【挨拶全文掲載】ENHYPENワールドツアー東京ドーム公演を詳細レポ!

日本3rdシングル「結-YOU-」がリリースされ、9月7日に行われたショーケースの盛況っぷりもまだ記憶に新しいENHYPEN。さらにこの夏、東京ドームという大きな会場でのワールドツアーを実現。そんな貴重なライブの2日目にCLASSY.エンタメ部も参戦! K-POPのボーイズグループとしてはデビュー後、最短期間で東京ドームを実現させた7人。歴史的快挙を果たした彼らのライブの様子をお届けします。

「叫べー!」と、出だしからエンジン&アクセル全開モード

開演時刻18時になるとオープニ

開演時刻18時になるとオープニングVTRがスタート。ライブを心待ちにしていたENGENE(エンジン=ファンの呼称)たちが大きな歓声をあげて歓迎ムードを醸し出すと、前方ステージの中央にひとりの黒い影が現れ、そこからメンバーが続々と登場。NI-KIが指を鳴らすとステージ後方のパネルが開き、ひな壇には4人の影。SUNGHOONは花を投げて華麗に7人が揃います。

会場にいるENGENEがアクセル全開で臨もうと準備万端の中、始まったのは「Drunk-Dazed[Japanese ver.]」。デビュー後の華やかな世界に対する率直な感情を表現した楽曲は、コンサートの幕開けに相応しい一曲。カーニバルのような世界に陶酔するメンバーは、催眠ダンスや牙ダンスなどで印象的なパフォーマンスで観客をくぎづけにして、一瞬でENHYPENカラーに会場を染めます。まるで貴公子のような真っ白の衣装も尊い! 2曲目は「Blockbuster(ENHYPEN ver)」。「DIMENSION : DILEMMA」のトラックリストが公開され沸々と話題になっていた、TOMORROW X TOGETHERのYEONJUNがフィーチャリングしている楽曲を本公演ではENHYPENバージョンとして初披露。出だしから豪華な特効だらけで絶好調な雰囲気の中、メンバーの挨拶タイムへ。

気合いの入った「こんにちはENHYPENです!」という挨拶に続いて「2回目のワールドツアー’FATE’へようこそ!」とJUNGWONが言うと、個別の挨拶はNI-KIから。「東京! 最終日も盛り上がれますか?」との煽りに、これでもかというぐらい大きな声援で答えるENGENEたち。そして「What’s up?」とHEESEUNGも会場を沸き立て、「こんにちは僕はJAKEです」、「SUNGHOONです!よろしく!」と優しい笑顔で挨拶するJAKEとSUNGHOON。リーダーのJUNGWONは「JUNGWONです! Let’s go!」と言いながら横にいるSUNOOへバトンタッチ。愛らしいピースをしながら挨拶するSUNOOの姿に会場はどよめきます。最後はJAYが「昨日初めての東京ドーム公演もENGENEのおかげで無事に楽しく終えることができました。ありがとうございます。今日は楽しみましょう!」と流暢な日本語で挨拶。約7カ月ぶりのワールドツアーとなった今回の「’FATE’ IN JAPAN」。JUNGWONは「昨日に続いてどれだけ楽しいものになるのかすごく楽しみです」とコメント。「皆さん僕たちのコンサート始まったばかりですよね? でもこれくらいの歓声だとまだ足りない気がします! ENGENEの皆さん叫べー!」とJAKEが会場をさらに煽ります。

「今回のツアータイトル’FATE’のように、僕たちの出会いは運命だと感じてもらえることを信じています」とJUNGWONが甘い言葉を述べ、「一生懸命準備したステージを早くお見せしたいんですが、メンバーの皆さん次のステージの準備はいいですか?」とSUNGHOONが確認。ENGENEの準備もできているか確認するシーンではJAYが「Make a noise!」とコールをし、「もう一度叫べー!」とこれでもかと会場の熱気を掻き立てるメンバー。そして次の曲へ行こうとすると、HEESEUNGの衣装のジッパーが壊れるというプチハプニングが発生する一コマも♡ ジッパーを直してあげて、NI-KIが汗を拭いるシーンには思わず頬が緩みました。

サイン入りラグビーボールのプレゼント!?

