結婚式のご祝儀はなかなか難しい問題ですよね。「どうするのが正解?」、「額はどのくらいがベスト?」など、さまざまな疑問があるかと思います。今さら周りには聞きにくい基本的なマナーですが、ここでしっかりおさらいしておきましょう。
■ご祝儀袋の選び方
ご祝儀袋は、包んだ金額に比例させるのがマナーです。「デザインがかわいいから!」などという理由で豪華なご祝儀袋を選ぶのはNGです。
また、基本的なポイントですが、表書きは「寿」か「御祝」とするのが良いでしょう。その下に自分の名前をフルネームで書きます。毛筆や黒の筆ペン、サインペンで書くのがおすすめです。このような正式な場面において、ボールペンはNGです。
そして中袋の表の中央に金額を書きます。数字は「壱 参」でも「一 三」でもどちらでもかまいません。裏には自分の住所と名前を書きます。そして、新札を用意して向きをそろえ中袋に入れて完成です。向きがバラバラだったり、汚れたままのお札では気持ちが伝わりにくいため、新札は事前に準備しておきましょう。
■金額の目安は?
割り切れる数字はいけないと一般的には言われますが、最近ではペアを表す2はいいとされ、2万円を包む方も増えてきているようです。少し前までは会場の規模に見合った金額という考え方もされていましたが、昨今の目安としては20代から30代の方は、相手が上司や先輩の場合3万円がベター。同僚や後輩、友人には2~3万円が目安といえるでしょう。兄弟姉妹になら、20代は5万円、30代なら5~10万円ほど包むのがいいのではないでしょうか。
しかし、式によって変動もありますので心配な場合は参列者に相談してみるのもいいでしょう。
■郵送する場合は?
どうしても時間がなく、お祝い金を郵送する場合は、現金書留で送ります。ご祝儀袋にお金を入れ、それを現金書留封筒に入れてください。その際に「本来は持参するところを郵送で失礼いたします」と一言添えた手紙を同封すると心遣いが伝わるでしょう。
ご祝儀袋をはじめとして、意外と誤解されているポイントが多いのが結婚式のご祝儀です。ここで改めてチェックして、スマートな対応を心掛けてください。
文/前濱瞳 画像/Shutterstock(Monkey Business Images、shalaku、Lia_t、MemoryMan)
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