1分で分かる超簡単な「ヘアピン」の留め方【ヘアアレンジで大活躍】

ヘアアレンジで、「不器用なのでピンを打つのが苦手」「ピンで髪を固定しようとすると、うまくできない」「きちんと留めたつもりなのに、すぐピンが取れる」という声を多く聞きます。ゴムを使ったヘアアレンジしかできないとなると、できるヘアアレンジも限定されてしまいがち。より多くのオシャレを楽しむためにも、今ここで正しいピンの使い方をマスターしましょう。
今回は、ヘアアレンジに関する書籍を多く出版している、表参道の人気サロン「アンベリール」の代表・鈴木富美子さんに正しいピンの打ち方について教えていただきました。

正しくピンで固定するために必要なこと、実は3つありました!

鈴木さんが語る「ピン打ちあるある間違い」

「『ピンでうまく固定できない』とお客様でおっしゃる方が結構いますが、理由がいくつかのパターンがあるように思います。まずはピンを正しく持てていないという方。変な持ち方をしていると、まず髪を挟むことすらできません。そして、ピンを正しく使えていない方も多いです。ヘアピンの長いほうと短いほう、どちらを使うかを分かっていない方も。他には、ピンを打つ前に”髪をねじる”という準備ができてない方、ピンを差し込む方向が違う方など、パターンはさまざまです」(アンベリール・鈴木さん)

ピンで髪を固定するために必要なこと3つ

STEP1【ピンを正しく持つ】
まずは、正しい向きできちんと持てることが前提です。指を置く位置、持つ向きをきちんと確認しましょう。
STEP2【ピンで固定したい部分は必ず髪をねじる】
髪をねじり、その部分に対してピンを差し込むことで固定されます。ねじる向きも実は場所によって時計回り/反時計回りが変わってくるんです。
STEP3【ピンを挿す向きを間違えない】
ねじった髪に、正しい向きでピンを当てることが大切です。まず垂直に挿してから倒し、深く押し込むという一連の流れを忘れないようにします。根元に向けて方向性を間違えずにピンを押し込むことも必要なことです。

それでは順番に手順をご紹介します

STEP1【ピンを正しく持つ】

ピンを持つときは、長いほうを下

ピンを持つときは、長いほうを下にして持ちます。ピンが開いている先端よりも閉じているお尻の部分寄りの位置に指を置きます。ピンが閉じているのはちょうど真ん中。この部分で髪を挟めるように持つ、というイメージを持ちます。

STEP2【ピンで固定したい部分は必ず髪をねじる】

ねじっていない髪を固定すること

ねじっていない髪を固定することは不可能です。毛量が多い部分を作って、きちんとピンの中央に挟める部分をつくることも大切なポイントです。そしてねじる向きは頭の右半分の場合は反時計回り、左は時計回りが鉄則。ねじった毛束が髪の内側に入り込んでくるようにねじらないと、ピンで固定しにくくなってしまうからです。

STEP3【ピンを最初に挿す向きを間違えない】

今回のヘアを解説してくれたのは

今回のヘアを解説してくれたのは…
ヘアメイクアーティスト
鈴木富美子さん(ヘアサロンEMBELLIR・代表)
スタッフ全員が毛髪診断士の資格を取得している、髪の美しさにこだわるヘアサロン「アンベリール」代表。大人らしい上品なヘアアレンジが得意で、着物やウェディングのアレンジ本を多数出版。20代~50代以上まで、幅広い層の女性たちからの厚い支持を受けている。サロンではオリジナルのヘアアクセサリーの販売や、ヘアセットのオーダーも可能。

EMBELLIR アンベリール
東京都渋谷区神宮前4-2-22 アビターレ2F
☎03-6447-4263 営業平日11:00〜20:00 / 土日祝 10:00〜19:00(火曜定休)
https://www.embellir.jp.net/
Instagram→@embellirhairstyle  @embelliromotesando

撮影/奥村浩毅 ヘア/鈴木富美子(EMBELLIR) 編集/ガヤ美(CLASSY.WEB編集室)

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表紙モデル:山本美月

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