気を引き締めて、次のステージへ

気を引き締めて、次のステージへ。「Let Me In(20 CUBE)[Japanese ver.]」から始まり、メロウながらも力強さのある楽曲「Flicker」、真っ赤なステージのセンターでJAKEがJUNGWONの片目を隠してスタートする「FEVER」と3曲連続でのパフォーマンス。大人な魅力を感じる麗しいダンスで会場を魅了します。

幕間のVCRでは彼らが吸血鬼であることを連想させる映像が流れ、ギターサウンドに乗って始まったのは「Future Perfect(Pass the MIC)[Japanese ver.]」。リズミカルな楽曲に、会場のENGENEもノリノリ。ENHYPENとENGENEの一体感も生まれます。先ほどとは違う白のカジュアルな衣装がまた彼らの唯一無二の美しさを際立ててくれました。ここではNI-KIのラップとダンスパートに特に会場は大盛り上がり。日本1stアルバム『定め』に収録されている2曲を披露。ENHYPENらしいダークなムードと意味深い曲、ダイナミックなパフォーマンスに引き込まれます。

ここでまたVCRを挟んだ後は、「Attention!」との叫び声が会場に響き渡り、始まったのは先ほどまでとの雰囲気とは変わって「Attention, Please!」。気合の入った歓声に後押しされ、勢いにさらに拍車をかけるENHYPENと、それを超えるほどの盛り上がりを見せるENGENE。「Let’s go!」と共にステージの前方へメンバーが出ると、ギターを持っていたJAYは後ろにギターを投げ捨てた! 驚きあふれる演出や火花の特効は、迫力満点!

「ParadoXXX Invasion」ではSUNOOのキラースマイルを拝めるシーンもあり、会場にはハートを撃ち抜かれるENGENEが続出。続いて、「Tamed-Dashed[Japanese ver.]」もスタート。ラグビーボールを持ちながら行うパフォーマンスは少年らしさが垣間見え、愛らしさの感じられるステージに。今まで以上にライブが熱く感じるのは、歓声の制限がないライブならでは。ここでなんとびっきりなサプライズ!HEESEUNGがボールを会場に向かって蹴り飛ばし、ENGENEへプレゼント! 会場のざわつきが収まらない中、トークタイムへ。

「かわちぃ」に大満足♡

SUNOOは「僕たちのボールを

SUNOOは「僕たちのボールを取れた方はいらっしゃいますか?」と会場に問い、キャッチできたENGENEに向かって会場全体が祝福ムードで拍手を送ります。「僕たち7人のサイン入りの特別なボール、大事にしてくださいね」とSUNGHOONからのメッセージ。NI-KIは「ボールをもらえなくて残念だと思うENGENEもいると思うのでボールの代わりに何か違う形でボールを準備したようですね?」とメンバーに問いかけ、JAYは「全然知らないですけど(笑)」と答えて会場の笑いを誘います。メンバーの仲良しトークで会場は和み、JAYはSUNGHOONの顔でほっぺハートを作り、束の間の愛嬌タイムも。

JAYは「後もう少しだけ足りないので、エネルギーを高めましょうか」と提案し、ENGENE棒(公式ライトスティックのこと)を使って会場を一つにするメンバー。NI-KIが「皆さんENGENE棒を高くあげてください!」というと会場のENGENEたちは持っているENGENE棒を高くあげてスタンバイ。SUNOOが「エネルギーを高めるにはやっぱり歓声が一番ですよね。今日は特別にチーム分けで対決をしてみようと思いますが、どうですか?」と会場に問いかけると大きな声でENGENEは返事。

