アイドル、役者としても大活躍中のtimelesz・佐藤勝利さんがCLASSY.に登場!真面目でストイック。“ハンサム”という言葉だけでは語りきれない、内面からにじみ出る誠実さや繊細さ、そして静の強さが魅力的な佐藤さんのインタビュー全文公開です!
家族の愛情を感じる日々
がっかりすることもあるけど(笑)
今年で29歳。CLASSY.読者の皆さんと同じ世代です。30歳になったら社会的責任とか、やらなきゃいけないことが増えるのかな?(笑)とりあえず、30代は年下の新メンバー3人(橋本将生さん、猪俣周杜さん、篠塚大輝さん)を引っ張っていくことも多くなるのかなとは思っています。14歳からこの仕事をしているので、キャリアは15年になります。昨年、所属しているグループの名前がSexy Zoneからtimeleszに変わって、今年は新メンバーが増えて…目まぐるしく色々なことが変わったけれど、半年経っても愛情を実感しています。新メンバー(寺西拓人さん、原嘉孝さんと前述の3人)には、オーディションに参加してくれたことにすごく感謝しています。もちろんオリジナルメンバー(菊池)風磨くん、(松島)聡ちゃんの2人もそこにいてくれるだけでいいというか、メンバー全員の存在自体が愛というか…。でもがっかりしたこともありますよ!
8月24日まで開催していたライブのある曲で、周杜が僕をずっと見ちゃう所があって。本来彼は僕ではない所を見ないといけないんですけど、その時の僕の顔が“色々経験してきた顔”らしくて、どうしても見ちゃうと言っていて(笑)。嬉しかったけど、正しい所を見なくてはいけないって注意したら、次のライブではもう僕を見ていなくて(笑)。それが正解なんだけど、ちょっとがっかりしました(笑)。
舞台には立ち続けたいし、感動を渡せる人になりたい
これまでたくさんの方が僕を導いてくださいました。中にはやりたくないこともあったけど、すべて今の僕に欠かせない良い経験です。20代はもがいたりもしましたが、30代は自分の好きなこともやっていきたいなと思っています。昨年結成したコントユニットもその一つで大切にしていきたいですが、僕は演劇が大好きなので、これからも舞台に立ち続けたい。そもそも自分が感動を貰ってきたものなので、今度は僕がそれを渡せるような人になりたいです。
この秋に上演される『ブロードウェイ・バウンド』では主人公のユージンを演じます。4年前に『ブライトン・ビーチ回顧録』で14歳のユージンを演じましたが、今回は23歳。少年から青年になって、夢だったコメディ作家になるべく、奮闘する毎日ですが、変わらず“あの家”に家族と住んでいます。前作を観てくださった方は、舞台となる“家”はほぼ同じなので、あの時に観たことや感情を思い出すかもしれません。でもユージンも家族も成長しているから当時とは見え方が違うはず。その時間経過を感じるだけでもすごい演劇体験だと思うんですよね。あと、いい演劇って、会場に入っただけで「うわ〜!」って気分が高揚するものなのですが、この作品もそう。舞台美術も素晴らしいので、ぜひ注目してください。
僕はジャンル問わず、観劇が好きなので、自分がお客さんとして観る時も毎回感動しています。舞台は客席との距離が近いので、パワーみなぎる役者を目の当たりにして心を揺さぶられないわけはないと思うんです。AIなどテクノロジーの進化が凄まじくて、その場にいなくてもそこにいるかのような体験ができるようなことが今後出てくるかもしれないけど、僕はやっぱり人には敵わないと思っていて。だから演劇はなくならないだろうし、なくすべきじゃないと思っています。諸先輩方から「30代はあっという間だよ」と聞きますが、皆さん、やりたいことをやって、楽しい30代にしていきましょう!
Q.1軒目のデートの時に着ていたら嬉しい服は?
A.派手じゃない感じ落ち着いた色味のもの
ちょっとガヤガヤしているようなビストロとかなら、少しカジュアルな服装がいいですね。ドレスみたいな服装が合うお店もあるだろうけど、僕の場合は初デートでそういう所に行くことはないと思うから。どこに何を着ていくというような、そういうちょっとした価値観も合うといいですよね。パンツかスカートかは…どちらかというとパンツかなあ。いい具体例が思いつかないけど、どんなパンツでもいいです。デニムでも、ワイドでも!
