32歳を迎えた真野恵里菜さん「スペインで過ごして、人の目があまり気にならなくなりました」【スペインから帰国した今の気持ちは】

「大きく２つあって、まずは物事に対する許容範囲が広くなったと思います。日本では当たり前にあったものがスペインにはないことも多かったので、給湯器欲しいなとか、便座が冷たいなって思うこともありましたけど、なければないで自分たちで快適な暮らしを作っていけるから。これがない、あれがないに対するストレスはあまり感じなくなったかなと思います」

「一番は家庭と仕事の両立です。今までは一時帰国したときに仕事、スペインでは家庭に専念するっていうスタイルだったんですけど、これからは家庭と仕事を同時進行で頑張っていきたい。私は欲張りなので、今までと同じくらい家のことをやった上で、仕事もしていきたいと思っているんですけど…。それはあまりにもハードルが高いので（笑）、うまいバランスを探りながらやっていけたらいいなと思います。そのためには計画性が必要。今日も仕事で帰りが遅くなってしまうので、昨日のうちにカレーを作って、今日の夜はカレーうどんにアレンジして食べる予定なんですけど、そういう計算も込みで、いろいろと前もって動けるようにしていきたいなと思います」

「30代を超えると新しいことを始めるのが難しいように常々感じていたんですけど、今の日本での結婚生活はその新しいことに値するかなと思っていて。実際、新生活を始めてみたらすごく楽しいんです。夫とお互い譲れないポイントを出し合いながら家づくりをするとか、初めてやることにワクワクしました。以前にもなかなか新しいことに挑戦できないという話をしましたが、今は新しく興味を持って始めたいことができたときは、やってみるのもいいなと思います。ここ１〜２年悩んでいる「YouTubeをやるか問題」も、やらないと決めた１カ月後にはやってみようかなって気持ちになるときもあります。一度言ってしまうと『あのときはこう言っていたのに』というムードになりがちですが、人の考え方ってどんどんアップデートされるもので、自分の過去の発言に囚われて自分を苦しめたくはないなと思うので。視野を広げつつ、そのときの自分の気持ちに向き合っていけたらいいなと思います」