最初はSUNGHOONチームから。「3、2、1と言ったら世界一の大きい声を出してください。今日はNI-KIさんが掛け声お願いしますね!」とSUNGHOON。NI-KIは「今日は僕がしますね。321、Make the noise!もっと!」とアリーナ席のENGENEを煽ります。HEESEUNGは「アリーナ席の皆さん、すごいですね。でも2階のENGENEの皆さんもできますよね?  軽く超えたいと思います。いきますよ、ENEGENE!」というと「! (日本語で「はい」という意味)」と元気よく返事し、「今の2倍以上でお願いします」とメンバーからお願いされると期待を超える歓声で歓声を上げます。HEESEUNGは「僕たちと息ぴったりですね」とコメント。続いてはSUNOOチーム。「わー、信じられない…(笑)。みんな準備シジャ…おっ!」と韓国語まじりになったSUNOOのキュートなハンボノ(韓国語と日本語がミックスされた言葉)に会場がまたもや胸を掴まれ、少し照れる様子のSUNOO。日本語で言い直して、「皆さん準備できましたよね! 」「絶対に勝つ」と宣言したSUNOOを後押しするように、これでもかとENGENEたちがドームにノイズを響かせます。

「ちょっと待ってください。ここで終わりじゃないですよね、皆さん。3階にいるENGENEの皆さん! Say, oh yeah!  Say,JAKE! Say,かわちぃ! 」とENGENEからしっかり「かわちぃ」をいただき満足げな表情を浮かべるJAKEもまた愛おしい!

ここでウェーブタイムが来るかと思いきや、JAYも便乗して「一緒に僕の真似をしてくださいね。ラーメン!つけ麺!僕!イケメン!」とお気に入りのギャグをして嬉しそうなJAY。HEESEUNGが「ラーメンがもっとカッコいい…」と言うと、「ラーメン以下か? 俺は…」とJAYが答え、それに対してすかさずSUNGHOONが「ラーメンよりJAYさんはもっとカッコいいよ(笑)」とサポート。JAYはご機嫌な表情を浮かべ満足したよう♡ 

NI-KIの一言でやっとウェーブタイム。2回トライしてみたものの、会場の高低差などもあってなかなかうまくいかないウェーブにメンバーも思わず困惑と笑い。「ウェーブが2つありますよ! 皆さん、横の人があげたらあげてくださいね?」としっかりと指導して、3度目の正直でギリギリ成功。

もう一つやってみたいことがあるとSUNGHOONが提案したのは、前から後ろへ行うウェーブ。ステージでは7人が固まって今度こそは成功させるぞと言わんばかりに、“気”をあつめて「3、2、1!」と気を送ると見事に大成功!「これだね(笑)」と新たなウェーブの正解を見つけたENHYPENはとても幸せそうな表情を見せてくれました。「素敵なプレゼントを用意してきます。SUNGHOONくん、JAKEくん、えーっと…君!」とJAYはSUNOOだけ“君”と呼び会場には笑いが起こります。「どうして僕だけ“君”なんですか…(笑)」と少し寂しげな表情を浮かべながらもJAYのおふざけを優しく許し、4人はステージの裏へ行き、ユニットステージの準備へ。

注目のユニットステージではギターとピアノのソロ演奏も

ユニットステージ直前では「何を

ユニットステージ直前では「何を用意したと思いますか?」と会場に問うと、NI-KIは 「ギター?正解ー(笑)!」とネタバラシ。NI-KIは「昨日と同様知らなかったふりをしてくださいね。今の瞬間はソウルの初めてのコンサートです。昨日みたいに『えー』を、お願いします。練習してみましょうか(笑)」とギター演奏の振りをすると、会場は素直に「えー!」とリアクション。キュートな茶番劇で心もほっこり。ユニットステージのヒントを披露したり、NI-KIは大阪で評判のよかった拍手を止めるパフォーマンスを行いすっきり成功して嬉しそうに笑みを浮かべます。

