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【芸人・吉住】自分目線だけを捨てたら、「THE W」で優勝できた

女芸人No.1決定戦「THE W」で見事優勝し、一躍有名になった吉住さん。CLASSY.世代と同じ31歳の働く女性として、真摯にインタビューに応えてくれました。2回目は、「女審判ネタは自信のないネタだった」という吉住さんがどうやって優勝をつかんだかについて。職業は違えど、社会人として参考になる金言満載です。

前回のインタビューをチェック

【芸人・吉住】恋愛ネタを振られすぎで、「うっせーわ」と言うところまでTVで見せていきたい

「自分では、もっとドロドロとしたネタが好みです」

「THE W」で優勝した際に披

「THE W」で優勝した際に披露した女審判と銀行強盗のコントはもともと、自信があるネタではなかったんです。ヒコロヒーさんとのツーマンライブ前に作家さんにネタ出しをする機会があって、当時自分的にはあまり面白いと思っていなかった女審判のネタを「作ってみたら?」と勧めてもらったんです。個人的には「え〜あんまり面白くないと思うけど…」とは思いつつも、その日の夜には作って、作家さんに送っていましたね。すぐに作家さんから「面白いね」と返答をもらって、そのときも「面白いのか?」と半信半疑でした(笑)。正直、お客さんの前で披露してウケるまで全く自信はなかったですね。

私自身はグツグツ煮詰めたようなドロドロしたネタが好きだけど、大衆受けするのはもう少しカラっとしたネタなんですよね。そういう意味でも作家さんにはとても感謝していて、あの言葉がなければ女審判と銀行強盗のネタもとっくに捨てていたと思います。こうやって少し名前を知ってもらえるようになると、自分が好きなネタだけではなくて、みなさんに喜んでもらえるネタ作りが必要になってくるので、周りの意見を柔軟に聞き入れる耳は持ち続けなければなとは思いますね。

 

「ひとりよがりの自分に気づいて」

芸人を続けていく以上、どういうものが今面白いと思われているのかという感覚は持ち続けていなければと思っています。ライブに来てくださるお客さんのアンケートは毎回しっかり読み込みますし、芸歴6年で培ってきた、「このボケなら安全だろう」みたいな感覚はなんとなく自分のなかにあるのでそれを頼りに日々ネタ作りをしています。

コロナ禍でお客さんを入れたライブが難しい今、ネタを磨く作業は難しいというのが現実。テレビはライブのようにお客さんが目の前にいて、生の反応が見られるという環境でもないので、たくさん自信のあるネタをいまのうちに作って、ライブができる日を心待ちにしています。自分が面白いと思ったものを人に伝える作業は、芸人をしている以上は必要不可欠なんですよね。「自分はこんなに面白いのに認められない」というのはひとりよがりだなって。伝える努力をし続けられるかが、芸人として求められているのだと思うのです。

「誰もいない隙間を狙ってます」

よく取材で「ライバルはいますか

よく取材で「ライバルはいますか?」と聞いていただくのですが、これまでの芸人生活で私がずっと考えてきたのは、ライブシーンで自分よりウケている人がたくさんいる中で、どうやったら自分がテレビに出られるのだろうかというところ。ある意味、隙間産業といいますか(笑)。誰とも被っていないというのが、ディレクターさんに選んでもらいやすいんじゃないかとは思いますね。

振り返ると、“誰とも被らない”というのを昔から意識的に目指してきました。というのも、面白い先輩たちと一緒にライブに出させてもらった際、お客さん向けのアンケートに「1番面白かった芸人」という欄があって、そこに私の名前は書かれなかったんです。きれいなコントだけをやっていても、インパクトがある芸人さんには勝てない現実を身をもって体感しました。どうやったら先輩方に勝てるのかを追求した結果、今のスタイルに行き着いたんじゃないかな、と思っています。

PROFILE

1989年11月12日生まれ。福岡県北九州市出身。「THE W(ザ・ダブリュー)2020」で4代目チャンピオンに輝く。ライブ形式で撮り下ろされた、初のベストネタDVD「せっかくだもの。」が3月31日に発売。

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