【アンタッチャブル・山崎弘也さんが回答】アラサー女子の悩み相談「自分の意見を上手に伝えるコツは?」

今月悩み相談を受けていただけるのは「山崎弘也さん」

ʼ76年1月14日生まれ、埼玉

ʼ76年1月14日生まれ、埼玉県出身、血液型B型●ʼ94年、スクールJCAの同期生である柴田英嗣とお笑いコンビ「アンタッチャブル」を結成。ʼ03年『爆笑オンエアバトル』第6回チャンピオン大会優勝。ʼ04年『M-1グランプリ2004』優勝。「ザキヤマ」の愛称で親しまれ、数多くのバラエティ番組に出演。現在の主なレギュラー番組は『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』『スクール革命!』『ザキ山小屋』『お笑い実力刃』など。その他、『ロンドンハーツ』『VS魂』『世界くらべてみたら』など、人気番組の常連としてお笑い界の第一線で活躍している。

今月のアラサー女子の相談は…「自分の意見を上手に伝えるコツは?」

ご相談事

気まずくなるのが嫌なので「それは違うのでは?」と思っても飲み込んでしまいがち。もっと自分の意見を言えるようになりたいのですが、人と険悪になるのは困るし…。意見が合わない時に上手に自分の意見を言えるコツが知りたいです!(29歳・金融機関勤務)

おこたえ

伝え方にコツなんてない、飲み込むのも意見の一つ

山崎さんの回答「伝え方にコツなんてないと思います。ちゃんとした意見があれば相手は聞いてくれる」

僕が奥さんに意見とか何かお願いする時は、奥さんの機嫌のいい時にします(笑)。機嫌が悪そうな時に話して言い合いになるのは一番よくないと思うし、「ゴルフ行っていいかな?」とかお願いも通りづらいので(笑)。 仕事現場では違うなと思うことがあっても、みんなが違うと思っていないなら、僕はそれでいい。平和的にいこうよってタイプです(笑)。言えないくらいの意見なら言わないし、上手く伝えることができないくらいで引っ込めてるってことはそこまでの意見じゃないのかな? 伝え方を悩んでる時点で、その意見は却下です。また、仕事のために本当に意見を言わなきゃいけないのか、意見を通すことに快感を得たいのか――。意見することで存在意義を出したいという人もいるので、そこは自分を見つめ直して自問自答していただきたい。 僕は平和大好きですから、揉めるとか嫌でね。人とバチバチして高めていくって人もいるし、そういう人もスゴいと思うけど、僕は本当に穏やかに生きていきたい。そのためなら飲み込みます。飲み込むのも意見の一つですからね。それでもどうしても言わなきゃいけないって覚悟を決めた時には、コツも何も考えてないですね。伝え方にコツなんてないと思います。ちゃんとした意見があれば相手は聞いてくれるし、それが本当に仕事のため自分のためだと思うなら、「コツに頼るなっていうのがコツ」じゃないですか。でも奥さんには、機嫌を見計らってから言いますよ(笑)。お願いを通したいからね(笑)。

アンパンマンでの役は“雲の長老„僕に寄せていただけたのでアゴが割れてます(笑)

スケジュール表に『アンパンマン

スケジュール表に『アンパンマン』って書いてあるのを見つけた時は驚きました。僕にはタイミングをみて伝えようとしてたらしいんですが半信半疑でしたね。ただ4歳の娘がいるので、これは父の強みを見せられると思って嬉しかったです。娘が喜ぶような、家族が嬉しい仕事ってなかなかないですから。僕の役は〝雲の長老〞。ビジュアルを僕に寄せていただけたのでアゴが割れてます(笑)。以前出演した、あるテレビアニメでは本人役でしたが、今回は長老の役ということで少し不安はありました。アフレコのガイドの方の声の長老感がすごくて、抜群に上手いんですよ(苦笑)。つい引っ張られそうになるところを、スタッフの方々に僕に寄せた絶妙な塩梅のところを見つけていただけた。皆さん、優しいんです。アンパンマンを作っている方々は温かい。僕も人に優しくなろうと思いました。映画の公開中は、カンニングの竹山さんにイタズラするのも控えようかな(笑)。僕は〝怒らない〞ってよく言われますが、怒る人ってエラいなって思うんですよ。人に対して怒りを覚えて表現するってことは、その時間を消費しているわけでしょ。怒らなければ、嫌だなと思う人に対して時間を使わなくていい。怒る時間があるなら他のことに使うほうが有効だと思うから。普段の性格は何より面倒くさがり屋です。究極なことを言うと、自分は寝たまま誰かが体を動かしてくれて痩せられないかなって思う(笑)。休日は家で過ごすことが多くなりましたね。最近はチャーシューを煮込んだり、鉄鍋でチャーハン作ったり。熱した鉄鍋に卵を流し込んだ時の音がたまらない(笑)。料理がストレス解消になってます。煮込みが柔らかくなってきたとか膨らんできたとか、どこか理科の実験みたいな感覚で楽しいんです。

『それいけ!アンパンマン ふわ
©︎やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV ©︎やなせたかし/アンパンマン製作委員会 2020

『それいけ!アンパンマン ふわふわフワリーと雲の国』
1989年の劇場版初公開よりシリーズ32作目となる今作。舞台はすべてが雲でできている「雲の国」。ドキンちゃんと偶然に出会った雲の赤ちゃんは、“フワリー”と名付けられ元気に成長し、二人は絆を深めていく。一方、雲の国ではばいきんまんが大暴れして大ピンチに。アンパンマンたちは力を合わせて雲の国を守れるのか、絆と大冒険の物語。監督/川越 淳 声の出演:アンパンマン/戸田恵子 ばいきんまん/中尾隆聖ほか 声のゲスト出演/フワリー/深田恭子 雲の長老/アンタッチャブル 山崎弘也 原作/やなせたかし(フレーベル館刊)●公開中

撮影/平井敬治 ヘアメーク/樅野知子 スタイリング/野田奈菜子 取材・文/駿河良美 撮影協力/AWABEES 再構成/Bravoworks.Inc

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表紙モデル:山本美月

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