準備が整い、始まったJAY、JAKE、SUNGHOON、SUNOOのユニットステージは「That Feeling When(Acoustic short ver / JAY GUITAR SOLO)」。制服風の衣装で四人が雛壇に。JAYがギター演奏を担当し、SUNOOの甘い歌声に甘い表情。ほっぺハートまでいただき、会場にはとろけてしまったENGENEが続出。JAKEやSUNGHOONの優しい笑顔や歌っている姿も美少年すぎて眩しい…。

暗転して始まったのはピアノ演奏。伴奏者はHEESEUNG。JUNGWON、HEESEUNG、NI-KIのステージでは「Just A Little Bit(Acousstic short ver / HEESEUNG PIANO SOLO)」を披露。NI-KIの歌声でさらに華やかになるステージ。会場をメロウな雰囲気で包みます。HEESEUNGの高音が美しく響き渡り、JUNGWONの安定した歌声で完全にENGENEの心を掴んだところで、再びステージには7人が揃います。そして始まったのは「10months」。NI-KIは「皆さん、僕たちと一緒に歌う準備できましたか? 後ろのENGENE、今いくよ」とメンバーはステージサイドからバスに乗って、会場中のENGENEとコミュニケーションタイム。続けて、「Make The Change」「Polaroid Love」披露。

ステージを全部使って離れたENGENEとコミュニケーションをとる7人。楽しげなナンバーが続き、会場はポップで幸せなムードに包まれます。メンバーも思い思いに躍って楽しむ姿は本当に微笑ましい瞬間でした。いつもよりもエネルギッシュで特別な「Polaroid Love」もライブならでは。そして最後のサビは「皆さん一緒に歌えますか! 次はみんなの番です!」とENGENEが歌うひと幕も。

ピカチュウも登場し、会場はさらに大興奮

次の曲へ行く前に、NI-KIが

次の曲へ行く前に、NI-KIが「今日はスペシャルゲストが来ています。早速行きましょうLet’s go!」と始まったのは、ポケモンの⾳楽プロジェクト「Pokémon Music Collective」の新曲「One and Only」。ということは…と察したENGENEも多いはず。

そう、なんとピカチュウ8匹がなんと会場に登場! センターステージにメンバーとピカチュウが合流するとそれぞれがハグをしたり、手を繋いだりとコミュニケーションを取ります。SUNOOは熱いハグを交わしたり、JUNWOWNはピカチュウと背の高さを合わせて歩いてあげたり…。可愛いが大渋滞。

たくさんみんなで踊り楽しんだあとは、ピカチュウとお別れ。バスに乗ってメンバーは再び前方のステージへ、ピカチュウはお家へ戻ります。JAYは「先輩バイバイー!」、JUNGWONは「ピカチュウジャンプ!」と最後までピカチュウとのステージを楽しんでいました。NI-KIとJAYが肩を組んで歩いていると、NI-KIがJAYの頭を“ぽんぽん”。JAYがNI-KIを追いかけるという仲睦まじいシーンもここでしっかりキャッチ。

「Make a noise!」と大きな声ではじまったのは、「SHOUT OUT」。癒されて緩んだ頬を引き締めるかのようにスタート。JAKEが作詞に参加した楽曲。当時の彼らの等身大の想いが込められており、コンサートではENGENEと盛り上がれる曲の一つ。これでもかと思うぐらいの盛り上がりを見せてステージは暗転。ユニットステージを褒め合うトークタイムに。

「SHOUT OUT」を合唱して士気をさらに高めるENHYPENとENGENE

SUNOOは「やっぱりENGENEの皆さんは全部そばにいてくれる愛しい存在です。ユニットステージどうでしたか? 僕はJAYさんのギターソロが最高でした!」とJAYを褒めると、JAKEも「JAYさんのギターはロマンチックで最高でした。ENGENEもとても喜んでくださっていましたが、JAYさんはどうでしたか?」とトーク。JAYは「Weverse Festivalのコンサートでギターは披露したのですが、アコースティックは今回が初めてでしたし、このようにワールドツアーでもお見せできて本当によかったなと思います」とコメント。SUNGHOONはJAYに対し「ギターを投げたり、演奏したり、いろんな形でギターを使いましたね?」と言うと、「あ、そうだ。その投げたギター、誤解している人も多いと思いますが、それ、僕のじゃないですよ? 拾ったみたいな感じなので(笑)」とまたJAYらしいジョークで会場に笑いを運びます。ピカチュウたちが可愛かったという話をしているとSUNGHOONが「あ、ピカチュウよりもかわいいメンバーが!」と登場したのは後半のユニットステージのメンバー3人。

