
結婚式のお呼ばれコーデを、会場やシーンに合わせてご紹介。格式あるホテル、厳かな神社、開放感あふれるリゾート、洗練されたレストランなど、場所ごとに求められる装いはさまざま。大人らしい上品さと華やかさのバランスにこだわった一着で、特別な日をより素敵に演出して。
結婚式のお呼ばれ服装の選び方

フォーマル感を大切に、基本の服装マナーを意識して
結婚式では、新郎新婦を引き立てる控えめかつ品のある装いが基本。肩や背中の露出を控えたデザインや、膝が隠れる丈のスカートを選ぶなど、フォーマルなシーンにふさわしいマナーを押さえることが大切です。格式高い会場では、ジャケットやボレロを羽織るなど、よりかしこまった印象に仕上げるのが◎。
式場の雰囲気や時間帯にふさわしい装いをセレクト
ホテルや神社、レストランやリゾートなど、会場によって求められるドレスコードは異なります。また、昼と夜では選ぶ素材やカラーにも工夫を。例えば、昼間は明るくやわらかな色味や透け感のある素材を、夕方以降の式なら艶やかで深みのあるカラーを取り入れて、場にふさわしい装いを意識してみて。
清潔感と品のよさを演出するヘアスタイルで大人の上品さを
ドレスアップしたスタイルには、きちんと感のあるヘアメークが欠かせません。ハーフアップやシニヨンなど、清潔感のあるまとめ髪は上品な印象を後押ししてくれます。華美すぎないヘアアクセサリーをひとつ添えるだけで、華やかさとフォーマル感のバランスも整います。
【関係性別】おすすめの結婚式のお呼ばれ服装3選
親族の場合
フォーマル感と気品を大切にした親族らしい装いをチョイス

親族として参列する結婚式では、ゲストを迎える立場としての品格や落ち着きが求められます。ブラックやネイビー、グレーといったベーシックカラーのドレスに、長め丈や袖ありのデザインを選ぶと、フォーマルで上品な印象に。アクセサリーやバッグも華美すぎないものを選ぶと親族らしいきちんと感が引き立ちます。
職場関係の場合
上品さときちんと感を両立した信頼感のあるスタイルに

職場関係の結婚式では、華やかさだけでなく信頼感のある「きちんと見え」が大切なポイント。落ち着きのあるカラーを選びつつ、上質な素材や美しいシルエットで大人の品格を演出しましょう。ロング丈のオールインワンや袖付きのドレスに、ジャケットやボレロを合わせれば、きちんと感もアップ。
友人の場合
華やかさとトレンド感をバランスよく取り入れて

仲のよい友人の晴れの日は、自分らしいおしゃれ心をのせたスタイルでお祝いしたいもの。トレンドのカラーやシルエットを取り入れつつ、結婚式らしい華やかさときちんと感を大切にするのが大人のマナー。繊細なシアーやベロア素材で、今っぽさを取り入れて。あくまで主役を引き立てる“控えめな華やかさ”が、30代の女性にふさわしいです。
【会場別】おすすめの結婚式のお呼ばれ服装5選
教会の場合
厳かな雰囲気の教会式では、フォーマルなドレススタイルが一般的。和装を選ぶ場合は訪問着までがマナーとされ、華美になりすぎない上品さが求められます。また、足元はヒールのあるパンプスを合わせるのが基本。露出を控えつつ、格式を意識した装いを心がけて。
ネイビーのワンピースが引き立てる、凛とした華やかさを味方に

教会式では露出を控え、フォーマル感を意識した装いが基本。ネイビーのワンピースは、派手すぎず控えめすぎない絶妙なバランスで、式場の雰囲気とも調和します。ロングスリーブとシンプルなシルエットを掛け合わせれば、大人の余裕を感じさせるスタイルに。足元はパンプス、アクセサリーはパールなどを選ぶと、格式ある場にも安心です。
神社の場合
神社での挙式には、伝統と格式を意識した装いが基本。和装なら、20代未婚の方は中振袖、30代以降は訪問着が一般的です。洋装の場合は控えめな色味と露出の少ないデザインが◎。ジャケットを羽織るとよりフォーマルに。境内は砂利道が多く靴を脱ぐこともあるため、ピンヒールは避け、歩きやすく脱ぎ履きしやすいパンプスを選びましょう。
ケープの包み込むシルエットで、気品漂う和モダンスタイルを

神社の厳かな雰囲気には、華美になりすぎない落ち着いた装いがぴったり。ケープ付きのドレスは肩まわりを上品にカバーし、フォーマル感を演出してくれます。ネイビーをはじめ、和の空気に調和する色を選べば、モダンで洗練された印象に。靴はピンヒールを避けたパンプスを選び、ストッキングも忘れずに。
ホテルの場合
格式ある空間に映える、華やかさと気品を兼ね備えた一着

