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何歳までに産むべき? アラサー女子の「出産」事情

20代を思う存分楽しんでいたら…気づけばアラサーに。でも、思っていたようには人生が進んでいない、 そんな“崖っぷち”にいるあなた! 取材をもとに、人生における「締切り」を設定し、 理想的なライフプランについて考えました。今行動すれば、きっとまだ間に合います。

【出産体験記】読者モデル・苅谷純子さんの「ママになってからのこと」

T・Tさん34歳/商社事務のお悩み…

毎日が楽しくて結婚を焦ることができません。そもそも何歳までに産んだらいいんですか?

悩みに答えてくれるのは…宋 美玄さん

何歳までに産むべき? アラサー女子の「出産」事情

産婦人科医・医学博士 宋 美玄さん

川崎医科大学講師、ロンドン 大学病院留学を経て2010年から国内で産婦人科医として勤務。コメンテーターとしても活躍中。主な著書は『女のカラダ、悩みの9割は眉唾』(講談社+α新書)。

産むか産まないか、決断は早い方が良い!

まず、30代前半のうちに子供を産みたいかどうかを決めましょう。産むなら誰の子供にするのかを決断し、35歳くらいまでに作り始める。決断を先延ばしにしても年齢とともに妊活の条件も悪くなり、卵子の質はどんどん落ちます。35歳を過ぎても産むことはできますが、中にはセックスレスの夫婦もいたりと時間もそれなりにかかるものなので、産むと決断したのなら36歳くらいまでには不妊治療を始めてほしいんです。37〜38歳になると、妊娠の確率はガクッと下がるとされています。ということは、そのもっと若い時から余裕を持って始めていたいですよね。

自然な妊娠にこだわりすぎず、不妊治療も視野に

37歳くらいで作り始めたとして、妊娠しないとなると半年や1年経ってから不妊治療を受けることになります。そうするとその頃にはさらにできにくくなっているかもしれない。仮に40歳の時に卵子がたくさんあっても、20代の卵子がちょっとあるほうが妊娠はしやすいんです。卵子の数が多くても、質がよくないと妊娠率は下がるもの。年齢とともに卵子は老化してしまうので、不妊治療をするなら絶対に早い方がいいということです。通院や注射が面倒だからと、自然な妊娠にこだわって何年間も無駄にすると、いざ不妊治療をする頃には卵子が老化してしまうという事態をいちばん避けてほしいと思います。治療は高額なイメージがあるかもしれませんが、自治体からの補助もあり、トータルでかかるお金も少なくなります。

卵子は平等に歳をとると心得て

また、よく妊娠力を測ってくださいという方がいるのですが、赤ちゃんができる瞬間まで妊娠のしやすさが分かる方法というのは実はまったくないんです。たとえば卵巣年齢の検査も、残された卵子が出すAMHというホルモンの量を測っているだけで、卵子数の目安にしかならず、質まではわからない。肝心な卵子の老化具合や着床のしやすさ、染色体異常の確率もわからない、本当に数だけの検査です。卵子凍結も、お金がかかる割には欲しい時にいざ解凍したらダメだったという話も聞きますし、あまりおすすめはできません。妊娠しやすい食生活というのも特になく、そういうことに過度な期待をするのも禁物。そうやって自然な方法で妊娠したいとぼんやり思っていると、あっという間に数年が経ってしまいます。また一度出産したからといって、次もできやすくなるとか産みやすい体になるというわけではないんです。一回産んでいようとなかろうと、40歳は40歳。見た目が若くてどんなにキレイな40歳でも、残念ながら卵子は平等に歳をとります

始めるなら早いに越したことはない!

いまや体外受精は21人中1人くらいの割合で、一回、体外受精をしても実際に授かる確率が35歳なら2割、40歳くらいで1割を切るというのが現実。健康な男女が排卵日にセックスをしても、妊娠する確率は全体でみると3割くらいなので、そんなに簡単に妊娠はしないということなんです。そうした不安を取り除きたいなら、とにかくいま作り始めるしかないわけです。もし読者の皆さんが30代前半ならば、まだまだ自分は若いと思って頑張ってください。

宋さんの答え:現実と向き合い、30代前半で産む決断を。36歳までにできなかったら潔く不妊治療へ。

取材/田村宜子 再編集/CLASSY.ONLINE ※この記事はCLASSY.2017年2月号の企画を再編集したものです。

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