時代的にも他人との関係性が希薄になり、自分の異常さに気づいていないやばいメンズが溢れていたりする世の中。そんな、思いがけず出会ってしまった、やばめなメンズ(=地雷男)たちにはどう対応すべきかを、“男性学”のプロ・田中俊之先生が解説します。ライターの周りで実際起きた体験談を元に、好評連載中。
こんなメンズに会いました
クリエイター男子「黒歴史に触れてしまった?」
某クリエイター男子と飲んでいた時。「お笑いって、物事を斜めから見るような人が向いてるよね。クラスの端っこにいるような…」と語られたので、「じゃあ、●●さんはクラスの端っこにいるような感じだったんですか?」と言うと、ちょっとムッとされた。もしや黒歴史だった?
どう対応すべきだったのか?田中先生のおこたえ
「客観的にどう思うかを気づかせてあげるエピソードの例を出す」
この手の人が考える「序列」は、まず女性は競争の外にいて男性の中での序列の話だと思うんですが、例えばサッカー部にいて、クラスの中心みたいな人に比べると、自分は序列が低いという認識があるんでしょう。でも、「それがあったから今では役に立ってはいるわけですよね」と、女性側は褒めたつもり。しかし彼からすると「高校の時のスクールカースト低かったんでしょ」と言われたと捉えているので、微妙な反応に。たぶんクラスの中心にいなかったという劣等感があり、彼にとっては今でも後をひいてしまっている。
つまりこれも、変更がきかない過去の事実が引き金に。彼はアニメに出てくるような華やかな高校生活は送れなかったわけで、でもそれで簡単に機嫌が悪くなるのは大人として問題ですけれど。
何でもマウントに捉えてくる人に対して、どうするかを考えないとですね。問題は同じかたちはしているけど、本人が直で傷ついていない別の人のエピソードを話して客観的にどう思うかを気づかせてあげるといいのかもしれません。過去の変えられない経歴について話したら男性が不機嫌になり、相手に対して「わたしが悪かったのかな」という気持ちにさせたというエピソードを。
解説していただいたのは、田中俊之先生
大正大学心理社会学部准教授
田中俊之(たなか としゆき)
1975年生まれ。専門は男性学・キャリア教育論。2008年、博士号(社会学)を取得。武蔵大学・学習院大学・東京女子大学等非常勤講師、武蔵大学社会学部助教を経て、2017年より現職に。男性学の第一人者として、各メディアでも活躍。
イラスト/Nobby 取材/田村宜子 構成/菅谷文人(CLASSY.ONLINE編集室)
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