元AKB48総監督で現在はタレントとして幅広く活躍する高橋みなみさん。令和元年に結婚し、今年30歳を迎えたCLASSY.世代の高橋さんが初のレシピ本『たかみなの毎日食べたくなるそこそこごはん』を出版。レシピのキーワードでもある“そこそこ”をテーマに、気になる高橋さんの結婚生活に迫ってみました。主婦業って大変? 夫婦で家事はどう分担してる? 肩の力を抜きつつ、でもしっかり幸せ♡のヒントが満載です!
決して怠けることじゃない。“そこそこ”は息抜きのヒント。
書籍の出版おめでとうございます! “そこそこごはん”ってとても素敵な言葉だと感じました。
結婚してすぐは、お互い仕事をしていて、彼は会食も多いので外食が多かったんです。晩ご飯を家で食べるのは週3、4回くらい。でも、コロナ禍で仕事から直帰する生活に変わり、自宅で料理する回数が格段に増えました。生活のリズムが大きく変わって、料理に対して自分のバランスの取り方を考えて、行き着いたのが“そこそこ”だったんです。毎日全力でご飯作りに向き合っていたらいくら時間があっても足りないので、“そこそこ”で済ませようと気持ちを切り替えました。効率を考えて料理をするようになったし、器用になったと思います。
毎日のご飯作りってどうしても大変そう、というイメージがついて回ります。
そうなんです! 私も完璧主義者なので、おかずも一品ではなくてたくさん作りたい派で…。でも、毎日品数多く作るのはやっぱり大変。どれだけ料理が好きでも義務になるとつらくなってしまいますよね。でも手抜きっていう言葉は少しネガティブな感じもして…そこで思いついたのが“そこそこ”というキーワード。“そこそこ”って決して怠けることじゃなくて、続けていけるように工夫するということなので、息抜きのヒントになると思います。
自炊でしか味わえない喜びを知ってほしい
高橋さんが自炊を始めたきっかけは?
私の自炊のきっかけは、実家のハンバーグを食べたかったこと。AKB48時代、一人暮らしを始めて体調を崩してしまったのをきっかけに、母にレシピを聞いて作ってみたのが始まりです。食べたいものを作れるようになると、幸福度も上がりますよね。
例えばおうちで作るカレーとか、家でしか出せない味を「今どうしても食べたい!」っていう衝動って、キッチンに立つきっかけになるんじゃないかなと思います。ぱっと頭に浮かんだ食べたいものを「作ってみるか」の感覚で作ってみるのがいいと思います。出来立てのおいしさって、配達では叶わないときもありますよね。野菜をさっと炒めるだけでもいいと思うんです。出来立てっておいしい、その味をしめるとキッチンに立つことも億劫ではなくなるはず!
おうちでも、家事の総監督でいたい派です(笑)
高橋さんが結婚生活で“そこそこ”にしていること、お料理以外にもありますか?
自分でやりたいっていうタイプの人間で、できれば家事の主導権は自分が持っていたいので、苦手な家事だけ夫に頼んでいます。おうちでも、家事の総監督でいたいんです(笑)。でも、仕事をしているので、毎日完璧に家事をこなすのは無理。だから「金曜日は家事の日!」と決めています。その日以外は家事を完璧にこなせなくても大丈夫、というマイルール。もともと金曜の昼間は仕事のスケジュールが空きやすいのもあって、金曜日にすっかり家事が片付けば、週末は綺麗なおうちで過ごせるというメリットもあるんです。
家事は義務にしてしまうとつまらないから、そこで楽しさを見つけるようにもしていますね。夫婦間のルールはそんなに細かく決めていなくて、朝仕事に出るのが遅い方が猫のお世話をするとか、そんなプチルールがあるくらいです。
PROFILE
高橋みなみ●1991年4月8日東京都生まれの30歳。AKB48グループの初代総監督を務める。AKB48を卒業後はタレントとしてTVやラジオなど幅広く活躍。令和元年5月に結婚する。6月3日に初のレシピ本「たかみなの毎日食べたくなるそこそこごはん」を発売。Instagram:@taka37_chan
高橋みなみ初のレシピ本『たかみなの毎日食べたくなるそこそこごはん』好評発売中!
日々の家事に追われて苦しんでいる方に、たかみなが提案する時短・簡単に変わる新たなキーワード【そこそこ】。毎日のことだから「そこそこでいい」「手を抜くことは悪いことじゃない」と、【そこそこ】を、背中を押すポジティブワードに変換することを提案。料理も家事も「そこそこ」で、みんな幸せ! 毎日ご飯を作ることが大変だと思っていた人も、【そこそこごはん】で料理が楽しくなる! そんな願いが込められた一冊です。
撮影/千葉タイチ 取材/角田枝里香 構成/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集室)