「女性をdisりまくる彼が気になる」アラサー女子のお悩み解決【男ゴコロ解体新書】

悩めるアラサーの恋のお悩みに、

悩めるアラサーの恋のお悩みに、作家・心理カウンセラーの五百田達成さんが的確にアドバイス!

教えてくれるのはこの人 作家・

教えてくれるのはこの人
作家・心理カウンセラー 五百田達成さん
1973年生まれ。東京大学教養学部卒。角川書店、博報堂を経て独立。コミュニケーションやジェンダーをテーマに執筆・講演。最新刊『超雑談力』(ディスカヴァー21)が好評発売中。

今月のお悩み

4つ下の彼は、よく「かわいい」「好き」と言ってくれます。新しい服を着れば褒めてくれるし、少しの手料理でも大喜び。愛されていると思うのですが、私以外の女性や元カノに対して「かわいくない」「ああいうの無理」と平気で言うのです。いつか私も言われる側になるのではと思い、付き合っていて大丈夫か不安になります。(32歳・映像)

解答

イキってる彼をたしなめて

なぜ彼はそんなことを言うのか。理由は簡単「イキってるから」です。仕事も恋愛も脂が乗って調子に乗っている。かわいい彼女ともラブラブで順風満帆。人生こわい物なしで浮かれてるので、つい周囲の女性を無神経にディスってしまうというわけ。まさに「自信」と「尊大」は紙一重です。それはたとえるなら、思春期の男子高校生が部室で雑誌のグラビアアイドルについてああだこうだ言うようなメンタルで、ほほえましいといえばほほえましい光景です。が、しかし。もしこれが「彼がご飯屋さんの店員に横柄な態度で接し、あれこれと偉そうに命令している」だったらどうでしょう? ほほえましいで済むでしょうか?
人に対して傲慢に振る舞い、敬意を示さないという意味では、女の子を口撃するのも、店員さんに偉そうにするのも同じ心理。みっともないし、痛々しい行為です。
「いつか私も言われる側になるかも」とのことですが、それは大丈夫です。あなたが書いているように、おしゃれをして、手料理を振る舞っているうちは。つまり、彼があなたのことを好きでいるうちは…。そうじゃなくなったときは、そうですね、想像通りのことが起きるかもしれません。
というわけで、彼が今度そういうことを言う度に「自分のことじゃなくても傷つくよ」「言う度にあなたの株が下がるよ」と、丁寧にたしなめていきましょう。彼の品性を管理して社会に迷惑をかけないようにするのは、パートナーとしてのあなたの責任です。
万が一そこで、「は?別にいいじゃん」「だってブスなものはブスだし」とむくれるようだったら、残念ながら一緒にいてあげる価値はありません。そっと離れて、品性の管理は他の人に任せることとしましょう。

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最新号 202412月号

10月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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