ベーシックカラーながらも洒落感抜群のグレーは今季のトレンド。実は長年ベージュ派だったという人気スタイリスト・乾さんの女っぽグレーコーデを一挙ご紹介!
ワントーン合わせは異素材をMIXしてコーデの奥行きを意識
スタイリスト・乾 千恵さん
グレーは色調の幅が広いからワントーンコーデのバリエも豊富。シンプルニットにはチュールスカートで緩急を!シックな色味と相まって大人のフェミニンスタイルが叶います。
knit_ATON、skirt_ebure、stole_BEGG & co.、boots_THE ROW、bag_HERMÈS
どんなテイストも制限なく楽しめるのがグレーの魅力です
お仕事ではニュアンスカラーでまとめたスタイリングをよくしているものの、昔はグレーに対して苦手意識がありました。柔らかくて女っぽいベージュに比べてクールでカッコいいイメージになる分、低身長の私にはイマイチしっくりこなかったのですが、年齢を重ねるごとにグレーならではのスタイリッシュさがハマるように。
ここ最近はトレンドカラーということも相まって、ワードローブが一気にベージュからグレー軸にシフトしました。ただ、もともと品のあるキレイめスタイルが好みなので、グレー中心にコーデを組む時は、なじみのいい寒色系アイテムで差し色をしたり、目を引く素材で雰囲気を出したりと、必ずどこかに〝女性らしさ〟を取り入れるように意識しています。「グレー」と一言でいっても白っぽいライトグレーから黒に近いチャコールグレーまで色調の幅は無限大。グラデーションやワントーンコーデなど、同系色を少しずつ取り入れた装いが好きな私からすると最高の色なんです。
そして何より、ほっこりしがちなベージュでは限界を感じていた幅広いテイストのコーデを楽しめるのも、グレーならではの魅力。フェミニンに転ばせても決してtoomuchな甘さにならないし、カジュアルに転ばせてもラフになりすぎず、いつもの私らしくいられます。受け皿になってくれる端正な色味だからこそ、普段はあまりしないメンズっぽいスタイリングや、実は好きなキャラやロゴアイテムにも安心して挑戦できます。
スタイリスト・乾 千恵さん
身長154㎝。CLASSY.のキレイめフェミニン担当で、柔らかい質感や色ものを取り入れたスタイリングが得意。実用性がありながら気分が上がるコーディネートに編集部でもファン多数。
撮影/杉本大希 ヘアメーク/小松胡桃(ROI) 取材/岸本真由子 再構成/Bravoworks.Inc
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