おうち時間の過ごし方として、お菓子作りを楽しむ人が増えています。スーパーからホットケーキミックスが消えてしまうほど人気を集めています。でも、洋菓子もいいですが、せっかくなら和菓子にも挑戦してみませんか?今回は、初心者でも簡単に作れる「本格和菓子」レシピを4つご紹介します。インスタでも一目おかれること間違いなしです!
1. わらび餅
黒砂糖を加えているので、黒蜜いらず。 ふるふるとした口当たりが嬉しい。
材料 2人分
わらび餅粉 ─ 80g
砂糖 ─ 40g
黒砂糖 ─ 40g
水 ─ 400cc
A
・きな粉 ─ 大さじ4
・砂糖 ─ 大さじ2
作り方
1. 鍋にわらび餅粉と砂糖、黒砂糖を入れて混ぜ、水を加えて溶かす。
2. 鍋を中火にかけ、全体に艶が出るまで木べらで練る。
3. ラップを敷いた型に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵室に入れて冷やす。
4. 3を適当な大きさに切り、混ぜ合わせたAをたっぷりとまぶす。
2. カステラ
型に新聞紙を敷くことで、火がゆっくりと入り、焼き上がりふっくら。
材料 15×15㎝の型1台分
卵 ─ 3個
強力粉 ─ 125g
砂糖 ─ 125g
A
・はちみつ ─ 大さじ2と1/2
・牛乳 ─ 大さじ2と1/2
・サラダ油 ─ 大さじ2と1/2
作り方
1. 卵を卵白と卵黄に分ける。ボウルに卵白を入れて砂糖を少しずつ加え、ハンドミキサーで角が立つくらいのメレンゲ状に泡立てる。溶きほぐした卵黄を少しずつ加えて混ぜ合わせる。
2. 1に混ぜ合わせたAを3回に分けて加え、その都度混ぜる。
3. 2に強力粉を3回に分けてふるい入れ、ゴムべらでさっくりと混ぜる。
4. 型に流し入れる。新聞紙3枚を重ねて敷き、さらにクッキングシートを敷いて3を180℃に予熱したオーブンで10分ほど焼き、160℃に下げて30分ほど焼く。型ごと粗熱が取れるまでおき、型から外してラップに包み、30分ほど蒸らす。
3. どら焼き
ホットケーキの要領で焼いてください。 サイズはお好みで楽しんで。
材料 2人分
薄力粉 ─ 100g
ベーキングパウダー ─ 2g
砂糖 ─ 70g
卵 ─ 2個
みりん ─ 20g
重曹 ─ 1g
水 ─ 小さじ1
小倉あん ─ 60g
作り方
1.ボウルに砂糖と割りほぐした卵を入れて泡立て器ですり混ぜる。
2. 1に水で溶いた重曹、みりんを加えて混ぜる。
3. 2に薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れて混ぜ、冷蔵室で30分ほど寝かせる。
4. 3に水15~20㏄(分量外)を加えて生地の硬さを調整する。
5. フライパンを熱してサラダ油(分量外)を薄く引き、4を流して両面がきつね色になるまで焼く。
6. 5にあんを挟み、しばらくラップに包んでおく。
4. 果物ゼリー寄せ
寒天が溶けてから砂糖を加えるのがポイント。透けるフルーツがなんとも涼しげなデザート。
材料 2人分
棒寒天 ─ 2/3本
水 ─ 400㏄
砂糖 ─ 160g
オレンジ ─ 1個
いちご ─ 12個
黒豆(甘煮) ─ 12粒
ミントリキュール(あれば)─ 大さじ1
作り方
1. 棒寒天は水(分量外)に浸してふやかし、水気を絞る。オレンジは皮をむいて3㎝大に切る。いちごはへたを取り、縦4等分に切る。
2. 鍋に寒天と水を入れて火にかけ、かき混ぜながら沸騰させる。寒天が溶けたら砂糖を加え、2~3分ほど煮て火を止める。ミントリキュールを加えて粗熱を取る。
3. 型に2の半量を流し入れ、オレンジ、いちご、黒豆の半量を加える。固まり始めたら残りの2と具を静かに加え、冷蔵室で冷やす。
一見難しそうな和菓子も、実は簡単な材料でさくっと作れちゃうんです。おうち時間をより充実させるためにも、試してみてはいかがでしょうか?
教えてくれたのは...田中伶子先生
田中伶子クッキングスクール代表。全国料理学校協会理事、東日本料理学校協会副会長、NPO日本食育インストラクター協会理事。福岡女子大学卒業後、1964年に料理教室を開設。家庭料理の基礎から食のプロ養成まで指導にあたるほか、TV番組の出演や雑誌の執筆、食品・流通・広告会社等での商品企画、講演会など幅広く活躍中。
取材/首藤奈穂 撮影/馬場わかな スタイリング/佐々木カナコ、来住昌美 調理アシスト/中村奈津子、戸嶋幸江、杉本涼子、戸崎小百合、廣瀬弘子 再構成/CLASSY.ONLINE編集室
※この記事は『結婚できる和食教室』(光文社刊)を再構成したものです。
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