【ティファニー】「まさか本当に?」――箱の四隅に残った愛の証と忘れられないプロポーズ【CLASSY.世代のブライダルリング物語 #9】

結婚指輪や婚約指輪は、人生をともに歩むお守りのような存在。最近では、クラシックな王道デザインだけでなく、ファッションジュエリーとしても楽しめるデザインを選ぶ人も増えており、選び方の幅もどんどん広がってきています。
今回は、CLASSY.リーダーズの中村真優さんにインタビュー。大のアクセサリー好きで、中でもティファニーのジュエリーを愛用してきたという真優さん。運命のリングに込められた想いや、ふたりで選んだ結婚指輪のエピソードをご紹介します。

PROFILE
中村真優さん/28歳・IT関連企業勤務

会社の先輩の紹介で出会ったパートナーとは、交際わずか5カ月というスピードで結婚を決意。2022年12月に婚約し、2023年9月に結婚。休日は二人で散歩をしたり、新しいお店を開拓したりと、何気ない日常を一緒に過ごす時間を大切にしているそう。

「まさか本当に買ってくるなんて」憧れのティファニーで選んだ指輪

——Tiffany & Co.「ティファニー ソレスト クッション カット ダブル ハロー エンゲージメントリング」

昔からジュエリーが大好きで、中でもティファニーに特別な思い入れがあったという真優さん。ある日、自分へのプレゼントを買いにティファニーへ行ったとき、ふと婚約指輪コーナーにも立ち寄ったそう。
「ティファニーの象徴的なデザインであるソレストに一目惚れをして、立ち会ってもらっていた彼に伝えていました」(真優さん)

中央の1粒ダイヤモンドを2重のダイヤモンドが囲むゴージャスなデザイン。クッションカットの上品なフォルムが特徴的なこの指輪は、ティファニーらしい華やかさと存在感を兼ね備えた一本です。
「ティファニーの婚約指輪の中でも、これが一番輝いて見えて。センターストーンの周りをパヴェダイヤが2周囲んでいるので、とてもダイヤモンドが大きく見えるんです。ファッションリングとしても使えるところがお気に入りです」(真優さん)

四隅が少し汚れたティファニーブルーの箱。カウントダウンで贈られたサプライズ

プロポーズの舞台は、年末年始の温泉旅行先のホテル。
紅白歌合戦を見ながらカウントダウンしていたその瞬間、「ちょっといい?」と彼が切り出したのだそう。サプライズで贈られたのは、真優さんが「欲しい」と話していた憧れの婚約指輪。
「プロポーズのタイミングは完全にサプライズだったので、本当に驚きました。ティファニーブルーの箱の四隅が少し汚れていて、きっとポケットに入れてタイミングを見計らっていたんだろうなって。それを見て、彼の緊張が伝わってきました」(真優さん)

実は彼は、夜の海へ誘い出してプロポーズしようとしていたそう。しかし真優さんがすでにバスローブに着替えてお化粧も落としていたため断られてしまい、想定していた場所でのプロポーズは叶わなかったのだとか。
「よくよく聞いてみたら、何度も海に誘ってくれていたみたいで(笑)。でも、結果的にカウントダウンのタイミングでプロポーズしてもらえて、一生忘れられない思い出になりました」(真優さん)

重ねづけで輝きが増す。ファッションを楽しむための結婚指輪

結婚指輪も、統一感を大切にして婚約指輪と同じくティファニーを選んだふたり。重ね着けしたときの相性も考えて、真優さんはティファニー ソレストのVリング、彼はエルサ・ペレッティのカーブド バンドリングを選んだそう。
「婚約指輪のダイヤモンドが大きめなので、カーブしたデザインの結婚指輪がぴったりだったんです。V字でダイヤモンドが敷き詰められたデザインにときめいて、これに決めました。婚約指輪と結婚指輪を重ねると、キラキラ感がすごくて、とにかく華やか。手元を見るたびに気分が上がりますし、ファッションのアクセントにもなってくれます」(真優さん)

結婚指輪は、真優さんがふたり分を購入。
彼にはお返しとして、ティファニーのTブレスレットをプレゼントしたそうです。
「彼は普段アクセサリーをあまり着けないタイプだったんですが、結婚指輪とブレスレットは毎日着けてくれています。それがすごく嬉しくて。自分の好みを優先して選んだところもあるけれど、ちゃんと受け入れてくれて感謝しています」(真優さん)

節目ごとに更新していく。一緒に歩むジュエリーとの関係

10年後、20年後のジュエリーとの付き合い方について尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「婚約指輪は一生ものとして、ずっと大切にしたいと思っています。輝きも変わらないし、思い出が詰まった特別な存在なので。でも結婚指輪は、10年、15年と節目ごとに変えてもいいのかなと思っていて。その時々のふたりを映す指輪になる気がするんです」(真優さん)
最後に、これから指輪を選ぶ人へのアドバイスも伺いました。
「結婚指輪は毎日身につけるものなので、やっぱり好きなデザインやブランドを選ぶことが大切だと思います。そのブランドが、結婚後も自分たちにとって特別な存在になっていくと思うので。ふたりでしっかり話し合って、いろいろ見て選んでほしいです」(真優さん)

取材・編集/藤井由香里

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