突然訪れた新型コロナウイルスによる社会への影響…。私たちのワークスタイルも在宅勤務や時差通勤など影響を受けていますが、会社員よりもさらにリアルに感じているのがフリーランスで働く人たち。そこで、各分野で活躍するフリーランスの方達に突撃インタビュー!第3回目となる今回はフリーランス女子として活動するトラベルライターの筆者が、コロナによる仕事への影響や、コロナショックによる心境の変化などを回答します。
❶普段の仕事はどのような内容?
海外・国内問わず、様々な観光地に赴き取材・執筆・PRをする仕事
トラベルライターとして、観光地やホテルの取材、撮影、執筆、PRのお仕事をしています。WEBメディアでの執筆の他、TV出演や書籍の執筆、雑誌などに専門家としてコメントしたりすることも。また、女子旅メディアのディレクターをしているので、その運営や企画・営業など旅関係で多岐に渡り活動しています。
❷コロナショックにより変化した仕事の状況
旅行業界に激震…コロナの影響で旅系の仕事が0に
コロナウイルスが中国近辺で拡大し始めた1月頃。その時既に2月の香港取材が決まっていたのですが、感染拡大とともにリスクが高まり延期になりました。そこから2月に入ると他の海外取材もどんどん延期や中止に。3月に入る頃には国内取材も無くなりました。旅行業・観光業は、今回のコロナウイルスの影響によりかなり深刻な打撃を受けているので、私の仕事も例外ではありません。基本的には外出することが多く昨年は毎月のように海外に取材で渡航していましたが、今年はゼロになりました。それだけでなく、取引先となる宿泊施設や観光地が経営の危機に晒されているので、私の仕事以前の問題となりつつあります。
❸コロナによる世の中への影響をみて、仕事への価値観や将来への考え方で、自分の中で生まれた心境の変化
コロナの影響により、ライターの枠を越え新たな分野へ挑戦したいという気持ちが芽生えた
私は現在トラベルライターとして動いていますが、前職は大手広告会社で経営コンサルと広告営業をしていました。顧客のニーズや課題に合わせて広告提案をし、理想の集客を叶えるためにありとあらゆる施策やデータを集め打ち出し方法を思考していたので、私のスキルの根幹は広告コンサルなのかなと思います。今回のコロナの影響で集客やPRに悩む観光業の方を多く見かけ、もっと新しい方法で日本の観光のためにできることはないかと考えるようになりました。今現在はトラベルライターの枠を超えて、観光業に特化したPR&WEBデザイン事業を拡大しようと奮闘しています。ただ単に取材して執筆する以上に、観光業に携わる方に多くの恩恵を与えられるよう頑張りたいと思っています。
❹トラベルライター目線でおすすめする、おうち時間の過ごし方
時間がある今だからこそ、スペシャルな旅の計画を。情報収集にはうってつけの期間
おうち時間で旅気分を味わうのにおすすめなのが、Googleストリートビューを使ったリモート旅です。現地の実際の様子や景色がリアルに見られるので、旅の気分を味わうのはもちろん、次の旅行の予習にも最適です。「今度はここに行ってみたいな」なんて考えながら次の旅行先探しにもおすすめです。またこの時間がある今だからこそ、吟味してこだわったスペシャルな旅行計画を立てて欲しい!普段、旅行会社に依頼している人ほど旅の計画を自分目線で作ったことが少ないかもしれません。行き当たりばったりの冒険感溢れる旅もいいですが、せっかくならお気に入りを詰め込んだ無駄の無い旅シケジュールを立ててみるのも面白いかも!ディナーは絶対ここ、スパはここに行ってこのメニューをする、など徹底的にリサーチしてから行く旅も充実度が上がって楽しいですよ。
答えたのは…
トラベルライターSHIORI
リクルートで広告営業コンサルを経験した後、フリーランスライターとして独立。WEBメディアや書籍、雑誌、TV等で旅のコンテンツの取材・執筆・PRを多数行っている。#女を磨く旅 をリサーチしており美容旅にも関心が高い。「トラベルライターSHIORIの女子旅ブログ*美TRIP」は月間1万PV越え。好きなエリアは東南アジア。2020年、観光業に特化したPR&WEBデザイン事業「TROVATORE」をスタート。
▶︎Instagram:@traveler_s23
▶︎Blog:トラベルライターSHIORIの女子旅ブログ*美TRIP