不倫に対して、“年上男性との秘密の恋”に興味を抱いたり、“美味しいお店に連れて行ってもらえそうで良さそう”……というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。しかし、決して楽しい話ばかりではなく、「しなきゃ良かった!」と後悔する人がほとんどです。
そこで今回は元探偵の筆者が見ても衝撃を受けた不倫エピソードをご紹介します。
1.ホテルの前で起きた修羅場
依頼人の奥さんから「調査状況を逐一教えて欲しい」という条件で不倫調査の依頼を受けた時のこと。「今、旦那さんがホテルに入りました」とLINEで報告したら「住所を送ってください」と来て、それから約40分後。報告を聞いて奥さんが乗り込んできたんです。
1階が駐車場になっていて、2階が部屋になっているタイプのラブホテルだったので、どこの部屋かは分かっていました。「今乗り込んだら証拠写真が撮れなくなりますよ」となだめたのですが、「もういい!」と全く聞かない状態に。結局、ドアをガンガン叩いて乗り込んでいったのですが、ビビった旦那さんと不倫相手は部屋から出てこない状況に。
結局、翌朝まで2人は出てこず、奥さんも車の前でひたすら待つという展開になってしまいました。ホテルのチェックアウト時間になって諦めた2人が部屋からキョロキョロしながら出てきたのですが、そこに奥さんが突っ込んでいって不倫相手を殴り始めたのです。慌てて止めに入っても時すでに遅し……。これは奥さんも傷害罪で捕まる可能性はありますが状況が状況なので、相手の女性は泣き寝入りでした。
2.同じ会社で不倫相手が2人!
奥さんからの依頼で不倫調査を請け負ったのですが、調査を開始してすぐに、同じ会社の同僚と不倫していることが判明しました。ただ、不倫の証拠って1回だと弱いのでその後も続けて調査をしていたんです。
そうしたら、今度は別の同僚と会社の近くで待ち合わせてご飯に行った……と思ったら、そのままラブホテルに入っていきました。なんと、同じ会社で2人の女性に手を出していたんです。後の調査でその不倫相手2人は同じ部署であることも分かりました。こんなに近い中で手を出せるその男性のメンタルの強さに衝撃を受けました。ちなみに後で慰謝料請求して判明したのですが、女性同士は“自分だけ”と思っていたようです。
3.出張先ごとに不倫相手が存在
「地方に不倫相手がいる気がする」という依頼を受けて、出張先での不倫調査を行った時のこと。全国を飛び回る忙しい旦那さんだったのですが、青森、新潟、佐賀、愛媛と4県に愛人がいることが判明しました。
調査結果を報告した時に、旦那さんから出てきた言い訳が「お金を浮かせるために知りあいの家に泊めてもらっていただけだよ」というもの。実際には腕を組みながら歩いている写真が証拠としてあったので、それを突きつけたら不倫だと認めたのですが、会社から出る宿泊費を懐に入れるために、現地で一人暮らしの女性の不倫相手を見つける男性は意外と多いのです。
出張先じゃなくても、お小遣いが少なくてホテル代が出せないので一人暮らしの女性を狙う既婚者は多いので、実家暮らしかどうかチェックされたら「狙われてる」と思ったほうがいいことも。
いかがでしたか? 数ある不倫の調査を振り返ってみても、だいたい独身女性側が悪女で既婚彼氏を手玉にとっていた……というケースは少ないんです。既婚者を好きになってしまった結果、奥さんに恨まれて悲惨な目に遭うというアラサー女性は多いのですよ。不倫にだけは手を出さないことを強くオススメします。
文/上岡史奈 画像/Shutterstock(science photo、Khosro、KieferPix、oneinchpunch)