道枝駿佑さん「星を説明するシーンはキュンとすると思いますよ」映画『君が最後に遺した歌』インタビュー

アジアツアーにドームツアーなど、海を越えて活躍の幅を広げるなにわ男子の道枝駿佑さんがCLASSY.に登場。今回は、3月20日に公開された映画『君が最後に遺した歌』についてインタビュー。作品に込めた想いや撮影の裏側、今の自身の心境まで、たっぷりと語っていただきました。

4年ぶりの再集結にエモさを感じました

『君が最後に遺した歌』(3月20日公開)のお話をいただいた時は、素直に嬉しかったですね。4年前に初めて主演を務めた映画『今夜、世界からこの恋が消えても』でお世話になった方々と改めてご一緒できるのはすごくエモさがあって。感慨深いなあって。三木孝浩監督に音楽プロデュースは亀田誠治さん、原作は一条岬さん。思い入れのある作品のチームに帰って来られたのが嬉しかったし、「呼んでいただいたからには全力で!」と気合が入りました。

僕は人見知りなんですけど(笑)、今回は顔見知りの方がいらっしゃる安心感があったというか、ちょっと懐かしい気持ちにも。4年前とはまた違う感じが見せられたらいいなと思って挑みました。プロデューサーさんには「“セカコイ”の時は人見知り感があったけど、今回は世慣れ感がすごいね」って言われました(笑)。皆さんと一生懸命に話そうと思ったことで明るく話せるようになったのか、自分ではわからないですけど、以前より皆さんとのコミュニケーションが増えたのもあって、話し合いながらお芝居ができたのは楽しかったです。

中でも、春人と綾音が部室でぶつかるシーンで、僕は椅子に座っていたんですけど、途中から立ちたくなっちゃって。椅子に座るか、座らないかっていうお芝居の動きを三木監督や生見さんと話し合いながらできたのはすごく楽しかったし、心に残っているし、この作品で成長できたことのひとつかなと思っています。

恋と愛の違いは…まだわかりません(笑)

この作品は、僕が演じる水嶋春人と、生見さんが演じる歌唱と作曲の才能を持つヒロイン、遠坂綾音の10年を描いたラブストーリー。文字の読み書きが難しい「発達性ディスレクシア」を抱える綾音に代わって春人が詞を書いて、綾音が歌うという関係性です。春人は10代の多感な時期は普通の少年ではあるけれど、すごく繊細な人という印象でした。僕との共通点といえば、内気なところですかね(笑)。僕は割と静か~な方なので(笑)。

春人は自分のことを必要としてくれる彼女に対してもすごくいろんな感情があって。たとえば、綾音の才能に嫉妬したりも。彼女への接し方がシンプルな感情表現じゃない分、最初は演じ方が難しかったですね。ただ、僕自身は最近、年齢を重ねるごとに感情の幅が広がっているなと感じていて、お芝居をしていても、その時に生まれるもの、感じるものを大事にできるようになった気がして。これも今回の作品での新たな発見です。だから、映像や音楽が美しいのはもちろんですが、春人が成長するにつれて変わっていく感情表現に注目するのも面白いんじゃないかな。

僕は彼の綾音に対する想いは、恋より愛の方が近いと思っています。うぶでピュアな感じがするけど、愛に変わっていく。その過程も見届けてください。星を説明するシーンがあるんですけど、そこは可愛らしくてキュンとすると思いますよ。とはいえ、恋と愛の違いについて聞かれたらまだよくわからないのが正直なところです(笑)。

説得力のあるお芝居ができるようになりたい

目標はしっかりと立てるけど、あまり口には出さないタイプ。言っていた時期もありますが、それが周りのプレッシャーになってしまう気もしちゃって。とはいえ、今後の目標としては、グループでいうとより多くの人にライブを観てもらうこと、個人としては説得力のあるお芝居ができるようになったらいいなと思っています。そのためにやることといっても、目の前のことを一生懸命やるのみなんですけどね(笑)。

こんなふうにその時のことに一生懸命なので、失敗することがあったとしても気持ちの切り替えはすぐにできるように。もちろんたまに思い出して落ち込むこともあるけど、仕方がないことなので、その時の失敗を繰り返さないように気をつけます。テクニックとしては、「しょうがない!」って思うこと。あとは時間任せですね。僕、ストレスがあんまり溜まらないんです。溜まっているのかもしれないけど、気づかないので鈍感なのかも(笑)。でも、考えすぎるところがあったりしてネガティブなんですけどね。ファッションが好きなので、日々着る服も楽しみのひとつになっているところも。 特にジュエリーは好きで、普段から積極的に着けています。割と華奢なものが好きですがシンプルなものも好き。作品が完成すると記念にジュエリーを買うことが多いのですが、今回はまだ買えていないので、何を買おうか悩み中です。

CLASSY.読者の皆さんは頑張り屋さんが多いと聞きました。忙しい毎日だと思いますが、僕の熱意が入ったこの作品が少しでも心をあったかくするものであれば嬉しいです。お互い頑張りましょう。

映画『君が最後に遺した歌』3月20日全国公開

一条岬による同名小説を映画化。主人公・水嶋春人(演・道枝駿佑)と文字の読み書きが難しい発達性ディスレクシアを抱えながら歌唱と作曲の才能を持つヒロイン・遠坂綾音(演・生見愛瑠)との10年にわたるラブストーリー。2022年に公開された映画『今夜、世界からこの恋が消えても』のチームが再集結し、三木孝浩監督がメガホンを取り、音楽は亀田誠治氏が担当する。

なにわ男子・道枝駿佑
2002年7月25日生まれ。大阪府出身。血液型O型。「なにわ男子」のメンバー。メンバーカラーはピンク。2014年に現事務所に所属し、2017年にTVドラマ『母になる』でドラマデビュー。2018年にジュニア内ユニット「なにわ男子」のメンバーになり、その後も様々なドラマ、映画に出演。2021年にCDデビューを果たす。2022年にはTVドラマ『金田一少年の事件簿』で主演に抜擢され、映画『今夜、世界からこの恋が消えても』で映画初主演、3月20日公開の『君が最後に遺した歌』では映画単独初主演を務め、その勢いが止まらない。

撮影/Ton Zhang ヘアメイク/花井菜緒(JOUER INTERNATIONAL) スタイリング/庄 将司 取材/棚田トモコ 編集・ディレクション/新保めぐみ 編集/平賀鈴菜 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2026年4月号「なにわ男子・道枝駿佑さんとSPORTY&CLASSY.」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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表紙モデル:堀田 真由