大人の魅力でCLASSY.世代からの注目度が爆上がり中の俳優・竹財輝之助さん。イケオジ役が話題の主演ドラマ「年の差婚」(TBS)を始め、話題作に引っ張りだこ。2月26日にはFOD史上最速で100万回再生を突破した主演ドラマが映画化され、「劇場版ポルノグラファー~プレイバック~」(松竹)として公開決定! CLASSY.世代にも熱烈なファンの多い作品について、根掘り葉掘り聞いてきました。
ドラマから映画化にまで発展。男性同士の愛を描く作品の注目ポイントは?
Q. 異例の大ヒットドラマがついに映画化されますが、今の気持ちを教えてください。
ついにここまで来ちゃったか…という感じ。「本気ですか? 大丈夫ですか!?」って、ちょっと心配になりましたけれど、素直に嬉しいです。このドラマ、最初は配信のみの予定で、DVD化すら決まっていなかったから。ここまで来れたのは、本当にファンの皆さんのお陰です。
Q. 試写を観て、どうでしたか?
実はまだスクリーンでは観れていないんです。データで観させていただいたのですが、それでも「ちゃんと映画だ!」と思いました。前作の「ポルノグラファー」、「ポルノグラファー~インディゴの気分~」とは、ちょっと色が違いますね。映画を観てからまた前2作を観返すと、感じ方が変わるんじゃないかな。そもそも僕、あまり自分の作品をまともに観れないんです。観ているうちに、「もうちょっと、やりようがあっただろう…」とか、アラが気になってしまって。でもこの作品は普通に観れちゃいました。あっという間。それが何よりも嬉しかったです。男同士のラブストーリー、という点に注目が集まりがちなのですが、そこは僕としては重要視していなくて、この人だからという気持ちで演じています。観ないで意見する人は嫌いなんですけれど(笑)、観て文句を言ってくださる分には全然OK。ぜひ、色んな方に観ていただきたい作品ですね。
“感情の起伏”に宿る、役者ならではの色気に注目してほしい。
Q. 相手への嫉妬や渇望、画面から伝わってきました。色気もすごかったですが、竹財さんが色気を感じるのはどんな時でしょうか?
色気かぁ。受け取る人によって全然違うから、難しいですね(笑)。個人的には、猪塚くんに限らず、役者さんの感情が高ぶったときの、びっくりした目や表情に一番色気を感じます。感情の起伏が現れたとき。泣いているときや、怒っているとき。感情を増幅させる装置をもっているのが役者だと思っていて。そういう瞬間を見れたときは、「うぉぉ…」と思います(笑)。
Q. CLASSY.世代が色気を出すにはどうすれば?
感情は表に出した方がいいですよ! 今はとくにコミュニケーション不足だし。携帯やPCでやり取りしているときも感情は出ているけれど、リアルに対峙したときこそ、感情による生の色気にぐっときますよね。恋愛においても、それ以外のコミュニケーションにおいても、感情を出さないのはとても勿体ない。誰だって、ストレートに気持ちが伝わってくると、心にくるものがありますよね。
竹財輝之助(たけざい・てるのすけ)プロフィール
1980年生まれ。熊本県出身。2018年に主演したドラマ「ポルノグラファー」(フジテレビ)が異例の大ヒット。「年の差婚」(TBS)や「東京男子図鑑」(カンテレ)など、主演作が次々と注目の的に。
映画「劇場版ポルノグラファー ~プレイバック~」(松竹)
2021年2月26日(金)から全国映画館にて3週間限定上映
動画配信サービスFOD史上最速で100万回再生を突破した大ヒットドラマが実写映画化。遠距離恋愛を続けていた官能小説家の木島理生と就職したての青年・久住春彦のすれ違いや葛藤が描かれた、愛と人生の物語。
撮影/佐々木大輔(SIGNO) 取材/亀井友里子 構成/CLASSY.ONLINE編集室