【土屋太鳳】レジェンド的人気シリーズ『あぶない刑事』最新作に出演!

テレビドラマ放映開始から38年

テレビドラマ放映開始から38年、劇場版最新作から8年。昭和・平成・令和、3つの時代を越えて愛されている〝最強のバディシリーズ〟『あぶない刑事』が遂に復活! 5月24日(金)に公開される映画『帰ってきた あぶない刑事』でヒロインを演じる土屋太鳳さんに2回にわたりインタビューに答えていただきました!

――レジェンド的な人気と歴史を

――レジェンド的な人気と歴史をもつ『あぶない刑事』シリーズですが、どんな印象をお持ちでしたか?
私は’95年生まれなのでリアルタイムで身近な作品だったわけではないのですが、とても人気のある作品だということはもちろん知っていました。別の作品で役作りで迷っていたときに「真剣さの中にユーモアがある『あぶない刑事』を観てみたら?」とアドバイスをいただいたこともありますし、作品の名前を耳にすることがよくありました。そして母が柴田恭兵さんの大ファンなこともあって、『あぶない刑事』は興味が湧く気になる存在だったんです。

――これまでにご覧になったことがある『あぶない刑事』シリーズの作品はありますか?
今回の出演が決まり、あえて観ないことにしました。私が演じる永峰彩夏はタカとユージの二人の間にずかずかと入っていく役なんですが、今までの作品を観たらタカとユージのファンになってしまい、役作りに影響が出ると思ったんです(笑)。でも、過去の作品がどんな時代に撮影されたのかなどを把握しておきたかったのでメイキングは拝見しました。

――今回の出演のオファーを聞いたときの率直な感想を教えてください。
「やります!」と即答でした。これだけシリーズが続いている作品はほかにないじゃないですか! そのシリーズを作り、守って来た俳優さんやスタッフさんはどんな方たちなんだろう、どんな空気でどんな姿勢で取り組むんだろうと知りたいことだらけだったんです。ぜひその現場を体験したい!と思い即答しました。

――長く続いているシリーズの作品に途中から参加する難しさはありましたか?
難しさや大変さは感じませんでした。皆さんが受け入れてくださったので。でも、なんとも言えない緊張はありましたね(笑)。「すごい俳優さん達に囲まれているー、どうしよう!」みたいな(笑)。ドキドキでもあるし、ワクワクもしましたし、ソワソワしていることが多かったと思います(笑)。

――舘ひろしさん、柴田恭兵さん

――舘ひろしさん、柴田恭兵さんと共演したことについて「思いっきり努力していいことを知った」「地道で誠実な時間だった」とコメントされていました。お二人との共演を通じて印象に残っていることを教えてください。
お二人はスターでありながらも、俳優部の一員であるというスタンスを忘れていらっしゃらないんです。お二人とも演技に対してとても真摯に向き合い、何度も何度も台詞合わせをされることにも驚きました。『あぶない刑事』の見所でもあるアドリブも、撮影中に流れで出てきた会話ではなく何回も台詞を合わせているんです。でも、台本にある台詞ではなく現場に来てお二人が考えた台詞なので、「生のタカとユージの会話だ!」と感じるんだと思います。それを何度も練習してアドリブに見せてしまうのが本当のプロなんだなと思いました。私も含めてですが経験の少ない若い役者は、サラッと練習してサラッと演技して終わらせるのがすごいとかカッコいいとか思いがちだと思うんです。でも、大ベテランのお二人が地道に時間をかけて演技に取り組んでいらっしゃる姿を見たら、努力することこそこそカッコいいんだ!と改めて感じると思います。スタッフの方への対応もとても誠実なので、すごく勉強になりました!

――今回の作品で印象に残ってい

――今回の作品で印象に残っているシーンを教えてください。
ユージと一緒に走ったのが楽しかったです! 恭兵さん、めっちゃ走るのが早いので大変でしたけど(笑)。タカといったらバイクで、私もハーレーを乗りこなす役だったのが嬉しかったです。実際は運転できないのですが、次作までには免許を取って本当に運転したいと思いました。一番印象に残っているのは、みなとみらいの海でタカとユージと一緒にサングラスをかけるシーンですね。今思い出しても心がふゎ~っとなって、ときめいてしてしまうのですが(笑)。「『あぶない刑事』ファンの皆さまの気持ちを背負ってサングラスをかけよう!」という気持ちで挑みました。

――土屋さん演じる彩夏がタカとユージどちらかの娘ではないかという可能性があり、映画の終盤ではDNA鑑定の結果が出ていました。結果がどうだったかはわからないようになっていましたが、土屋さんはどんな結果だったと思いますか?
「二人の遺伝子が両方入っている!」が私の希望です。あり得ないんですけど(笑)。二人とも大好きなのでどちらの子供でもあってほしいんです。でも結果を出さなかったことで、皆さまにもいろいろ考えていただけるのが面白いですよね。DNA鑑定の結果はどうであれ、タカとユージと彩夏の縁はこれからも続いていくと思っています。私は『あぶない刑事』の次作で、彩夏が「ここに戻って私も探偵になるわ」か「ここに戻って私も刑事になるわ」っていうストーリーがスタートしないかなって思うくらい、タカもユージも舘ひろしさんも柴田恭兵さんも大好きなんです! それまでにバイクの免許を取っておき、『帰ってきた』に続くシリーズで活躍したいです。『あぶない刑事』は永遠ですから!

土屋太鳳
‘95年2月3日生まれ。東京都出身。’11年『鈴木先生』で注目を集め、’15年に連続ドラマ小説『まれ』でヒロインを務める。近年の主な主演・出演作品は映画『哀愁しんでれら』『大怪獣のあとしまつ』『わたしの幸せな結婚』『マッチング』、ドラマ『やんごとなき一族』『今際の国のアリスseason1.2』『警部補ダイマジン』など。『アクターズ・ショート・フィルム3』では監督に初挑戦している。

『帰ってきた あぶない刑事』
テレビドラマ放映開始から38年、劇場版最新作から8年。昭和・平成・令和、3つの時代を越えて愛されている〝最強のバディシリーズ〟『あぶない刑事』最新作がついに公開。8年ぶりに横浜に戻ってきたタカ(鷹山敏樹:舘ひろし)&ユージ(大下勇次:柴田恭兵)。二人が営む探偵事務所に現れた永峰彩夏(土屋太鳳)に母親を探してほしいと依頼を受けるが…。●出演:舘ひろし 浅野温子 仲村トオル 柴田恭兵土屋太鳳 西野七瀬 早乙女太一 深水元基 ベンガル 長谷部香苗 鈴木康介 小越勇輝
杉本哲太 岸谷五朗 / 吉瀬美智子 5月24日(金)全国公開

撮影/木村 敦(Ajoite) ヘアメーク/尾曲いずみ スタイリング/藤本大輔 取材/よしだなお 構成/中畑有理

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最新号 202501月号

11月28日発売/
表紙モデル:堀田茜

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