スタイリストさんに聞いた「イタく見えない大人の甘い服」着こなしのルール4つ

「私はブレずに甘派」「久しぶりに甘い服が着たい気分」という皆さん、集合!CLASSY.きっての甘派スタイリスト・児嶋里美さんに、大人のための取り入れ方を伝授してもらいます。キーワードはずばり、〝ほんのりモード〟でした!

コツを押さえて大人ならではの「甘さ」を楽しむ!

スタイリスト・児嶋里美さん

フリルやリボンのような甘いディ

フリルやリボンのような甘いディテールやカラーアイテム、それにヒール靴…甘派の皆さんが好きなアイテムは、私自身も大好きです!つい吸い寄せられるように買っちゃうくらい(笑)。ただそうした甘めなアイテムをCLASSY.世代が着るには、幼く見えたり、古くさく見えたりしないように意識したいポイントがあって、その軸になる姿勢が〝ほんのりモード〞です。
まずフリルやリボンなどの甘いディテールが好きな人は、アイテム自体の選び方にポイントがあります。小ぶりなものではなくあえて存在感のある大きいデザインを選んで中途半端に見せないことが重要です。さらに色もモノトーンを中心に選ぶと、失敗しません。
次にカラーアイテムを着たい人。キレイ色の中でもパステルカラーのような淡い色ではなくて、鮮やかで、ちょっと強さがある色を選ぶのがおすすめです。大人には〝ふわふわしている可愛い〞ではなくて、〝強さのある可愛い〞がちょうどいい!
最後に靴ならヒール、パンツならスキニーと、自分の好きなものが決まっている人。私もそうですが、甘派ってカジュアル派と比べて進化がわかりにくくて、一生同じところにいると思われがちなんですよね。トレンドに関係なく、ずっと同じものを着ているような…。だからこそどこか一つでも今っぽい要素を取り入れるだけで更新している感じが出せるし、それは絶対に必要だと思います。今だったら自分が好きな甘いアイテムに、メンズっぽいものや辛口なものを率先して合わせるようにすると断然見違えますよ!〝ほんのりモード〞を意識しながら、甘派の私たちが大好きなアイテムを秋も楽しみましょう♡

「ほんのりモード」のルール4つ
1.どこかに黒を入れる
2.アクセントになるディテール
3.シュッとして見える!
4.色を入れるなら鮮やかに

児嶋里美さんの私服SNAP

「私は普段、トップスとボトムスの両方で好きなものを着ないようにしています。どちらもインパクトが強くて大変なことになっちゃうから(笑)。甘いトップスを着たいなら、このトップスの可愛さを生かすためのボトムスを選ぶ感じです。それが黒のような辛口アイテムだったり、デニムのようなシンプルなものだったり。大人には〝強さのある可愛い〟がちょうどいいので、主役になるのは存在感のあるディテールや鮮やかな色物。その分、全身のラインがシュッと細く見えることも大事です!」(児嶋さん)

児嶋里美
大人がキュンとする甘さを加えたコーディネートが人気のスタイリスト。私服は存在感のある華やかなアイテムとヒール靴がトレードマーク!色や柄物の取り入れ方や、Sサイズのスタイルアップ企画もこれまでに数多く担当。

撮影/小川健太郎 スタイリング/児嶋里美 取材/広田香奈 再構成/Bravoworks.Inc

Feature

Magazine

最新号 202405月号

3月28日発売/
表紙モデル:山本美月

Pickup