「猫糞」=?これって読める?動物にまつわる漢字4つ

「牛歩(ぎゅうほ)」「犬猿(けんえん)」「馬子(まご)」など……。動物の漢字を使った言葉は数多くありますよね。

この記事では、そんな“動物にまつわる漢字”の中でも、特に読み間違いの多い漢字をご紹介します。ぜひ全問正解を目指してみてくださいね。

1.「猫糞」

「拾った物をこっそり自分の物に
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「拾った物をこっそり自分の物にしてしまう」というような意味でよく使われる「猫糞」。猫がフンをした後に砂をかけて隠すことから、このような意味で使われるようになったそうです。

正しくは……

 

ねこばば」です。

2.「鷹揚」

「鷹揚な態度」「鷹揚に構える」
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「鷹揚な態度」「鷹揚に構える」などといったように使われる「鷹揚」。

「鷹揚」には「“鷹(タカ)”が空を飛ぶように、堂々としているさま」という意味があります。また「小さなことにこだわらず、どっしりと構えている様子」などといった意味も。ビジネスシーンなどで、褒め言葉として使われることが多くあります。

そんな「鷹揚」の正しい読み方は……

 

おうよう」です。「たかあげ」や「こうよう」と読んでしまわないように注意しましょう。

3.「脱兎」

「兎が脱する」と書いて「脱兎」
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「兎が脱する」と書いて「脱兎」。読んで字のごとく「勢いよく逃げるウサギ」のことで、転じて「動作が素早いこと」を意味する言葉です。たとえば「脱兎のごとく逃げ出した」などのように用いられます。

この漢字で気を付けたいのが「兎」の読み方です。そのまま「ウサギ」と読みがちですが、正しくは……

 

だっと」と読みます。「兎」の音読みが「ト」、訓読みが「ウサギ」です。ぜひ音読みでの読み方も覚えておきましょう。

4.「烏滸がましい」

「身のほど知らずで、さしでがま
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「身のほど知らずで、さしでがましい様子」のことを「烏滸がましい」と言います。

一般的には平仮名表記されることが多いため、見慣れない漢字だと感じる人もいるのではないでしょうか。

そんな「烏滸がましい」の正しい読み方は……

 

おこがましい」です。ちなみに「烏滸がましいようですが」と書くと、自分の行為をへりくだる謙譲表現になります。

 

4問中、あなたはいくつ正しく読めたでしょうか? 「猫」や「兎」など漢字一文字なら読めても、他の漢字と組み合わされると意外と読めない……なんてこともあるのでは。

もし今回読めなかった漢字があれば、ぜひこの機会に覚えておくと良いでしょう。

参考文献/日本語倶楽部〔編〕『読めないと恥ずかしい漢字 完全制覇本』河出書房新社

文/大内千明 画像/Shutterstock(Africa Studio、thodonal88、pathdoc、alphaspirit、Burlingham)

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