【FRED】憧れのあの映画と同じ…!内側の〝秘密〟もロマンチックなリング

結婚指輪や婚約指輪は、人生をともに歩むお守りのような存在。最近では、クラシックな王道デザインだけでなく、ファッションジュエリーとしても楽しめるデザインを選ぶ人も増えており、選び方の幅もどんどん広がってきています。今回お話を伺ったのは、憧れの映画に登場するリングをサプライズで贈られたという奥野莉子さん。その指輪に込められた想いをはじめ、ふたりで選んだ結婚指輪、そして結納返しに贈った時計にまつわるエピソードを聞きました。

PROFILE
奥野莉子さん/悠さん(27歳・航空業/28歳・メーカー勤務)

共通の知人を通じて出会い、交際1年の記念日にプロポーズを受け、婚約。2022年12月に入籍。趣味はラグビー観戦やゴルフ、ドライブなどアクティブなものが多く、週末にはそれぞれの実家を訪れることも。最近は家で映画を観たり、おうち時間も大切にしているそう。

映画「プリティ・ウーマン」に憧れて。夢が叶ったサプライズリング

——FRED「プリティウーマン エンゲージメントリング クラシック」

莉子さんに贈られた婚約指輪は、「FRED(フレッド)」の「プリティウーマン エンゲージメントリング クラシック」。
実は莉子さん、映画「プリティ・ウーマン」にフレッドのリングが登場するストーリーがとても好きで憧れていたそう。付き合って半年くらいの頃、莉子さんがふと口にした「このフレッドの指輪、すてきだなあ」という一言を、悠さんがメモしてくれていて、サプライズで用意してくれたそうです。
「映画の中の指輪と同じブランドで、本当にびっくりしました。何気なく話した言葉を覚えてくれていたこともうれしくて、忘れられない瞬間になりました」(莉子さん)

また、この婚約指輪に込められたストーリーにも惹かれたといいます。
「このリングは、“運命的な愛”や“夢が叶う”という映画のストーリーにインスパイアされたものだと聞いて、素敵だなと思いました。内側に小さなルビーがセットされているのですが、“ふたりの間だけで共有する秘密のハート”という意味があるらしく、それもまたロマンチックで魅力に感じています」(莉子さん)

交際1年記念日に訪れた、忘れられないサプライズプロポーズ

プロポーズは、2022年3月、交際1年の記念日にパレスホテルで。
「1年記念日のお祝いだと思っていたので、まさかプロポーズされるなんて、全く予想していませんでした」(莉子さん)
悠さんは、サプライズを完璧に演出するために、事前に指輪と薔薇の花束をホテルに預けてくれていたそう。ふたりが部屋に入ってしばらくすると、クローゼットから花束と指輪を取り出し、皇居の夜景を望むテラスでプロポーズをしてくれたそうです。
「皇居の夜景が本当に綺麗で、雰囲気もとてもロマンチックでした」(莉子さん)

中でも印象的だったのは、悠さんが莉子さんの指輪のサイズをこっそり測っていたというエピソード。普段右手の薬指に着けていた指輪を、莉子さんが寝ている間にそっと確認し、そのサイズを伝えにフレッドの店舗を訪れたといいます。
「右手の薬指のサイズを以前からお世話になっているフレッドの担当の方に伝えたら、『右と左の指は全然サイズが違うんですよ!』って言われたみたいで(笑)。その話を聞いて、なんだか愛おしいなって思いました」(莉子さん)

指に馴染む細さと、重ねづけのしやすさ。日常に寄り添うデザインを追求した一本

結婚指輪も、婚約指輪と同じくフレッドを選んだふたり。実際に店舗に足を運び、何度も試着を重ねながら選んだそう。
「フレッドのもつ上品で洗練された世界観に惹かれたのはもちろんですが、『人と被らないブランドを選びたい』という想いがふたりの間で一致していたんです。日常に自然と馴染みながらも、自分たちらしい個性をきちんと表現できる——そんな絶妙なバランスに惹かれて、自然とフレッドに気持ちが傾いていきました」(莉子さん)

悠さんはシンプルなプラチナ、莉子さんはイエローゴールドとピンクゴールドで迷った末、肌なじみのよさからイエローゴールドに。華奢なフォルムで、重ねづけのしやすさや日常使いの快適さにもこだわりました。
「毎日つけるものだから、他のジュエリーと合わせても浮かないようにしたかったんです。指がむくんだときも不快感がないよう、細さにもこだわりました」(莉子さん)
華奢で上品な佇まいながらも、日々のスタイルに自然と馴染む結婚指輪は、24時間どんなときも欠かさず身につけているそう。一方、婚約指輪は、特別なディナーや記念日、結婚式など“とっておきの日”に装うことで、その瞬間をより華やかに彩ってくれます。
「プロポーズされた日のことをよく思い出します。さりげなく手元を華やかにしてくれるので、身につけるたびに気分が高まるんです」(莉子さん)

ふたりの節目に選んだ、日本製の高品質ウォッチ

莉子さんが結納返しとして悠さんに贈ったのは、Grand Seiko(グランドセイコー)の「SBGP009」。ふたりの節目を形に残し、日常からビジネスまで長く愛用できるものをと考え、選んだのは高品質な日本製の時計でした。
「メンズの時計にはあまり詳しくなかったので、アパレル業界で働く父に相談しました。グランドセイコーは日本製ならではの精巧さや信頼感があると聞き、これだと確信できたんです。これからキャリアを築いていく彼に、自信を持って身につけてもらえるような時計を贈りたいという想いも込めました」(莉子さん)

撮影/杉本大希

実際に悠さんも、商談やプレゼンなど、気合いを入れたい日に愛用しているそう。ブライダルジュエリーと同じように、ふたりの絆をそっと支える、大切な記念のアイテムになっています。

ずっと大切にしたい、ふたりだけのストーリー

ふたりにとって、指輪は単なるジュエリーではなく、思い出や気持ちが宿るもの。さりげない会話を覚えていてくれたことや、ふたりで悩んで選んだ時間さえも、すべてがかけがえのない記憶になっているといいます。
「10年後、20年後も、ふとした瞬間にあのときの気持ちを思い出せるように。これからもずっと大切にしていきたいです」(莉子さん)

取材・編集/藤井由香里

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