マスク生活は毛穴に悪い!?と美容家石井美保さんが言う訳|石井美保のアラサー女子巻き返し美容

『スッキリ』などテレビ出演でも話題、著書も大ヒット中の美容家・石井美保さん。連載「アラサー女子の巻き返し美容」にも大きな反響をいただいています。44歳とは信じられない(というか年齢関係なく美しすぎる!)石井さんがマスク生活でも毛穴が開いていないのはなぜなのか…秘密を聞いてきました。

「ピンセットを使った角栓の引き抜きや毛穴パックはNG。即時的なケアはやめましょう」

マスク生活になり、「以前よりも

マスク生活になり、「以前よりも毛穴が気になる」という人が増えていると思います。私もそのひとりです。マスクの中はどうしても蒸れてしまうから、これはもう仕方がない問題。ただ小鼻の黒ずみや角栓が目立つからと言って、シートタイプの毛穴パックを頻繁に行ったり、ピンセットで角栓を引き抜くようなケアはNG。
私も以前、毛穴に悩んでいた頃、高温シャワーで角栓をかき出したり、指で押し出したり……とあらゆることを試しました。でもかえって毛穴が開き悪循環に。即時的なケアは刺激になり、さらなる毛穴悩みを引き起こすので、一旦やめましょう。

「マスクのスチーム効果で保湿されていると思ったら、大間違いです!」

今、小鼻の黒ずみや毛穴の開きが目立つのは、ターンオーバーの乱れが原因。マスクのスチーム効果によって肌が保湿されていると思いがちですが、それは大間違い。マスクを外した瞬間、肌は急激な乾燥を引き起こし、ターンオーバーが乱れがち。

毛穴の中から出てくる皮脂や、毛穴周りのタンパク質、汚染物質がたまりやすい環境にもなっているので、日々のスキンケアに、正しい角質ケアを取り入れて、正常なターンオーバーに導くことが重要。また美容液入りのクリームファンデや保湿ミストで、日中の乾燥を防ぐことも有効です。毛穴ケアは即効性を求めるよりも、毎日の積み重ねが大切。いつものルーティンに角質専用コスメを追加した丁寧なケアが、毛穴レスな肌への近道です。

マスク時代の毛穴ケアに効くアイテム3選

左・カネボウ 「クレイとスクラ

左・カネボウ
「クレイとスクラブのW効果で毛穴汚れをすっきり除去。ザラつきが気になる部分はペーストのままスクラブを優しく転がすようにし、他の部分はしっかり泡立てて押し洗いを」
肌に吸い付くような感触のペーストは水を加えると、もこもこ泡に変化。汚れを吸着&浮き上がらせ、クリアな肌へ。カネボウ スクラビング マッド ウォッシュ 130g ¥2,500(カネボウ化粧品)
中・ベネフィーク
「日々たまりがちな皮脂や酸化物質をふきとる化粧液。とろみのあるテクスチャーで優しい使い心地。小鼻や顎などザラつきが気になる部分を整えます」
洗顔後、皮脂や古い角層をふきとることで、次に使うスキンケアの浸透力がアップ。ベネフィーク リセットクリア 150mL ¥3,800(資生堂)
右・センサイ
「毛穴汚れや角栓を包み込んでリリースするジェル状の洗顔料。朝晩の洗顔で毛穴対策をするのも有効です。ツルツルの洗い上がりはやみつきになるはず」
濃密なジェルが肌に密着し、潤いをキープしながら角質もオフ。センサイ SP クリアジェルウォッシュ 145mL ¥5,500(カネボウ化粧品)

PROFILE

【石井美保】1976年生まれ。美容家、美肌サロン主宰、Riche代表。「こすらない洗顔」や「肌アイロン」の美容法を提唱し、レタッチ要らずの美肌の持ち主。確かな技術と知識、説得力のある言葉で、幅広い世代からの支持を集め、多くのメディアに出演。近著に『一週間であなたの肌は変わります』(講談社)はアマゾン実用書売り上げNo.1を記録する大ヒット!

撮影/中島 洸(まきうらオフィス) ヘアメーク/大野朋香<air> スタイリング/青木宏予 取材/坂本結香 構成/CLASSY.編集部

Feature

Magazine

最新号 202501月号

11月28日発売/
表紙モデル:堀田茜

Pickup