バービーさん(40)「モヤモヤするときこそ環境を変えて自信を取り戻してほしい」

CLASSY.読者の少し先を歩

CLASSY.読者の少し先を歩き、いま輝いている人生の先輩たちは自らの人生の中でどんな選択をしてきたんだろう? CLASSY.創刊の年に生まれて今年40歳になった「CLASSY.と同い年」の先輩・バービーさんに、CLASSY.世代をどう過ごしたかについてお話を伺いました。

20〜30代にやっておいてよかったのは、とにかくいろんな人に会うこと

――20代、30代でやっておい

――20代、30代でやっておいてよかったことは、どんなことですか?

とにかくいろんな人に会ったこと。仕事のロケやプライベートの海外旅行、夜遊びなどを通して、色々な場所やシチュエーションを身をもって体験し、多くの人と出会えたのはいい経験だったと思います。逆に昼間の常識的な人間活動を知らなかったのですが(笑)。ロケで生産者や企業を訪ねたり、街の方々に声をかけるようなことは、いくらでもやりました。漁業や農業の現場でリアルに作業を体験させてもらうと、「私はロケの1日で済むけど、みなさんは毎日続けているのか」と生産者さんの大変さを感じることができました。だから、先日の川勝さん(静岡県の川勝平太知事)の発言は、涙が出るほど悲しかった。ロケで職業体験をさせてもらい、様々な方の立場や思いを知ることが出来たのは、今に繋がる貴重な経験だったと思っています。それと、カメラと一緒にあらゆる場所に行き、モジモジしていないでこちらが動けば、周りの人も動いてくれるし、意外と協力してくれるということを知れたのも良かったです。全部自分の行動次第、と捉えられるようになったのは、カメラとともにいろんな場所に出向き、大胆な行動をしてきたからだと思っています。

若いうちから習慣化しておきたかったのは運動や健康な生活。そのツケが来ているのを感じています

――健康や美容面でやっておいて

――健康や美容面でやっておいてよかったことはありますか?

歯科矯正はもっと早くに始めてもよかったと思っています。クレーターなどの肌治療に関しては、技術との追いかけっこで今でないと出会えない治療法がたくさんあるので、早くやっておけば、というのはないですね。若いうちに習慣化しておきたかったのは、運動。20代の頃は、現場入りギリギリまでお酒を飲んでいたし、1日1箱くらい煙草を吸っていたし、寝てないし。食事も現場にあるものしか食べていなくて、自堕落な生活を送っていました。30代前半を過ぎたあたりから、そういう生活をパタっとやめましたが、今、そのツケが来ているのは感じます。若い時は自暴自棄で、自分で自分をケアするのは無理でしたが、ちょっとでも丁寧な暮らしを意識して、もっと自分を労っておけばよかったです。

――仕事、恋愛、美容、キャリアアップ……、と日々一生懸命なCLASSY.読者にメッセージをください!

自分が持っている先入観というフレームを外すことが出来たら、楽になれるんだろうな、と思うけれど、生活している環境をガチャっと取り替えるのは難しいですよね。ただその中でも、ちょっとでも非日常を味わってみたり、足を伸ばして外の世界に行ってみると、先入観がボロボロと外れる瞬間が来るかも知れません。もし、モヤモヤと悩んでいたら、そういうきっかけを自ら作ってみるのもオススメです。私自身、旅が好きな理由もそこにあります。同じ環境にいたら自信を持つことなんて無理なんじゃないかな、と感じています。悩みは固定化されるし、抜け出すのも難しい。いつもと違う環境に身を置いて、「私、できるかも」とか「ここなら意外と評価されるんだな」と実感出来てこそ、自信が湧くし、新しい環境に一歩踏み出せた、決断出来た自分にも自信が持てると思います

バービー

1984年、北海道生まれ。2007年にお笑いコンビ「フォーリンラブ」を結成。TV出演の他、動画やラジオ配信、北海道・栗山町の地方共創、PEACH JOHNとのコラボランジェリー開発の継続など多岐にわたって活動。YouTube「バービーちゃんねる」、TBSラジオ「バービーとおしんり研究所」配信中。

【衣装】
ワンピース¥9,790(UNIQKY)ビスチェ・ブーツ・アクセサリー(すべてスタイリスト私物)撮影/杉本大希 ヘアメーク/原田なおみ スタイリング/里山拓斗 取材/坂本結香 構成/永吉徳子

Magazine

最新号 202407月号

5月28日発売/
表紙モデル:堀田茜

Pickup