
美術館やギャラリー、インスタレーションなど、CLASSY.読者の間でも話題に上がることが多い、アートなスポット。6月号「ふたりで持ちたいSPORTY気分のブランドBAG」では、新進気鋭な若手アーティストの企画展を定期的に開催している「THE LOOP GALLERY」で撮影を行いました。アート熱が高まる今、CLASSY.が改めてフォーカスしたいのが、アラサー世代の女性アーティスト。次世代を担うアーティストとして注目を集めるYeji Sei Leeさんもそのひとり。現在開催中の個展《Where She Was, Not She》でアートな休日を過ごしてみては?

Yeji Sei Lee(リー・イェジセイ)

1995年 東京都生まれ
2020年3月 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
2020年4月 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究室 入学
2021年10月~2022年7月
Akademie der Bildenden Künste München, Klasse Prof. Pia Fries ミュンヘン、ドイツ
2024年3月 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究室 修了
歴史や場所、社会構造がアイデンティティの形成に与える影響を探究し続け、それらを起点に作品を制作。韓国人の両親のもと日本で育ち、国籍と帰属意識の複雑な関係性を日常的に意識してきた背景を持つ。母娘関係や韓国の市場で働く女性をモチーフに自身の経験や感覚を絵画で表現。
代表的な作品はこちら
2024年11月には、ソウルで個展《In vibrant hues, their voices laid》を開催。韓国の市場という密度の高い空間に交錯する視線や声を、女性たちの働く姿とともに表現。「女性」という存在が中心に据えられてきたLeeさんの作品。本展では、その主題から一歩距離を取り、より「空間」そのものに焦点を当てた絵画表現へと展開。Leeさん本人が初期より抱いてきた「人のいる場所」への根源的な興味と地続きの作品で構成されています。
Yeji Sei Lee《Where She Was, Not She》
会場/Colony Minami Aoyama1F(港区南⻘山6-3-7)
会期/2025年5月23日(金)〜 6月10日(火)
開廊時間/12:00〜19:00
休廊日/日曜、月曜、祝日
お問い合わせ/THE LOOP GALLERY(hello@theloopgallery.jp)
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