櫻坂46・土生瑞穂さん、卒業を控えた今の気持ちは…「30代を迎えたときに堂々と胸を張っていられるように、今するべきことを考える」【特別インタビュー】

11月25日をもって、櫻坂46から卒業する土生瑞穂・通称土生ちゃん。大きな選択をした記念に、CLASSY.編集部とPHOTO BOOK「Destination」を制作しました。これからの彼女は、どんな「Destination」=行き先を見つめているのか――。編集部もスタッフ一同も、たのしみにしていたいと思います。

〝私が挑戦する姿勢を見せることで、後輩たちの選択肢を増やしたい〟

悔しいことも、上手くいかなかったことも――たくさんあったからこそ、わかることがある

櫻坂46からの卒業を決断できた

櫻坂46からの卒業を決断できたのは、後輩たちの成長もひとつのきっかけです。1月に加入した三期生もひとりひとり自分の見せ方が徐々に分かってきて、もう大丈夫だな、と思えたことで、ネクストステージに進む決心がつきました。
後輩たちはみんな、元々グループが好きだったり、オーディションという第一歩を勇気を持って踏み出してくれたコばかり。彼女たちには「自分の選択が間違っていたかも」と思ってほしくないし、伸び伸び活動してほしい。だから、後輩たちが心地よくいられる環境作りを心掛けていました。特に大事にしていたのは、コミュニケーションを取ること。直接話さないと気持ちが分からないし、後輩の想いを理解することは櫻坂46の発展にも繋がるので、自分から積極的に声をかけたり、オープンマインドでいることも意識していました。後輩のことはめっちゃ見てましたね(笑)。
私はグループ活動の中では悔しい思いもしてきたし、上手くいくことばかりではなかったからこそ、後輩の気持ちに寄り添ってあげたいと思っていて。そんなスタンスで後輩と接することで、当時は辛かった出来事も、時が経てば強みになるし、どんな経験も無駄じゃなかったと気付くこともできました。

私が卒業したあとは、後輩たちがグループを担っていくので、自分が経験したことはすべて伝えたいと思っています。卒業して居場所が変わっても、後輩たちの選択肢を広げられる存在でありたい。11月7日に発売するフォトブックもそのひとつで、今までにないものを作ることで何か発見があったらいいな、と。ファッション写真集としてたのしめる前半だけでなく、ヘアスタイル解剖やバッグの中身、ロングインタビューや付録のステッカーまで…たくさんの挑戦を盛り込みました。そしてこれからの卒業後も、後輩たちにとって新たな気付きや道筋を提示できるように活動をしていきたい。それが今の想いです。

5年前は想像していなかった自分になれました

年齢を重ねても、常に新しい自分を追い求めて進化する意識は持ち続けたいと思っています。年齢を重ねれば重ねるほど魅力的と思われたいから、挑戦することは大事にしたい。今回の卒業もひとつの挑戦です。30代の理想像は、自分を確立している人。30代を迎えたときに堂々と胸を張っていられるように、自分の理想から逆算して今するべきことを考えるようにしています。働く女性は人生を楽しんでいるなって感じるし、輝いて見えるから、いくつになっても仕事はしていたい。
26歳の今の自分は、5年前には想像もしていなかった自分になっていました。モデルの仕事ができるとは思ってもいなかったし、フォトブックが作れるなんて考えてもいなかった。元々ポジティブな人間でもなくて、この5年でだいぶ変わりました。それは、活動を通じてたくさんの素敵な人に出会い、刺激や学びを得たことが大きい。支えてくださる方がいたからこそ、成長できたと感じています。だからこれからも視野を広く持ち、いろんな世界を見て、スポンジのように吸収していきたい。今、5年前の想像を超えた場所にいるように、この先の5年もかなり変化があると思うから、夢を大きく持って進んでいきたいです。

土生瑞穂さん
1997年生まれ。東京都出身。2015年、欅坂46の一期生オーディションに合格し、活動をスタート。2017年からは、MBSラジオ「ちょこっとやってまーす!」のレギュラーパーソナリティに就任。同年10月リリースの「風に吹かれても」で初のフロントを務めた。2018年、JJ7月号でモデルデビュー。CLASSY.では、2021年10月号よりレギュラーモデルとして活躍。11月25日、「3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」をもって櫻坂46から卒業。11月7日には、土生瑞穂1st PhotoBook『Destination』が発売。

大きな仕事を終えたらご褒美ラー

大きな仕事を終えたらご褒美ラーメンが定番
普段は体型を気遣ってタイ料理とか野菜多めの食事がメインですが、自分にご褒美をあげたいときはラーメンを選びます。MV撮影のように大きな撮影を終えたり、自分の中で一区切りついたタイミングで、お気に入りのラーメン屋さんへ。ご褒美にしては多いかもしれませんが(笑)、頻度は2週間に1回くらい。餃子とコーラもオーダーするのが鉄板です。あとはサウナもリフレッシュのひとつ。身体が軽くなるのと、睡眠の質も上がる気がしています。仕事前にサウナに行って整えることも多いです。

【衣装】ジャケット¥91,300ビスチェ¥37,400(ともにカレンソロジー/カレンソロジー 新宿)シャツ¥31,900デニムパンツ¥29,700シルバーリング¥30,800(すべてハイク/ボウルズ)パンプス¥170,500(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス)ピアス¥28,600ボールネックレス¥31,900ロングボールネックレス¥46,200スモーキークオーツリング¥99,000ラリマーリング¥46,200(すべてマリハ)

撮影/土山大輔〈TRON〉 ヘアメーク/森野友香子〈Perle Management〉 スタイリング/濱口沙世子 取材/坂本結香 再構成/Bravoworks.Inc

Feature

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最新号 202406月号

4月26日発売/
表紙モデル:山本美月

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