Q.メンバーや事務所の人との最近のお酒エピソードを教えてください
A.ツアーの時にメンバーと屋台へ行きました!
僕は普段あんまりお酒を飲まないんですけど、旅に出ると飲みたくなるんですよね。ライブってちょっと旅をしている感覚になるので、メンバーと乾杯できるのは嬉しいです。こないだは福岡でメンバーと屋台に行って。最初はビールで乾杯。暑い中でビールを飲むのって最高ですよね。今回の福岡はすっごく暑かったのもあって、もちろん美味しかったです。ラーメンを食べながらビール、いい思い出です。海外に行った時にビアガーデンに行くのも好きかな。
Q.初めてのデートで1軒目に選ぶならどんなお店が理想?
A.カジュアルだけどちょっとおしゃれなお店
僕自身、食に興味があるので、一緒にご飯に行くとなったら食べたいものを聞いて、いくつかラインナップを出すと思います。肩肘を張らなくていいけど雰囲気がいいお店がいいですよね。カウンターがあるお店のムードは素敵だけど、カウンターって、慣れている人が座るイメージがあるから、違う席にするかも(笑)。ちなみに今日伺ったお店、どちらも本当に美味しくてびっくりしました。
Q.一緒に飲んでいて、キュンときそう、というポイントはありますか?
A.色々丁寧なのが好きですね
言葉遣いが綺麗なのもいいなと思いますし、ちょっとしたところに出ると思うんですけど…カトラリーを置く時とか。あと、ちゃんと「おいしい」と言えたり。感情はなるべく表に出ている方が好きですけど、緊張していたり、控えめな性格の人で感情をあまり表に出しづらいという人でも気持ちを表現しようというのは伝わるし、結構ちゃんとキャッチできると思います。絶対に伝えて欲しいということではないですけど(笑)、やっぱりそういうのは嬉しいですよね。
Q.初対面の人と距離を縮めるために意識していることは?
A.コミュニケーションを積極的にとりに行きます
その人によって適度な距離感って違うと思うんですけど、そこを考えた上でちゃんと話そうと思っています。控え目にしておこうっていうのはあんまりないです。もともとそんなに人見知りではなくて。ガツガツいくのは得意じゃないけど、お話しするのは嫌いじゃないんで。当たり前ですけど、挨拶は自分から行くし、先に僕の仕事が始まっていて、先輩が後から入られた時は挨拶ができない時があったりもするんですけど、そういう時はそわそわしちゃいます(笑)。
Q.仕事で失敗したり、なかなかうまくいかない時の気持ちの立て直し方を教えてください
A.お風呂に入ったり、サウナに行ったり
いや〜、基本落ち込むことばっかりですよ(笑)。そういう時はお風呂に入るとか、サウナに行ったりして気分転換しますね。あとは美味しいものを食べる!たま〜にお酒を飲むこともありますが、それはほぼないですかね。ちゃんと落ち込んで、ちゃんと寝たら次の日にはもう忘れています…というか、次の問題にぶち当たって、また違うことで悩んで…そういうことの繰り返しです(笑)。そうやって人は大きくなるものですよね。自分なりの切り替え方を探して翌日に引きずらないようにするのがおすすめです。
timelesz・佐藤勝利さん
1996年10月30日生まれ。東京都出身。血液型A型。STARTO ENTERTAINMENT所属。2010年に事務所に入所し、翌年Sexy Zoneとして『Sexy Zone』でメジャーデビュー。2012年ドラマ『ハングリー!』で俳優デビューし、2013年ドラマ『49』でドラマ初主演。アイドル、役者としても活躍するほかコントユニット『グラタングミ』を結成。2024年にグループ名をtimeleszに改名し同年新メンバーオーディションを開催。2025年には新メンバー5人が加わり8人体制に。PARCO PRODUCE 2025『ブロードウェイ・バウンド』が2025年9月4日から28日まで東京・PARCO劇場で、10月2日から13日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演される。
取材/棚田トモコ 編集/平賀鈴菜 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2025年10月号「timelesz・佐藤勝利さんと行く#TOKYO恋する1軒目」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
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