「南風」「蒲魚」あなたは読める?教養が試される漢字4選

教養とは、一朝一夕に身に着けようと思ってもなかなか難しいもの。

普段からの積み重ねが重要です。

そこで今回は、数ある漢字の中でも特に“教養が試される漢字”を厳選してご紹介。いくつ読めるか、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

1.「名刹」

「名高いお寺」のことを「名刹」
出典: Yoshihiro Miyagi/Shutterstock

「名高いお寺」のことを「名刹」と言います。

よく「名刺」と間違われて「めいし」と読みがちなこちらの漢字。

ですが「名刹」は、「刺」ではなく「刹」という漢字があてられているのがポイントです。

そんな「名刹」の正しい読み方は……

 

めいさつ」です。

「刹」にはお寺や寺院といった意味があり、由緒ある古いお寺のことは「古刹(こさつ)」と言います。

2.「南風」

「南風」とは、漢字のとおり「南
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「南風」とは、漢字のとおり「南から吹く風」を意味する言葉です。平仮名二文字で読むことができ、おもに四国や九州、沖縄地方でこの読み方をされています。

そんな「南風」の正しい読み方は……

 

はえ」です。

「南風」という漢字自体は「みなみかぜ」「なんぷう」と読むこともできますが、上記の意味を表す時には「はえ」と読まれることを覚えておきましょう。

3.「蒲魚」

「魚」という漢字があてられてい
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「魚」という漢字があてられているためか、魚の一種、特に「かまぼこ」などと勘違いされがちな「蒲魚」。

「蒲魚」とは、本当は分かっているのにもかかわらず、知らないふりをして純真に見せかける女性のことです。

よく「蒲魚ぶる」といった使い方をします。

そんな「蒲魚」の正しい読み方は……

 

かまとと」です。

あくまで女性に対して使う言葉であり、男性に対して「蒲魚ぶる」とは言いません。読み方だけでなく、言葉が使われるシチュエーションにも気を付けましょう。

4.「如月」

暖かくなるまでもう少し。まだま
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暖かくなるまでもう少し。まだまだ寒さが続く、旧暦二月のことを「如月」と言います。

また、「如月」のほかにも「絹更月」「衣更月」などと表記されることがありますが、いずれの場合も読みは同じです。

そんな「如月」の正しい読み方は……

 

きさらぎ」です。

季節柄、「寒くてさらに着重ねる」ことが「きさらぎ」の由来になっていると言われています。

 

教養が試される漢字、4問中いくつ読めたでしょうか? もし今回読めなかった漢字があれば、ぜひこの機会に覚えておきましょう。

予想だにしないタイミングで、漢字の知識が役に立つ……なんてこともあるはず。覚えておいて損はありませんよ。

 

参考文献
藁谷久三『教養が試される知らない漢字』(幻冬舎)

文/大内千明 画像/Shutterstock(quiggyt4、Yoshihiro Miyagi、ESB Professional、Leszek Glasner)

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