SNSで注目を集めるオシャレなあの人は、どのように“My style”を確立していったのか? 今回はCLASSY.世代の一人であり、伊勢丹新宿店を凝縮させたセレクトストア「イセタンサローネ六本木」で、この春から店長を務める小野澤亜南(おのざわあなん)さんに取材。ブランドストーリーや自身のスタイルを投影させた、丁寧な小物選びにセンスが光ります。今回はエルメスのシルクスカーフについて。
タイムレスな存在感を放つエルメスのシルクスカーフ
シルクスカーフとの出会い
初めてエルメスのスカーフを購入したのは、学生時代に訪れたパリでした。当初はスカーフを使いこなせず旅の記念品のようになっていましたが、伊勢丹に入社後、素敵なお客さまからスカーフの実用性について教えてもらいました。
シーズンごとに変化を見せるデザイン
厳選された素材を使用しているエルメスのスカーフは、自分にとっての定番アイテムです。上質なので、タイムレスに使うことのできる安心感があります。またシーズンごとに変化を見せるデザインは、他にはない特長。最近では若手クリエイターや日本人デザイナーなどがクリエイションに参加しており、シーズンごとに好みの作家を発掘するのが楽しみです。
日常の延長線上にあるスタイリングで
モノトーンが落ち着くという性格もあり、スカーフは黒・白・ネイビーなどのベーシックカラーを集めています。ベーシックカラーに絞ったセレクト、そして自然体な合わせ方が好きです。スカーフは真夏を除いて、ほぼ毎日着用しています。特別感のあるスカーフも、日常の延長線上にあるスタイリングで取り入れるのが、自分らしいなと感じます。
ベーシックカラーに絞った自分らしいセレクト
[オフホワイト・カシシル110cm]
Point
軽さと温かさを兼ね備えたカシシルは重宝するので、毎年買い集めているくらいお気に入りです。オフホワイトは顔映りも明るくなり、重くなりがちなモノトーンのスタイリングの中でもバランスをとってくれる存在です。
Styling
オールホワイトのスタイリングに合わせるのが好きです。薄手ニットにリラックス感のあるワイドパンツ、そしてラフなスニーカーを合わせて。カシシルの上質な素材感が、大人のワントーンコーデを演出してくれます。
[オフホワイト・シルクバンダナ55cm]
Point
エルメスのバンダナは、着こなしのアクセントにちょうどいいサイズ感。カジュアルなスタイリングに追加するだけで、こなれた印象になります。ポップで可愛い柄が多いので、モノトーンのスタイリングならではの堅い印象を和らげる効果も。
Styling
コットンの白Tと黒のデニムパンツに、シルクバンダナを。カジュアルな素材同士の組合せも、シルクの艶感が品よくまとめてくれます。
小野澤亜南(おのざわあなん)さん
1989年生まれ。ラグジュアリー誌でのアシスタントを経て、2016年に株式会社三越伊勢丹に入社。アシスタントバイヤーとしてコンテンツ開発などを担当し、今年4月よりイセタンサローネ六本木の店長に就任。企画したスタイリングイベントやブランドとのコラボイベントには、毎回日本各地からファンが集まる。
Instagram▷▷▷(@anaaaaaaan)
撮影/杉本大希 取材/広田香奈 編集/前田章子
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