【土屋太鳳】明るいイメージだけど実は「めちゃめちゃ落ち込みます(笑)」

約40年にわたって愛されている

約40年にわたって愛されている『あぶない刑事』シリーズ。8年ぶりの最新作となる映画『帰ってきた あぶない刑事』公開を前にヒロインを演じる土屋太鳳さんにインタビュー! CLASSY.世代を代表する俳優として活躍する土屋さんが常にヘルシーな美しさで輝いている秘密をお伺いしました。

――CLASSY.ではウェルビ

――CLASSY.ではウェルビーイングなライフスタイルを発信しています。仕事に対する姿勢や考え方など、メンタル面で心がけている〝ウェルビーイングなこと〟を教えてください。
目の前のことを大切にするように心がけています。お仕事を始めた頃はオーデションに落ちることが多かったんです。その頃は余計なことを考えすぎてしまい、何をしたらいいかわからなくなっていました。そんなときに、今やらなきゃいけないことや目の前にいる人のことを何よりも最初に考えることが大切だと気づいたんです。そうしたらオーデションにも受かるようになりました。それからは、どうなるかわからない未来のことや過去にとらわれて前に進めなくならないように、今に集中するようにしています。それが結果的に自分を愛することにも繋がっていると思っています。

――健康管理や食生活などのフィジカル面で意識していることはありますか?
お水をよく飲むことは昔から心がけています。体の巡りをよくすることは健康にも美容にもいいと思いますから。また、食べる物の内容も大切ですが、何を食べるときもよく噛むようにしています。肝臓や腎臓の負担を減らすのはもちろんですが、味にも敏感でいたいなって思っています。

――土屋さんと言えば常に明るく

――土屋さんと言えば常に明るくヘルシーなイメージがありますが、落ち込んだりすることはありますか? 落ち込んだときはどうやってリカバリーをしますか?
めちゃくちゃ落ち込みます(笑)。つい先日も「チーン、終わった」ということがありました(笑)。そんな時は思いっきり落ち込むようにしています。そうやって本気で落ち込むと何がイヤだったのかはっきりと見えてくるんです。そして、周りにも「私、落ち込んだの!」と伝えます(笑)。落ち込むのって、ある意味逃げていることでもあると思うんです。そこに留まるのは楽で、這い上がるのは大変です。自分一人では這い上がれないこともありますが、周りに「落ち込んでいる」と伝えることで解決策がみつかったり、みんなが這い上がる手助けをしてくれます。助けてもらうだけでなく、みんなが大変なときは私が助けることも大切だと思っています!

――頑張った自分にご褒美をあげ

――頑張った自分にご褒美をあげたりしますか?
物を買ったりはしないですね。昔、服や食器などを買いたいなと思った時期があったんですが、母に「三回きちんと考えて、それでもほしいと思ったら買いなさい」と言われたんです。それをきっかけに物を買う前によく考えるようになったら、自分はそれほど物をほしがっていないということに気づいたのかもしれません。物ではないですが、先日部屋の模様替えをしたんです。リビングの中央にあったソファーを端に動かして中央に新しい敷物を敷いたんですけど、部屋が広々してとても快適なんです。広いからいつでもゴロゴロできて、そうしたら眠くなるのも早くなって、早寝早起きができて健康になりました(笑)。私のご褒美、皆さんの参考になりますかね(笑)?

――いつもとてもお忙しいと思いますが、何をしているときに幸せを感じますか?
「空がきれいだな」と思うだけで幸せです。今回の『あぶない刑事』で舘ひろしさん、柴田恭兵さんと共演していたときはスペシャルな幸せですけど(笑)。日々の何気ないことにも幸せをみつけられる、お気楽なタイプです(笑)。今日の取材は『あぶない刑事』の撮影場所だった横浜の景色が見下ろせる場所で行われて、空がきれいに晴れているので!とっても幸せです(笑)。

土屋太鳳
‘95年2月3日生まれ。東京都出身。’11年『鈴木先生』で注目を集め、’15年に連続ドラマ小説『まれ』でヒロインを務める。近年の主な主演・出演作品は映画『哀愁しんでれら』『大怪獣のあとしまつ』『わたしの幸せな結婚』『マッチング』、ドラマ『やんごとなき一族』『今際の国のアリスseason1.2』『警部補ダイマジン』など。『アクターズ・ショート・フィルム3』では監督に初挑戦している。

『帰ってきた あぶない刑事』
テレビドラマ放映開始から38年、劇場版最新作から8年。昭和・平成・令和、3つの時代を越えて愛されている〝最強のバディシリーズ〟『あぶない刑事』最新作がついに公開。8年ぶりに横浜に戻ってきたタカ(鷹山敏樹:舘ひろし)&ユージ(大下勇次:柴田恭兵)。二人が営む探偵事務所に現れた永峰彩夏(土屋太鳳)に母親を探してほしいと依頼を受けるが…。●出演:舘ひろし 浅野温子 仲村トオル 柴田恭兵土屋太鳳 西野七瀬 早乙女太一 深水元基 ベンガル 長谷部香苗 鈴木康介 小越勇輝
杉本哲太 岸谷五朗 / 吉瀬美智子 5月24日(金)全国公開

撮影/木村 敦(Ajoite) ヘアメーク/尾曲いずみ スタイリング/藤本大輔 取材/よしだなお 構成/中畑有理

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最新号 202412月号

10月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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