JUNGWONの「僕たち3人のステージはどうでしたか?」という質問に、会場は大きな歓声で返事をします。NI-KIは「HEESEUNGさんのピアノどうでしたか?」と聞いたり、JUNGWONはHEESEUNGのことを「ENHYPENのイケメンです」と言ったり、メンバー同士の愛を感じるトークを展開。HEESEUNGは謙遜した様子で、「僕も準備したけど、何よりも良かったのがENGENEの皆さんの声でした」と思わぬ回答を披露し、会場のENGENEたちは最高の気分に。JUNGWONは「ENGENEは毎日いつもキレイです」とドヤ顔で答え、NI-KIは「スマホのフラッシュライトもキレイでした。もう一回していただけますか?『Just A Little Bit』でしかあの光景は見れないので。東京ドーム最後にあのキラキラをもう一度見せてください」と言い、おかわりライトに答えるENGENE。満点の星空のように光り輝くフラッシュライトにうっとりするNI-KI。

ライトを消して、「SHOUT OUT」の合唱タイムへ。NI-KI「じゃあ今日は特別に『SHOUT OUT』をみんなで歌ってみますか」とメンバー7人も揃い会場が一つになる瞬間。美しいENGENEの声が響き渡るドームにENHYPENは胸いっぱいの表情を浮かべます。JUNGWONは「ENGENEの声が世界一です」とコメントし、「こんなにたくさんの方が一つになって歌ってくれてすごく幸せです。皆さんのおかげで『SHOUT OUT』がさらに特別なものになりました」とHEESEUNG。JAYは「合唱すごくよかったです。次のステージも十分盛り上がりそうです!」と言い、SUNOOは「皆さん!盛り上がる準備はいいですか!」とENGENEが準備できているか確認。

JAKEは「『SHOUTOUT』で感動的な雰囲気が作られましたよね。でもコンサートはこれからが始まりですからね。ENGENEの皆さん、叫べ!」と再びエンジン、アクセル全開で改めてスタートしたのは「Go Big or Go Home」ENGENEも一緒に歌って熱くなる会場。間奏では、完璧なENGENEの掛け声とメンバーの激しいダンスでかなりの熱気を感じます。ドームが揺れるほどの盛り上がりを見せ、興奮も冷めやらぬ状態のままVCRで一旦クールダウン。

コンサートもいよいよ終演に…

黒をベースに赤い模様が印象的な

黒をベースに赤い模様が印象的なジャケットやシャツを着こなし再びステージに舞い戻った7人は、前回のワールドツアーを終えて作られた4枚目のミニアルバム「DARK BLOOD」に収録されている「Chaconne」を披露。圧倒的に成長した姿を東京ドームで見せつけます。ENHYPENらしいダークなムードで会場をまたもや魅了。ここにきてまた違った表情を見せる7人の実力は本当に計りしれません。

黒い羽が落ちてくる演出がさらに雰囲気を作り、今まで見たことのないよう表情でENGENEをとりこに。ムードはがらりと変わって、続いて披露するのは優しく柔らかな曲「Bills[Japanese ver.]」。余裕も感じる美しいパフォーマンスに思わずうっとりとしてしまい、応援する手が止まってしまう…。ENHYPENの新たなる大人の色気を感じ、さらに沼落ち確定!

