビ朝日の番組「池上彰のニュースそうだったのか!!」の進行は、退局してからも引き続き担当。事前打ち合わせではスタッフ、出演者と情報を共有する時間をしっかり設けて収録に臨みます。この番組がきっかけで、教養関係の番組やイベントのMCの依頼が増えました。

  • C:決まった時間に出社して、定

    毎週末は大阪へ。移動の時間も仕事に活用!

    フリーランス転向後初の他局レギュラー番組は関西テレビ・フジテレビ系列の土曜朝の情報番組『土曜はナニする!?』。2020年春から司会を担当しています。毎週大阪へ移動する時間は、読書に充てたり手紙を書く時間にするなどして有効活用するようにしています。

  • C:決まった時間に出社して、定

    番組内では新たな挑戦も!

    『土曜はナニする!?』の不定期コーナー「うがさんぽ」は、たった一人で街歩きをする新企画。ひとりでコーナーを進行するのは、自分のなかでは新たな挑戦。フリーランスになっても新しいことに取り組める環境がありがたいです。

  • C:決まった時間に出社して、定

    大好きな旅の仕事も増えました

    フリーランスになってから、旅番組のオファーも増えました。こちらは三重県にて松阪もめんを着て松阪牛を食べる記念の一枚。仕事とプライベートで全都道府県を訪れたことが自慢です! 早くコロナ禍が落ち着き、旅の仕事を再開したいです。

  • C:決まった時間に出社して、定

    ルームウェアのプロデュース業にも挑戦中!

    今年の春に、「sana me(サナメ)」というルームウェアブランドを立ち上げました。シックなカラーリング展開で、素材にもこだわり心地よいカシミア混を使用。おうち時間を素敵に過ごす提案をさせていただいています。

C:アナウンサー以外のお仕事で今取り組まれていることを教えてください。

知人を介してお話をいただいき、今年の春にルームウェアを作りました。コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えて、それまで気に留めていなかったルームウェアにこだわりたいと思い一念発起! 私の好きなテイストでもあるシックなルームウェアを提案しました。自身のブランドとして「sana me(サナメ)」を商標登録し、SNSやInstagramで告知をしたところ、嬉しいことにいろんな方に知っていただき、秋冬の新作も決まりました。先日、伊勢丹新宿店にてポップアップも開催したんです。衣類の大量廃棄が問題になるなかで、型を絞ることで少しでも問題に取り組めたらと考え受注生産で販売しています。「sana me」から生まれたネットワークを通して学ぶことも多く、楽しみながら取り組んでいるところです!

【衣装詳細】
トップス¥14,300(ストラ)パンツ¥15,400(CELFORD/CELFORD ルミネ新宿1店)イヤカフ¥19,800(エル・エー・エイチ・ヴァンドーム青山/エル・エー・エイチ・ヴァンドーム青山 有楽町マルイ店)

〈問い合わせ先〉
エル・エー・エイチ・ヴァンドーム青山 有楽町マルイ店 03-6738-3845/ストラ03-4578-3431/CELFORD ルミネ新宿1店 03-6279-4750

撮影/吉澤健太 ヘアメーク/イワタユイナ スタイリング/近藤和貴子 取材/角田枝里香 構成/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集室)

アラサー読者が本音トーク! 自分らしいキャリアの築き方と理想のワークスタイル。

元TBSアナウンサー伊東楓さんと考える「自分らしいキャリア」の見つけ方。

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