スマートフォンの普及により、低下している日本人の“漢字力”。堂々と間違った読み方をしている人もいるかもしれません。そんな恥ずかしい思いをしないように、今回は大人でも読み間違いの多い漢字を4つ集めました。一体いくつ正しく読めるでしょうか?
1.「代替」
違うもので補うことを“代替”と言いますが、この漢字も誤って読んでいる方が多いようです。さて、皆様はなんと読んいますか?
正しい読み方は……
「だいたい」と読みます。読み間違いとして多いのは「だいがえ」ではないでしょうか。
あまりにも「だいがえ」という読み方が定着しているため、「だいたい」と読んだ際に「読み方、間違えているよ」なんて指摘されたという仰天エピソードも耳にするほど! 正しい読み方をしっかり頭に入れておきましょうね。
2.「暫時」
続いてはこちらの漢字です。ヒントは、「漸次(ぜんじ)」と読みが似ていること。そんな「暫時」の正しい読み方は……
「ざんじ」です。
「暫時」とは“しばらくの間”という意味で、「暫時、猶予をいただきたい 」「暫時、お待ちください」などといった使い方をします。また、「暫時」の反対語とされるのが、“ちょっとの間”という意味をもつ「寸刻」(すんこく)という言葉です。「暫時」や「寸刻」といった言葉は、普段の会話よりも小説などで目にする機会が多いかもしれませんね。
3.「免れる」
最近では「まぬがれる」と読む人が多く、この読み方も一般に浸透しつつありますが、正しい読み方は……
「まぬかれる」です。
そもそも「免れる」の語源が、「目(ま)」と「ぬかる(油断する)」という意味からきているため、本来「まぬかれる」が正しい読み方となります。
4.「祝言」
文字通り「お祝いの言葉」を表す「祝言」。「祝」を「しゅく」と読むことから「しゅくげん」と読み間違えやすい漢字ですが、正しい読み方は……
「しゅうげん」です。
「祝言」には「お祝いの言葉」のほかに「結婚式」「婚礼」といった意味も。「祝言」だけで結婚「式」まで含む意味になります。「結婚式」のつもりで「祝言式」と間違てしまうケースもあるので、言葉の使い方もあわせて覚えておくといいかもしれません。
さて、あなたはいくつ正しく読めていましたか? 漢字が読めない大人は意外とたくさんいるもの。周りが間違っていても胸を張って言えるよう、正しい知識をしっかりと身に着けてくださいね。
参考文献
大人の漢字力研究会『読めそうで読めない漢字 書けそうで書けない漢字』(光文社)
文/CLASSY.Web編集室 画像/Shutterstock(Ekaterina Pokrovsky、TierneyMJ、Rawpixel.com、AlenD)
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