【カーサフライン】オシャレさとサステナブルさを両立!モデルや俳優から人気が爆発【今月のウェルビーブランド】

編集室長・水澤が毎月気になるウェルビーブランドをピックアップして、その歴史や背景、そして生産工程までリサーチしていく連載。今月はオシャレな業界人から人気に火がついた、ウェルビーブランドの先駆け、カーサフラインのプレス・菅さんにインタビューしました。

今月のウェルビーブランドは…「CASA FLINE」

オシャレ好きが自然に手に取れる

オシャレ好きが自然に手に取れる高いデザイン力で人と環境に貢献
リサイクルナイロンを使用したトレンチ感覚で着られるロング丈のマウンパ。ノーカラーコート¥36,300〈スモールカーサフライン〉オーガニックコットンを使用して、京都の染めの技術を採用することで職人の技術継承にも一役買っているメイドインジャパンのワンピース。プリントドレス¥49,500〈カーサフライン〉(ともにカーサフライン表参道本店)

【CASA FLINE】
サステナブルなブランドがまだまだ少なかった2018年、セレクトショップとして始まったカーサフライン。高いデザイン性でモデルや俳優から話題になり、またたく間に人気ブランドへ。地球に優しい、人に優しいモノづくりをモットーに、生産背景にこだわり、生産者の想いや地球環境に配慮した哲学のある商品を届けています。

カーサフライン・菅さんにインタビュー

水澤:最初は「最近ここのブランド可愛いんだよ」とライターさんに教えてもらったんですが、実は様々な取り組みをされているんですね!
菅:今年5周年を迎えるブランドなんですが、立ち上げ当時はそこまでサステナブルなアパレルが主流ではありませんでした。絶対にデザイン性は妥協せず、サステナブルと両立させること、デザイン性からまずはお客様に手に取ってもらえることを第一にモノづくりをしてきました。
水澤:具体的にはどのような取り組みをしているんですか?
菅:すべてエシカルな理念のもとに作られていてオーガニック/サステナブル素材、ローカルメイド、リユース/アップサイクル、クラフトマンシップの4つのいずれかの視点を持ったプロダクトのみを生産することで自然と調和するモードなファッションを提案しています。さらにその取り組みがお客さんが購入時にひと目でわかってもらえるように独自の10項目のアイコンを商品の下げ札に記載してます。
水澤:この柄ワンピースだとCRAFTMANSHIP(国内外の伝統的技術を取り入れている)、LOCAL MADE(国内外の地域に根付いたモノづくりを応援している)、MADE IN JAPAN(日本製)、REUSE/UPCYCLEの4項目をクリアしているんですね。ちなみに天然素材が環境にいいとされる理由を教えていただけますか?
菅:合成繊維は製造過程でより二酸化炭素を多く排出してしまいます。カーサフラインでは、天然素材でなくても、再生繊維のレーヨンやテンセルなど、比較した時になるべく地球に優しいものを使用します。またできるだけ国内で生産したり、地域の伝統工芸やクラフトマンシップも大切にしています。デザインに妥協せず、欲しいと思ってもらえるデザインと職人さんの技術との調整がカーサフラインの腕の見せ所かもしれません。
お洋服だけでなく、ネームにもオーガニックコットンを使ったり、紙タグは森林認証紙を使用。布ショッパーやプラスチックフリーを目指した木製ハンガーなども環境負担の軽減を考えたものを使用しています。
水澤:今後の目標などはありますか?
菅:もう少し価格を抑えたセカンドライン「スモールカーサフライン」をさらに充実させていきたいですね。やはり価格が高いとそれだけハードルが上がってしまうので。
水澤:若い方にもエシカルファッションの最初の入口として楽しんでもらえますね。

【CASA FLINE】エシカル商品の特徴

撮影/五十嵐 洋 取材/佐藤かな子 再構成/Bravoworks.Inc

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最新号 202406月号

4月26日発売/
表紙モデル:山本美月

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