アパレル会社のイケメン夫が社内三股不倫!探偵に依頼した美人妻がくだした、苦渋の選択

不倫は甘い蜜なのか? いいえ、事故のようなものです。そして一度踏み入れてしまったらなかなか抜け出せない…。誰もがいつだってその沼に突き落とされる可能性があり、たった一度の過ちが人生を狂わせることも大いにあります。

CLASSY.11月号の着回しDiaryは、浮気男を徹底調査し成敗するストーリーでした。そんな令和の探偵着回しには、「ファッションの参考になった」という感想はもちろん、「彼が怪しい行動をしたらすかさず見返します!」「探偵の世界の勉強になりました」と嬉しいメッセージが!監修していただいた総合探偵社MRの岡田さんに、実際にプロの探偵が直面した、アラサー世代の壮絶不倫エピソードを教えていただきました。

教えてくれたのは…

MR探偵社 岡田真弓社長
2003年に総合探偵社、株式会社MRを設立。夫婦間の問題に心のケアが必要と考え、業界初のカウンセリング担当制度を導入し、業界で売り上げNo.1に。https://www.tantei-mr.co.jp/

社内公認の美男美女夫婦だったはずが…各店舗で不倫をしていた夫

依頼者は結婚2年目の27歳の女性。アパレル勤務の彼女はまさにCLASSY.の誌面から出てきたようなファッションセンス抜群のキレイ系。店長としてバリバリと働く彼女は、夫婦二人での生活を楽しんでいるはずでした。そんな彼女が32歳の夫の浮気に気付いたのは、彼の外泊や帰りが遅くなることが多くなったことがきっかけ。不審に思った彼女からの依頼を受け、調査に入ってみると、案の定、不倫相手が3人もいたのです!

不倫相手は23歳の女性と20代後半の独身女性、そして既婚者の38 歳の子供のいる女性。依頼者、夫、不倫相手全員が同じ会社に勤めていて、依頼者も顔見知りでした。エリアマネージャーである彼は、複数の店舗を統括する立場でありながら、担当する3店舗すべてで不倫していたのでした。

依頼女性のショックは相当なもの。けれど、彼女の選択は「離婚をせずに彼との関係を立て直したい」ということでした。子供がいない場合、多くは離婚を選択しますが、彼はおしゃれな上にイケメン。しかも仕事もできる。社内の美男美女で周りから羨ましがられながらも結婚したのに、わずか2年で離婚するのは彼女のプライドが揺らさなかったのでしょう。結局、不倫相手の既婚者の方とは示談、独身の2人とは弁護士を通しての示談になりました。

請求できる慰謝料は、相手の年収分が目安

みなさんが気になるであろう慰謝料ですが…大体は年収分を請求します。この事案では、不倫相手の年収に値する400万円をそれぞれに請求。既婚者の方は自分の夫にバレたくないと、すぐに支払ってくれましたが、独身の2人はなかなか支払ってくれませんでした。弁護士を通して話し合った結果、独身の方々は200万円ずつを支払ってくれ、依頼者は総額800万円の報酬を受けました。独身2名から受け取った400万円から弁護士に対する着手金、そして成功報酬として20%を渡すことになるので、合計720万円ほどが彼女の手元に残る計算になります。

 

また、依頼者は夫との関係を再構築するにあたり、家庭のルールを設けた誓約書を作成。例えば、LINEのパスワードを外しておく、夜は必ず帰ってくる、位置情報を共有するなどです。そして次に彼が不倫をした場合は、今回の不倫に対する慰謝料ももらうというもの。受け取ったお金は、心の傷を癒すべく友達との旅行費用にあてると話していたので、また前を向いて楽しい家庭を築いているでしょう。幸せになられていることを願うばかりです。

不倫相手のルックスは、妻よりも劣っている?

男性が浮気をしてしまうパターンというのは色々ありますが、多くは夫婦間のコミュニケーション不足が原因です。そして不倫相手は、見た目よりも、都合がいいか、口が堅いかで選ばれることが多いのです。

今回のケースだと、不倫相手の3名はどの方も、依頼者様よりルックスが優れているわけではないようにお見受けしました。勤務先がアパレルなので服装に気は遣っていらっしゃいますが、少しぽっちゃりされていたり。正直、依頼者の方が洗練されている印象だったのです。

不倫の9割5分はセックスレスから始まる

見た目に気を使うことはいい夫婦関係を築くための大切な要素ではありますが、それよりも大切なのは夫婦のライフスタイルや性生活です。特に夜の営みの頻度は離婚の大きな原因に。私たちに不倫のご相談にいらっしゃる依頼者さんの9割5分は、セックスレスです。夫がセックスを妻に要求するも拒否され、寂しさのあまり身近にいる、自分を慕ってくれる女性と不倫し始めるケースがとても多いのです。

セックスはコミュニケーション。不倫はパートナーとの関係に綻びが生じることから始まります。そんな時に慕ってくれる人がそばにいれば、ついそちら側に心が傾いてしまうもの。セックスは「一緒にいて楽しい」「落ち着く」など気持ちの延長線上にある行為です。だからこそ二人の時間を増やし、会話をし、明るい家庭環境を築く努力をしていきましょう。

取材/棚田トモコ 編集/越知恭子

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