ラグジュアリーなホテル婚には、華やかさと気品を備えた装いが好印象。サテンやシフォンなど上質な素材のドレスは、照明に映えて上品な華やかさを演出します。深みのあるネイビーやブラックなど、落ち着いた色味が空間になじみ、大人の余裕を感じさせるスタイルに。アクセサリーはパールや小ぶりなビジューで品よくまとめて。
レストランの場合
きちんと感とこなれ感を両立した、セパレートスタイルで洗練された印象を

カジュアルすぎず、かしこまりすぎない絶妙なバランスが求められるレストランウェディング。セットアップやセパレートタイプのドレスなら、きちんと感を保ちつつ、こなれた雰囲気に。パンツタイプを選ぶことで、動きやすさと上品さの両立が叶います。小物でさりげなく華やぎを加えれば、洗練された大人の装いに仕上がります。
リゾートの場合
リゾートならではの彩りで、非日常感とおしゃれ心を両立

青空や海、緑に囲まれたリゾートウェディングには、その場の開放感に寄り添う華やかなスタイルを。軽やかな素材や明るめのカラー、花柄などリゾートならではの彩りを取り入れることで、非日常感とおしゃれ心を両立できます。足元はサンダルやローヒールなど歩きやすさを意識して。
【季節別】おすすめの結婚式のお呼ばれ服装8選
春の場合
春風になじむ、ミントカラーでやわらかな華やぎをまとって

春の結婚式には、軽やかなカラーを取り入れた装いが好印象。なかでもミントグリーンは、爽やかさと品のよさを兼ね備え、春のやわらかな空気にぴったり。動くたびにふんわりと揺れるシルエットを選べば、華やかさのなかにも清楚な印象を添えてくれます。
上下セットアップを組合せた、春のフェミニンお呼ばれスタイル

春の柔らかな空気に映えるのは、軽やかな素材感と女性らしいシルエットを活かしたセットアップスタイル。淡いイエローをはじめ、春らしい優しいトーンを選べば、会場の雰囲気にもやさらりとなじむ装いに。足元やアクセサリーは、抜け感を意識して。
夏の場合
レイヤードで魅せる、シアー×オールインワンの洗練サマーコーデ

暑さの中でも品よく決まる夏のお呼ばれには、シアー素材を重ねたレイヤードスタイルが旬。軽やかな透け感のあるトップスを、オールインワンに合わせれば、程よい肌見せで涼しげかつ上品な印象に。ブラックの落ち着いたトーンも、透け感を活かせば重くならず、洗練されたサマースタイルが完成します。足元は抜け感のあるヒールで、軽快さをプラスして。
軽やかなシアーなケープとイエローパンツで、夏らしい華やかさを演出

陽ざしが眩しい夏の結婚式には、軽やかさと華やかさを兼ね備えた装いがぴったり。透け感のあるシアーなケープは、程よい肌見せで涼しげな印象を与えつつ、フォーマル感もキープ。フレッシュなイエローのパンツを合わせれば、一気に夏らしさがプラスされ、洗練されたカラースタイリングに。
秋の場合
繊細な黒レースで魅せる、大人エレガントなコーデ

秋には、華やかなブラックレースがおすすめ。程よい透け感が肌を美しく引き立て、重くなりがちな黒も軽やかな印象に仕上がります。シンプルなシルエットを選ぶことで、レースの繊細さが際立ち、上品な大人の装いが完成。小物には秋らしい素材を取り入れて、季節感を添えて。
繊細な透け感が叶える、品のあるドレスアップスタイルに

シックで洗練された印象を与えるブラックカラーのドレスも秋にぴったり。重くなりがちな黒は、透け感のある素材を選べば軽やかで上品な雰囲気に。シアー素材なら肌をほんのり見せつつ、エレガントな印象をキープできます。小物やジュエリーでさりげない華やかさをプラスすれば、大人の女性らしい品格あるドレススタイルが完成。
冬の場合
レイヤードで魅せる、大人の冬のお呼ばれコーデ

凛とした空気が漂う冬の結婚式には、洗練されたレイヤードスタイルで品よく華やかに。ベロア生地のベアワンピに長袖の透けトップスを重ねることで、暖かさもありながらフォーマル感もバッチリ。カラーはネイビーやグレーなどの落ち着いたトーンをベースに、シルバーのミニバッグで遊び心をプラス。
シックな黒にネイビーを効かせて、洗練された冬スタイルに

冬の結婚式は、シックなカラーで魅せる大人の装いが映える季節。定番のブラックドレスも、ネイビーをさりげなく取り入れることで、ぐっと洗練された印象に。落ち着いたトーンで、冬らしいあたたかみとフォーマルさを程よくミックスして。シンプルながらも気品が漂う、冬にぴったりのお呼ばれコーデです。
“特別な日”を、私らしく装うために
結婚式という特別な日だからこそ、華やかさの中にも品のよさを大切にしたいもの。季節や会場の雰囲気に寄り添いながら、無理なく心地よく過ごせるスタイルを選ぶことで、大人の余裕が自然と表れます。自分らしいおしゃれを楽しみつつ、装いで大切な一日をより一層輝かせて。
※本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品の販売が終了している場合がございます。また、各商品のリンク先の価格は掲載当時のものです。
文/関谷 茜
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