陽光あふれる空間にモダンなデザインをアクセントに利かせて
上枝みどりさん(フリーランスPR)
アパレルを中心に、コスメやライフスタイル系のブランドまで幅広い分野のPRに携わる上枝みどりさん。多忙な日々の拠点となる住まいは、入居して3年ほどになるワンルーム。マンションとはいえ、一棟ずつ独立しているような造りのデザイナーズ物件。まず外観に惹かれ、内見でこの空間に一目惚れしたそうです。印象的なのは天井の高さと窓の多さ。多方面から光が差し込むため明るく、ゆったりとした開放感をもたらしています。「コンクリート打ちっ放しの壁ですが、白いトーンのため、寒々しさを感じさせません」と上枝さん。USMハラーのキャビネットやヴィトラのテーブルなど大型家具は白にして統一感を出し、ナチュラルな木の質感をプラスすることで柔らかな雰囲気を生んでいます。
仕事柄、多くの衣類やアクセサリー、コスメなどをお持ちですが、「収納スペースがかぎられているので“見せる収納”を実践しています」とのこと。しまい込まずにオープンシェルフに陳列することで、使いたいときに手に取りやすいだけでなく、気分によって入れ替えてインテリアのアクセントとして楽しむこともできます。
デザインと実用性を満たすアイテムを随所にあしらった空間は、スタイリッシュでヘルシーな上枝さんの姿をそのまま、表現しているようでした。
\スペースを生かした“見せる収納”で生活空間をセンスアップ/
【Living】
「好き」がたくさんつまった場所で明日からの元気を蓄えます
変則的な間取りを生かすべくレイアウトされた家具。窓から入るを光を遮らないようにベッドとソファを配置して、心地よい寛ぎスペースに。デザインプロダクトの名品として人気が高い「ボビーワゴン」には普段使いのコスメ類などを収納。
【DINING TABLE & CHAIRS】
デザイナーズアイテムで揃えたダイニング
「円形のダイニングテーブルが欲しくて」と購入したのはジャスパー・モリソンがデザインした「ヴィトラ」のHALシリーズのテーブル。同シリーズの椅子と、以前の住まいから愛用していたYチェアを組合せて。
【DISPLAY SHELF】
普段使いのアイテムを飾るように並べて
壁に立て掛けるタイプの棚は、日本のデザイン家具ブランド「デュエンデ」のウォールラック。抜けがあるので、リビングのメインコーナーに置いても圧迫感は一切なし。フレグランスやボディケア、サングラスなどをディスプレイ。
【ACCESSORIES】
ショップのような一角に装う気分もぐっとUP!
アクセサリー類を置いているのは、豊富なカラーバリエーションと自在に組合せができるアイテム展開で人気の「USMハラー」のサイドボード。オブジェのように配した花器やキャンドルは、PRに携わっているショップ「ドワネル」で購入したもの。
【STORAGE BOXES】
センスが光るBOXに見せたくないものを収納
シルバーメタリックのボックスは、コクヨが運営している「THINK OF THINGS」の「CARTON 2.0」。耐水性のある高機能ダンボールに、生活感が出やすいアイテムを収納。
【FAVORITE SHELF】
こだわりのアイテムをリビングの主役に
「USMハラー」のキャビネットをテレビ台に。部屋の印象を決める大型家具は、機能美を追求したデザインアイテムをセレクト。
【ART FROM FATHER】
ベッドサイドには実家で親しんでいたアートを
ギリシャ神話のナルキッソスをモチーフに染め抜いたテキスタイルアート。「実家にあったお気に入りを父から譲り受けました」
【KITCHEN TOOLS】
料理好きの習慣が表れたキッチンスペース
仕事が落ち着いている時期は毎日のように自炊するという料理好き。よく使う調理道具や食器、調味料はすぐ手に取れるようにオープンに配置している。
【PROFILE】
◼︎上枝みどりさん(フリーランスPR)
大学卒業後、大手アパレル会社に就職。販売職とプレスを経て独立し、フリーランスPRとして活躍中。https://www.instagram.com/midori_ueeda/
撮影/佐藤顕子 取材/首藤奈穂 編集/陣内素実 再構成/Bravoworks,Inc.