【桜田 通さん】「インスタでは日常的なものは排除しようと決めてました」【特別インタビュー／前編】

中学の頃からSNSの力や発信することの面白さに魅力を感じていてブログも開いてましたが、’17年に今がそのタイミングだと思ってインスタグラムを始めました。僕はそこまでインスタを交流の場とか自分の想いを書くところにしようとは思ってなくて。応援してくれるファンの皆さんと交流できる場所は当時のツイッターやライブ、イベントがあったので、インスタではファッションと美容に特化しよう、日常的なものは排除しようと最初から決めてました。それでもインスタは人対人のコミュニケーションだと思いますし、顔が見えない人や距離的に会えない人とも価値観を共有できること、つながれることがよさだと思います。

ありがたいですね。インスタグラムを始めた理由の一つとして、日本のみならず海外の方ともつながれる面白さがありました。ネットフリックスで『今際の国のアリス』や『グッドモーニング・コール』『コーヒー＆バニラ』などが配信されて出演作品が海外の方の目に触れる機会があり、そのおかげもあって海外の方にもインスタを通して自分のことを届けられるようになった。ご縁に感謝です。日本だけだと価値観が凝り固まってしまう部分もあると思うし、違う角度からの目線はすごく大事だと思うので、海外の方とつながれるツールとしてインスタはすごく優秀であり強力だなと思ってますね。

音楽も人とつながれる一つの強力なツールだと思っています。音楽でしか表現できないことや得られない感動があると思うので。僕も音楽に救われてきている人生ですし、自分もそんな存在になれたらいいなと思いますね。夏には全国ライブツアーを開催します。配信デビューしたことで世界の方に音楽を届けやすくなったり、自分の気持ちを伝えやすくなりましたが、やっぱり音楽はライブが軸にあると思っているので、デジタルで音楽を受け取ってくださった人たちにも直接ライブで音楽を届けたいという気持ちが今、強まっています。

役者ってすごく難しいですし、自分が役者に向いてると思ったことはないんです。ただ、やめようとか手放そうと思わないってことは何かしら魅力を感じてる自分がいて、やりがいがあります。簡単にできたらやらなくなると思うんです。どんどんできないことや壁が出てくることばかりで、どんどん悔しい。いつも悔しいとか次は絶対こうしようとか、そんなことばかりなのでずっとやってるんだと思います。負けず嫌いな部分もありますね。やめたら自分が負けたことになるから。負けるのは嫌なので。