CLASSY.のカバーを飾ってくれた「オーちゃん」こと、オードリー亜谷香さん。持ち前の明るさと輝くような笑顔、思いやりあふれる優しさで誰からも愛される存在だったオーちゃんが結婚を機に、ホームタウンであるアメリカ・カリフォルニアに帰国して2年。この度、新しい命を授かったという嬉しいニュースが! 戻ってからの日常と、妻として、母としてこれから始まる新しい生活についてお聞きしました。
―もうすぐ出産を迎えるオードリーさんですが、妊娠中はどんな感じに過ごされていましたか?
予定日までもうあと3週間くらいなんですが(※インタビュー時)、マタニティ生活ではつわりもほぼなくて順調に過ごせました。ちょっと泣きそうな日は何日かはあったんだけど、それ以外はほぼほぼ順調で。ただ、予定日間際になって、これまで体験したことがないくらいの胸焼けが…。あと指と足がすごく浮腫みました。それに何故か鼻血が出て、びっくりしたり。でも友達に聞いてみたら、私もそうだったという人がいたから安心しました。あとは早くベビーに会いたいです!
―妊娠がわかった時、どうでしたか?
それはもう嬉しくて、ハッピーでしかなかったです。結婚したらすぐに子供ってできるものだと思っていたけど、そんなに簡単じゃなかった。アメリカに戻って2年ほどはなかなか…。やっとできた時にはもう本当に嬉しくて。昔から、結婚願望はそれほどなかったんですが、子供を持つという夢はずっとあって。だから、少し気分もダウンしていた時もあったんですが、妊娠がわかった時には泣いちゃうほど嬉しかったです。
―結婚のタイミングでカリフォルニアに戻られたんですよね。
日本からカリフォルニアに戻ったのは、今からちょうど2年くらい前かな。コロナのこともあって、婚約していたロバートと結婚して、仕事は一旦お休みしてアメリカに住むことにしたんです。お家も作っていたし、色々なピースがなんかカチッとハマったような感じがします。
コロナの時期はみんな大変だったけど、ひとつだけいいことがあると思っていて。「これからの人生どう過ごすか?」ということを、じっくり考える機会になったんです。ロバートとは長く付き合っていたけど、12年遠距離だったし、いずれは結婚すると思いつつ、仕事も忙しかったのでなかなか決意するまでは至らず…。子供も作りたいなと思っていたし、どうすればうまくいくか、タイミングをずっと考えていたんです。コロナがなかったら、まだ仕事のままだったかも。いつかはと思いながら、決めるのが難しかった。アメリカにいる友達からは、来年は戻るでしょ?って言われていたけれど、それが12年間続いたから、最後はいつまで続くの?って突っ込まれていました。
―結婚を機にアメリカに戻られてから、どんな毎日を過ごしていますか?
19歳で日本に来て、住んでいたのは12年!自分の人生の3分の1くらい日本にいたことになります。だからカリフォルニアに戻った時、アウェーに感じたほど(笑)。自分の心の一部分を、東京に残してきたみたいでした。今もすごく楽しいし、ハッピーなんだけど、自分の気持ちがまだ東京に残っているようなところもあるんです。東京で仕事が充実していた分、カリフォルニアに戻った時、時間の使い方がガラリと変わって。結婚して今は主婦だからポカンと時間があいて、はじめはそのギャップに戸惑いました。
でもカリフォルニアに戻ってから、モデルの仕事をしたいと思ったことはないんです。それは東京でモデルになりたいという夢が叶ったから。むしろこちらに戻って、「主婦」になるということをすごく楽しみにしていました。ご飯を作ったり、家の掃除をしたり…。今はロバートの育児休暇が始まって、一緒にゆっくりしています。そんな時間がとても嬉しい。この3週間が二人でいられる最後の時間だから、ありがたい時間だなと思ってエンジョイしています。
最近はロバートと一緒に朝ごはんを一緒に作るのにハマってます。今週末はワッフルを作りました。他にもバターミルクパンケーキとかビスケットとか。あとは日本にいる時に比べたら、全然歩かなくなっちゃいました。日本にいる間はスタジオまでとか、ロケが終わった後も歩けそうな距離の時はとにかく歩いていました。アメリカにいるとすぐ車に乗るから、何だかすごく太ったような気がします。もうオーマイガーっていう感じ(笑)。
それから、日本といえば大好物があって…、実はオロナミンCが本当に大好きなんです!とにかく味が好きで、撮影の時も私が好きだと知っているスタッフの方がいつも用意してくれていました。私にとってはちょっとした漢方みたいな感じで。アメリカでも日本系のスーパーで売っているんだけど、日本よりもちょっと高い(笑)。だからスペシャルな時にご褒美的な感じで飲んでいます。
オードリー亜谷香(おーどりーあやか)さん
1989年9月25日生まれ。アメリカで行われた日本の事務所が主催するモデルオーディションに合格し、19歳で来日してモデル活動を開始。2009年から「JJ」の専属モデルとして活動。2018年から「CLASSY.」のカバーモデルを務める。2021年結婚に伴い、アメリカに帰国。この春、第一子女児を出産。
取材/志摩有子 構成/前田章子