悩めるアラサーの恋のお悩みに、作家・心理カウンセラーの五百田達成さんが的確にアドバイス!
教えてくれるのはこの人
作家・心理カウンセラー 五百田達成さん
1973年生まれ。東京大学教養学部卒。角川書店、博報堂を経て独立。コミュニケーションやジェンダーをテーマに執筆・講演。最新刊『超雑談力』(ディスカヴァー21)が好評発売中。
今月のお悩み
7歳下の彼がいます。私はオシャレと言われるお店やエリアに行く機会が多いのですが、彼はそれが気になるようで…。彼の選んだお店でデートする度に「こういうところ好みじゃないでしょ?」と拗ねられるのもイヤだし、正直、自分好みの店に彼と一緒に行けないのも辛い。これって結局、〝合わない〟ってことでしょうか。(32歳・マスコミ)
解答
合わせなくていいのでシンプルに提案を
オシャレなお店、都会的なセンス…。いいですよね〜。できればそういうデートを自然に演出できる彼氏とつきあいたいものです。しかし!ぶっちゃけ、オシャレだのセンスだのというものは、年を取れば誰でもある程度身につきます。彼にしたって7年後にはそこそこ成長しているはず。そもそも、センスの良し悪しなんて怪しいものです。あなたが好きなもの・好きなお店は、別に「いい」わけではない。ただのあなたの「好み」です。
例えば彼があなたのわからないアニメや特撮の話をしてきたとしましょう。彼は「こんなことも知らないの⁉無知だなあ」と呆れるかもしれませんが、あなたとしてみれば「は?知らないし!」ですよね。それと同じです。まずは、彼よりも自分の方がセンスがいい、オシャレと思うのはよしましょう。そういう気持ちを持っている以上、彼は拗ね続けることになります。
かといって無理に彼の趣味に合わせる必要もありません。そうではなく、シンプルにあなたが好きなものを提案するのです。
「こういうお店に行きたいからつきあってくれない?」「こういう場所が好きなので一緒にお店を探してほしい」そこには、相手をリードしてあげようとか、教育してあげようという気持ちは一切不要です。単に「私は一緒に行きたい」と相談するのです。そうされたときに、彼が素直に「オッケー!」と受け入れるのか、それでもなお「どうせ…」といじけるのか。そこばかりは大きな分かれ目。「合わない」と判断を下すのはそれからでも遅くはないでしょう。
センスは作れますが、素直さは生まれ持った素質。年上・年下関係なく、どんなささいなことでも話し合えるパートナーを選びましょう!
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