太いコテや、細いアイロン、ストレートアイロンなど、女性によって好みのスタイリングアイテムはさまざま。でもショートヘアやボブ、ミディアムなど、レングスによってそのアイロンの使い方が微妙に違うって知っていますか?改めて知りたい、アイロンでの巻き方。今回は、「ショートボブ」「ボブ」「ミディアム」という3つのレングスを例に、2020年にオススメの巻き方を、プロのヘアメークさんがご紹介します。
第2回目は最近人気、26㎜を中心とした「細めアイロン」でのトレンド巻きをお伝えします。
はじめに…使うアイロンは「細めのアイロン」!
26㎜前後の、細めのカールアイロン。細かいウェーブを作るのに最適な、一番トレンド感のあるヘアアイロンです。アイロンを内、外交互に巻いて波ウェーブにしたり、ソバージュのような細かいウェーブをつけたりと、オシャレ感を出しやすいのがポイントです。基本的には細かいカールと、雰囲気のあるスタイルに仕上げます。
point
☑ボブやショートなど短いレングス向き
☑トレンドのあるスタイルを作りやすい
☑立体的な細かい動きを出すのに向いている
☑長すぎるレングスは巻くのが少し大変
1.ショートボブの場合
肩につかない長さのショートボブ。あまりレイヤーが入っておらず、毛先をバツンと揃えたようなカットがされています。シルエットは何もしないとAラインぎみ。毛先を中心に、どう動きを出すかがカギです。
【ショートボブ】外ハネとミックス巻きを加えていい女風ウェーブボブに
動きを出すのが得意な細めのアイロンを使った、ウェービーなショートボブに。外巻きとミックス巻きを組み合わせて、立体的にカールをつけるのが雰囲気美人のコツです。
ショートボブの巻き方は…
2.ボブの場合
ギリギリ肩につくぐらいの長さのボブ。内巻きのフォルムにカットされていることが多いので、自然にブローすると丸みのあるシルエットになります。トップがつぶれないよう、バランスよく見せることも大切。
【ボブ】全体に波ウェーブを作るのに向いている
細めアイロンをボブで使う時には波ウェーブとして使うのが便利。内巻きと外巻きを組み合わせたスタイルは、ストレートアイロンを使うよりも立体的な動きが出せて、万人になじみやすくなります。
ボブの巻き方は…
3.ミディアムの場合
鎖骨レングスの扱いやすい、ミディアムヘア。毛先はもちろん、中間部分を動かすことがスタイルのカギになります。大きなカールから、細かいウェーブまで、毛束の表情に変化がつけやすいスタイルです。
【ミディアム】リバース&フォワードのミックス巻きでカール感を
ミディアムヘアで細めのアイロンを使うなら、今のオススメは断然立体感のあるミックスカール。カールが細かくなることでコンサバっぽく見えずに、オシャレさをより一層引き立ててくれます。
ミディアムヘアの巻き方は…
今回のヘアを解説してくれたのは…
ヘアメイクアーティスト
鈴木富美子さん(ヘアサロンEMBELLIR・代表)
スタッフ全員が毛髪診断士の資格を取得している、髪の美しさにこだわるヘアサロン「アンベリール」代表。大人らしい上品なヘアアレンジが得意で、着物やウェディングのアレンジ本を多数出版。20代~50代以上まで、幅広い層の女性たちからの厚い支持を受けている。サロンではオリジナルのヘアアクセサリーの販売や、ヘアセットのオーダーも可能。
EMBELLIR アンベリール
東京都渋谷区神宮前4-2-22 アビターレ2F
☎03-6447-4263 営業平日11:00〜20:00 / 土日祝 10:00〜19:00(火曜定休)
https://www.embellir.jp.net/
Instagram→@embellirhairstyle @embelliromotesando
撮影/奥村浩毅 ヘアメーク/鈴木富美子(EMBELLIR) モデル/ショートボブ:吉村奏さん(27歳・フリーランス)、ボブ:石井里奈さん(30歳・IT関連勤務)、ミディアム:黒島秀佳さん(29歳・マスコミ勤務)<すべてCLASSY.LEADERS> 編集/ガヤ美(CLASSY.ONLINE編集室)