恋愛リアリティショーがきっかけで出会ったふたりが選ぶ〝人と被らない〟個性派リング【CLASSY.世代のブライダルリング物語#10】

結婚指輪や婚約指輪は、人生をともに歩むお守りのような存在。最近では、クラシックな王道デザインだけでなく、ファッションジュエリーとしても楽しめるデザインを選ぶ人も増えており、選び方の幅もどんどん広がってきています。
今回は、CLASSY.カップルズの合屋絢乃さんにインタビュー。運命のリングと出会うまでの道のりや、こだわりのブランド選び、その等身大のストーリーを伺いました。

PROFILE
合屋 絢乃さん/大さん(34歳 外資系企業/41歳 医師)

東京都在住。恋愛リアリティショーでの出会いがきっかけで交際をスタート。約1年の交際期間を経て、2023年6月に婚約、2024年2月17日に入籍。休日は愛犬との散歩や、ふたりでファッションを楽しむ時間を大切にしているそう。

四角いダイヤが決め手!存在感と個性を兼ね備えた一本

——ロイヤル・アッシャー「カット プラチナ ダイヤモンドリング」

婚約指輪探しの際、絢乃さんはあえて有名ブランドを候補から外したそう。
「もともと、人と被らないデザインが良くて。個性的でダイヤモンドの質が良く、存在感のあるものを探していました」(絢乃さん)
そこで出会ったのが、カッターズブランドとして知られるロイヤル・アッシャー。
「ダイヤモンドの質が素晴らしく、ブランドの個性もあって、それでいて価格帯も現実的。『私たちにぴったりだね』となりました」(絢乃さん)

特に惹かれたのは、珍しい四角カットのデザイン。
「四角にカットされたダイヤモンドってあまりなくて。しかもサイドまでダイヤモンドが入っていてひとめぼれし、見た瞬間に『これだ!』と思いました」(絢乃さん)
最終的には2ブランドまで候補を絞り込み、最終決定は大さんにお任せ。後日「一番絢乃ちゃんらしくて、素敵なものを」と、このリングを贈ってくれたのだそうです。

プロポーズはまさかの2回!

婚約の話が出たのは、同棲の相談をしていた時のこと。
「犬も飼いたいし同棲しようかという話になり。私が『同棲するなら結婚しないと』と言ったら、彼が『俺はいつでも結婚していいと思ってるよ』って。『え?プロポーズ!?』『あ、それはちゃんと別で』となりました(笑)」(絢乃さん)
そして迎えた誕生日当日。
宿泊先の「ふふ 熱海」での滞在を経て、帰京後は小笠原伯爵邸で本格的なプロポーズが行われました。
「8人掛けの大きなテーブルにふたりきりで座って、広い部屋だから声が反響してすごく緊張しました(笑)。その日は花束をくれたり、とても優しかったです」(絢乃さん)

実はこの時、指輪はまだ出来上がっていなかったのだとか。
「『もう一度ちゃんとプロポーズするね』と言ってくれて。後日、指輪が届いてからペニンシュラホテルで食事をしながら改めて贈ってくれました。2回もプロポーズしてもらえるなんて本当に驚きましたし、愛をすごく感じました」(絢乃さん)

プロポーズ前には、ロイヤル・アッシャーを含め7ブランド以上を2日間かけて見て回ったそう。
「彼が最終的に選んでくれたけれど、事前に一緒にたくさん見ていたからこそ、受け取ったときの納得感は大きかったですね。箱をパカッと開ける瞬間はやっぱり特別で、『婚約したんだ』って実感しました」(絢乃さん)

ふたりらしさを映す、こだわりの結婚指輪

婚約後の結婚指輪選びも、ふたりで数日かけてじっくりと行ったそう。
「彼も私も『ストレートの指輪はなんか違うね』と彼の指輪に対して思っていて。男性用の結婚指輪って種類がそこまで多くないから、探すのに少し苦労しました」(絢乃さん)
そんな中で出会ったのが、モニッケンダムの「15WR34」。S字のカーブが美しいデザインが決め手でした。
「シンプルなのにシンプルすぎず、さりげなさがおしゃれで。見た瞬間にふたりとも『これだね』と即決しました」(絢乃さん)

絢乃さんは「12ET02(Half)」というハーフエタニティリングを選択。
「フルエタニティじゃなくて、最初からハーフがいいと決めていたんです。いろんなブランドを見たけれど、モニッケンダムのイエローゴールドの色味が本当に上品で。婚約指輪と重ねたときの可愛さも抜群でした。しかも輝きも美しく、カラット数のわりに価格も手が届きやすくて、即決でしたね」(絢乃さん)

日常に溶け込む、重ね付けの楽しみ

絢乃さんの職場は比較的自由な雰囲気のため、婚約指輪と結婚指輪をほぼ毎日重ねて身に着けているそう。
「もともと、毎日着けられるデザインがいいと思っていたので、この組合せは普段使いにもぴったり。毎朝起きて婚約指輪を身に着ける瞬間がとても楽しみなんです」(絢乃さん)
結婚指輪は着けたまま、婚約指輪は朝起きて身に着けるスタイル。
「毎日『可愛いな』と思いながら着けています。友人に褒められることも多いですし、以前YouTubeで紹介したら『私もロイヤル・アッシャーにしました!』というDMもたくさんいただいて。誰かの参考になっていると思うと、とても嬉しいですね」(絢乃さん)

節目ごとに、指輪に思い出を重ねて

「10年後、20年後には新しいリングを買い足したいなと思っています。同じブランドで揃えるのも素敵ですよね。ロイヤル・アッシャーはオランダ王室御用達なので、いつか本店にも行ってみたいです」(絢乃さん)
最後に、これから指輪を選ぶ人へのアドバイスをいただきました。
「自分が本当に欲しいデザインがあるなら、きちんと相手に伝えた方がいいと思います。あと、実際に試着することも大切。可愛いと思っていたデザインが、実際に着けてみるとしっくりこないことも多かったので。たくさん見比べることで、自分たちに合う一本が見えてくるはずです」(絢乃さん)

取材・編集/藤井由香里

Magazine

最新号 202601月号

11月28日発売/
表紙モデル:山本 美月