「彼をキープしておきたい私はヒドい?」心理カウンセラーがアラサーのお悩みを解決!|男ゴコロ解体新書

悩めるアラサーの恋のお悩みに、作家・心理カウンセラーの五百田達成さんが的確にアドバイス!

教えてくれるのはこの人 作家・

教えてくれるのはこの人
作家・心理カウンセラー 五百田達成さん

1973年生まれ。東京大学教養学部卒。角川書店、博報堂を経て独立。コミュニケーションやジェンダーをテーマに執筆・講演。最新刊『超雑談力』(ディスカヴァー21)が好評発売中。

今月のお悩み

いい人だけれど、付き合いたいかと問われると微妙な人がいます。でも現状出会いが少ないし、正直に言うとキープしたい。彼には3回目のデートで告白され「もう少し知ってから考えたい」と伝えてから、まだ会っていません。今後どのように接すればつかず離れずでいられますか?(30歳・秘書)

解答

キープではなくとりあえず付き合う

キープ!なんていい響きでしょう!とりあえず権利だけは確保しつつ、もっといい人が現れたらそっちにチェンジする。まさに洋服のお取り置きのような、夢のシステムです。ですがそれにはもちろん、限界があります。どうせすぐに「ハッキリしてほしい」と詰め寄られたり、「脈がないな」と愛想を尽かされたりするはず。結婚を意識する年頃の男性(しかもきちんと告白してくる誠実な性格)なら、なおさらでしょう。結局のところ「つかず離れずでキープ」なんていうのは、キャバクラ嬢でもない限り不可能なワザです。そんなめんどうなことをするぐらいなら、とりあえずお試しでつきあってしまいませんか?告白を受け入れて交際しましょう。デートして、生活してみるのです。そうすると、イヤなところもいいところも、両方見えてきます。
そのうえで意外としっくりきたらおつきあいを続けてもいいし、やっぱり無理だったら1週間でスピード破局するのも全然アリ。
あ、もちろん、つきあってる最中も、もっといい人を探していいですよ。「彼氏がいるほうが余裕が出てモテる」というのは古代から変わらぬ恋愛の原則ですから。もっといい人が現れたら、すぐに鞍替えしましょう。「イチイチ別れたりするのがめんどう」と思うかもしれませんが、それぐらいのキャンセル料は支払うべき。「そんなの相手に悪い」などといい人ぶらなくてもOKですよ。「キープしたい」と思っている時点で十分ひどいので(笑)。
気になった洋服はとりあえず買う。で、気に入らなかったらすぐに売る(あるいは返品)。それがイマドキ。そのほうがお店としても、だらだらキープされるより、よっぽどいいお客さんです!

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最新号 202406月号

4月26日発売/
表紙モデル:山本美月

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