圧倒的なカッコよさで日本はもちろん、世界各国の女子を夢中にさせている町田啓太さん。俳優として着実にキャリアを積み、2度目の大河ドラマ出演となる『青天を衝け』では土方歳三役に。多忙な日々を送る町田さんのリラックスした表情にクローズアップします。
どういう俳優でありたいかその答えがちょっとでもみつかれば
――昨年秋に出演したドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』は、“チェリまほ„と呼ばれる大ヒット作となりました。
「“チェリまほ„のように、こんなに作品のことで話しかけていただくことは今までなかったかな。作品のパワーもありますが、制作に関わったスタッフさんや共演者の皆さんとの出会いが本当にありがたかったなと思います。多くの方にいろんなところで楽しい作品だと言ってもらえるのもありがたいし、それで“チェリまほ„を知らなかった方も見てくださる。僕にとって特別な作品になりました」
――放送中の大河ドラマ『青天を衝け』では“チェリまほ„とまったく違う世界観で新選組・土方歳三を演じています。
「常々、大河ドラマに出演したいと思っていたので光栄でした。大河出演は2作目ですが、やはり特別な思いがありますね。今作は新選組を描いた作品ではないので、渋沢栄一に新選組の土方歳三がどう関わってくるのか、渋沢と土方が実は出会っていてともに仕事をしたという関係性を大事にしたいと思っています。殺陣のシーンもあるので、筋肉痛になりながら稽古をしました。殺陣の経験は少ないのですが、小学校の低学年から剣道をやっていて剣術や殺陣に憧れもあったので、純粋に楽しく挑戦させてもらっています。時代劇も好きで、祖父がよくテレビで観ていたのを一緒に見てましたね。剣道を始めたのはマンガやアニメの影響でしたが、単純に刀で闘うことが楽しかったんだと思います。特に試合が大好きでした。小学生にしては身長も高かったのでちょっとだけ人より強かったかな(笑)」
――今年で俳優デビュー11年目となりますが、今思う、理想の俳優像はありますか?
「どういう俳優でありたいか……考えながらずっとやっているのかもしれません。その答えはハッキリとは見つかってないです。それがちょっとでも見つかったらいいなと思ってますが、頑張って続けていくしかないですね。ただ、無理なくやろうとは思うようになりました。自分自身をないがしろにしてまでやることが本当にいいことなのかなあと思ってしまって――。そういう無理をしなくても楽しく頑張れることが健康な状態だと思うので、そうありたいですね。つい仕事ファーストになりがちですし、なかなかできないことではありますが、本来の自分が窮屈になることはしたくないと思っています」
Keita Machida
‘90年7月4日生まれ 群馬県出身 血液型O型●劇団EXILEのメンバー。‘10年より俳優として活動を開始。昨年の出演ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』が日本のみならずアジア各国でも大人気に。最近の主な出演作はドラマ『西荻窪 三ツ星洋酒堂』、映画『きみの瞳が問いかけている』、配信ドラマ『今際の国のアリス』(Netflix)など。放送中のNHK大河ドラマ『青天を衝け』では新選組の土方歳三を演じている。町田さんを主人公にした作品のマンガ化&ドラマ化プロジェクトがテレビ東京×「めちゃコミック」で進行中。
撮影/渡辺謙太郎 ヘアメーク/KOHEY スタイリング/Hirohito Honda(Hirohito Honda スタイリングオフィス) 取材・文/駿河良美 再構成/Bravoworks.Inc
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