「1日1回はエゴサします！ コメントも必ず読んでます」その理由は…俳優・内藤秀一郎さんを知る10のこと【後編】

共演して、姿勢や仕事との向き合い方で感銘を受けたのが、佐々木蔵之介さん。蔵之介さんは、すごく人を見ているんです。僕は人を見るのが苦手で、人間観察もあまり好きじゃなかったんです。ただ、お仕事をご一緒するなかで「蔵之介さんは、どうしてこんなに芝居が上手なんだろう」と考えるようになって。いろいろな理由を考えた結果、真っ直ぐに人を見ているからなのでは、という思いに至りました。フィルターをかけずに周りを見ることが、芝居にも生きるのかもしれない、と気づかされて勉強になりました。

1日1回はエゴサーチします。大体寝る前が多いですが、エゴサして「今日は内藤くんのストーリー上がってなくて悲しい」みたいなコメントを目にすると、何か上げられる写真ないかなって探したり、完全オフモードなのに自撮りを試みてみたり。みんなのコメントを見つつ、奮闘してます（笑）。コメントや意見をもらっていると、やっぱり応えたくなるんですよね。先日もSNSでファンの方が「生まれて1万日」を教えてくれて、そういう投稿を見てはありがたいな、と感じています。

インスタで大事にしているのは、必ずコメントを読むこと。全てのコメントに返したり、全員とコミュニケーションを取るのは難しいですが、毎日誰かしら1人にはコメントを返すのがルーティン。ランダムで申し訳ないけれど、毎日続けられることをしたいと思っていて。1日1コメントなら絶対にできるので、これからも続けていきたい習慣のひとつです。

今までご褒美買いをしたことはないのですが、いつか自分に贈りたいのは車。自分の車でゴルフに行くのも夢です。2024年の目標は、今年と変わらず作品に出続けること。2023年は、ドラマと映画合わせて14本の作品に出演しました。元々マネージャーさんと、1カ月1本のペースで12本の作品に絡めたらいいね、と話していたんです。そこはクリアできたので、来年は本数に加えて質もあげていきたい。最近は、役の作り方、台本の読み方、セリフの覚え方…全てが昔とは変わったと感じています。ただ台詞を覚えればOKではなく、どう見せたいかも意識するようになって視野が広がりました。ひとつのシーンに向き合う時も、複数の芝居パターンを提案できるようになってきたし、引き出しも増えてきたかなと。今年たくさんの作品に携わらせてもらった経験をベースに、来年は芝居の質を上げつつ、演技の幅も広げていきたいです。

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さまざまな媒体の取材が続いたこの日、ラストの取材となったCLASSY.のインタビュー撮影。しかし、疲れた様子を見せることもなく、ハキハキと元気よく取材に対応してくれました。差し入れのシュークリームにテンションがあがるお茶目な一幕も♡ そんな内藤秀一郎さんのファースト写真集『一』は、いよいよ12月1日（木）発売！ ぜひチェックしてみてくださいね。