注目度が高まっている“膣ケア”。ケアすると美容にも効果があるそうです。でも、そもそも“膣ケア”って何をどうすること?専門家に一から基本を教えてもらいました。ケアすると起きる身体への嬉しいことや、すぐに挑戦できるおすすめのケア法を、アイテムを中心に紹介します!
専門家に聞きました! 流行りの“膣ケア”の基本
膣ケアという言葉は知っていてもきちんと理解できていない人もまだまだ多く、まずは基本から美容家の山本未奈子さんに伺いました。「どの部分をケアすることか整理しましょう。外側から、アンダーヘアが生えた部分→膣周りと呼ばれる大陰唇と小陰唇がある部分→膣→子宮となっています。アンダーヘアが生えた部分から膣までをデリケートゾーンと呼ぶことが多く、ここをケアするのが膣ケアです。具体的にどんなケアかというと、『アンダーヘアの処理』、『膣周りを清潔に保つこと』、『骨盤底筋を鍛えること』等です」(山本さん)
膣ケアの具体的なメリットは?
「では、膣ケアをするとどんないいことがあるのでしょう? 何よりもいいのは膣の粘膜が潤うことです。膣が潤うと、肌の保湿力や全身の免疫力をあげることができます。そして女性ホルモンの減少をゆるやかにする効果もあるので、女性特有の悩みが解消されます。女性ホルモンの分泌は20代、30代をピークに30代後半から下がるので、この年齢と重なるCLASSY.読者はデリケートゾーンに不調が出始めているのではないでしょうか?正しい膣ケアは美容や健康にいいのはもちろんですが、これから迎える更年期症状を軽くすることもできる、これからの女性に欠かせないスキル。今こそが膣ケアを始めるベストなタイミングなのです」(山本さん)
初心者は“洗う・保湿・黒ずみケア” から!膣ケアグッズを山本さん・編集部がpickup
手軽に始められるのがデリケートゾーンを正しく洗い、保湿すること。膣周りはヒダが多いだけでなく皮脂腺もたくさんある、とても汚れやすい部分です。また、経皮吸収率が14倍と高いので普通のボディソープを使うと、過度な刺激を与えてしまいます。指で優しくヒダを広げ、専用ソープで優しく洗いましょう。きちん洗ったら、肌と同じように保湿ケアすることが大切です。膣周りの奥にある膣を洗うのはNG。自浄作用のある膣の粘膜を落とすことになってしまうからです。
膣ケアのメリットをおさらい!
❶肌の保湿力が高まる
膣が潤うことで、一枚の皮でつながっている肌の保湿力もアップします。乾いていると臭いの原因になることも。
❷免疫力が高まる
膣の粘膜が保湿されると自浄作用のある粘液が正しく機能するので、免疫力が上がって健康になります。
❸女性特有の悩みが改善される
女性ホルモン分泌の低下を抑えられるので、生理にまつわる悩みや自律神経の不調が整います。
教えてくれたのは…
美容家・山本未奈子さん
MNC New York、Be-A Japan代表取締役。ビューティブランドやフェムテック事業、ファッションブランドを展開する。美容記事の監修や講演など、美容の専門家として多方面で活躍中。
【お問い合わせ】
SIMPLISSE 0120-370-063
セドナエンタープライズ 03-6892-9340
NAOS JAPAN ビオデルマ事業部 0120-074-464
Melliaカスタマーサービス support@imlafloria.com
撮影/光文社写真室 取材/よしだなお 編集/鈴木日向(CLASSY.編集室)