認証オーガニックコットン100%なのに…とろけるような質感のニット【今月のウェルビーブランド】

編集室長・水澤が毎月気になるウェルビーブランドに注目してその成り立ちや背景、理念までリサーチする連載。今月はサステナブルでオシャレなアイテムを衣食住幅広く展開し、感度の高い読者に支持されるサロン アダム エ ロペのMD山本さんとデザイナー長島さんにインタビュー。

今月のウェルビーブランドは…「SALON adam et ropé」

認証オーガニックコットン100

認証オーガニックコットン100%のとろけるような質感のニット
OCSという世界基準の認証を受けたインド産のオーガニックコットン素材を使用したシグネチャーウェア「Creamy Cotton」。
〈上から時計回りに〉Vネックリブカーディガン¥18,700、オールインワン¥28,600、ブラパッド付きキャミソール※9月1日発売¥12,100花器「Amoureux Man」※11月中旬発売予定¥19,800〈イニ セラミック〉(すべてサロン アダム エ ロペ)

【SALON adam et ropé】
大手アパレルJUNが展開するライフスタイルブランド。「心の温度を1℃上げてくれるようなセンスがいいモノと出会える社交場-SALON-に」をモットーに、暮らしを彩る衣食住からアートやカルチャーまですべての要素はリンクしていると捉え、さまざまな角度から洗練された暮らしを提案。この9月で創立10周年を迎えます。

「サロン アダム エ ロペ」のMD山本さんとデザイナー長島さんにインタビュー

水澤:いち早くサステナブルにフォーカスしたり、衣類だけでなくカフェがあったり、食も扱うなど、気になる存在でした!
長島:ライフスタイルブランドとしてはじまり、最初はホームウェアが中心でしたが、最近はファッション性の高いアイテムが増え、よりサステナブルな取り組みのある商品も多くなりました。この10年間の中で「少なくていいから上質なものが欲しい」「環境や生産工程に配慮されたものを選びたい」というお客様が増えてきました。
水澤:やはり消費者の意識も高くなっているんですね。雑貨や食品のセレクトにも変化が?
山本:食品ではセルフケアだったり、美と健康を意識したアイテムが人気になりました。生産背景が見えているとか、添加物が入っていないものだったり、安心安全な食品が増えています。また、会社の取り組みとして、発売から時間が経ったお米を子ども食堂に寄付したり、発注の精度を上げてゼロウェイストを目指す取り組みにも共感いただいているのかもしれません。
水澤:消費者からは見えにくいですが、そこまで考えられているとなると信頼ができますね。
山本:そしてここ数年の大きな消費行動の変化を受けて2年前にスタートしたのが「クリーミーコットン」。OCS認証のトレーサビリティが確保されたインド産オーガニックコットンを使用し、OEKO-TEX®STANDARD100を取得した染色工場で染色しています。
長島:起毛感のあるモール糸は、通常は化学繊維が多いんですが、お肌に合わないという方も。そこでオーガニックのコットンで作るために海外から特別なモール糸を見つけて試作を重ねて開発しました。お出かけにもOKなうえ、コットン100%なので一年を通して着られます!
水澤:部屋着やワンマイル服って探してみるとなかなかコットン製がないので重宝しそう!
長島:着心地の良さを追求していくと天然繊維やオーガニックコットンに行き着くんです。色違い買いやリピートされるファンも多いです。
水澤:今後はどういった目標がありますか?
山本:昨年スタートした「NIPPON CULTURE」シリーズをはじめ、日本各地のものづくりに特化したアイテム展開や食器や花器は日本の作家さんものを扱うなど、誰がどう作ってるのかが明確なものを発信・販売していきたいです。実はWEBのコンテンツで商品の製造工程や作られる現場を「見える化」したことで、作り手さん側にも予想以上の反響がありました。工場の技術者さんや地元の職人さんからも「自信が持てました」というお声をいただき、もしかしたらそういうきっかけで作り手のモチベーションにつながったり、若い方が職人さんを目指したり…日本の技術継承に貢献できるかもしれないと考えています。日本にはまだまだ素晴らしい伝統技術や生地があるので、もっと世界に知ってほしい。ブランドのものづくり力と発信力を通して、そのきっかけをつくるのが目標です。

【SALON adam et ropé】エシカル商品の特徴

撮影/五十嵐 洋 取材/佐藤かな子 再構成/Bravoworks.Inc

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最新号 202407月号

5月28日発売/
表紙モデル:堀田茜

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