JUNGWONが早く見せたかったと話していた「CRIMINAL LOVE」は、ファンタジーな雰囲気とENHYPENのハーモニーが印象的な楽曲。ソウル公演でパフォーマンスを初披露し、今か今かと待ち遠しかったですがようやくこの目で確認することができました。表情も、ダンスも、歌も何もかもが完全にレベルアップした楽曲に会場のENGENEは思わず大歓声。今までに見たことのない、彼らの強くて、どこか妖艶さもある表情…。忘れることができません。

「Sacrifice(Eat Me Up)」では華麗なパフォーマンスを見せつけ、これまた一瞬たりとも目の離せないステージに。SUNOOが一段と大人の色気を爆発させ、SUNGHOONの美しさ際立つダンスからも目が離せない、瞬きNGのステージに圧巻。気づけばもう終演間近になっている今回のワールドツアー。会場の盛り上がりがどんどん上がる中、NI-KIは「今日も東京ドームをいっぱいにしてくれてありがとう。ENGENEと過ごす時間はあっという間にすぎていく気がします。日本でのFATEはこれで終わりですが、僕たちは運命で結ばれています、また会う日まで元気でいてください」と優しいコメントを残し、「皆さん、僕がひとりひとり全部覚えているので、来るのか来ないのか全部わかりますよ? ENGENEをできるだけ目に焼き付けるために、僕と目があったらアイコンタクトをしてくださいね?」とJAKEは会場じゅうのENGENEを見渡します。SUNOOは可愛い笑顔で手を振り、夢のような時間だったと話し、最後は大きくハートを作って「愛してる!」と一言。「この瞬間が止まって欲しいです」と話したのはHEESEUNG。

HEESEUNGが感想を話す前に、JUNGWONが前髪を直してあげているシーンでは、思いやりあふれるメンバー愛に会場がざわざわ。SUNGHOONは「今日も身に余る愛をいただいたと思います」と少し難易度の高い日本語でコメント。リーダーJUNGWONは「僕たちに足りないものもあるけど大きな愛をくれて感謝していますし、もっと成長して戻ってきますね。本当に…大好きです。愛してるー!」と謙虚な感想を述べました。そしてJAYはYouTubeでも共演した優里が来ていることなどを話し、「残りも頑張ります!」と意気込みを披露。全員で、「ENHYPENでした!ありがとうございました!」と挨拶し、ラストは「Bite Me[Japanese ver.]」。先日リリースされたばかりの「結-YOU-」のタイトル曲。六本木ヒルズアリーナでも披露した楽曲を、今回はドームという大きな会場で披露。NI-KIが振り付けにも参加したという楽曲からは、新たな思いも伝わります。7人がピラミッドのように重なる構築的なパフォーマンスにも注目。リリースされたばかりにもかかわらず、ENGENEの掛け声は息ぴったり。真っ赤な月が現れステージを後にします。

と、ここで終わらないのがENHYPEN。ENGENEたちのメッセージボードが映し出され盛り上がる会場。VCRも流れたあと、「僕たちまた戻ってきました!」と、再び7人がステージに姿を表します。

「早くステージに戻ろうと準備していたら、ENGENEのみんなが作ったボードが見えました」とSUNOOは嬉しそうに話し始め、「僕たちのデビュー日に出産される方、おめでとうございます」と祝福するメンバーとENGENE。ボードにはJAYのママと一緒に乾杯したいといった内容もあり、SUNGHOONやJAKEは「僕も!」とワクワクした表情。JAYは「お母さんとビールかー。ま、いいんじゃね(笑)」と日本語でしっかり笑いを取るのはさすがです。そして名残惜しいライブもついにここで最後の挨拶。

おかわりアンコールからの、サプライズに涙を流すENHYPEN

JUNGWONは「時間が経つほ

JUNGWONは「時間が経つほどENHYPENとENGENEが出会えたことも何かの運命のように感じられます。この運命がどんな方向に分かれていくのか予測はできませんが、確かなのはENGENEがいるからこそ、僕たちがいられるということです。僕たちが結んでくれたこの運命が永遠になるようにいつも努力を重ねていきたいと思います。この運命の赤い糸をもっと強く、しっかりしたものにしていけるように頑張ります」と言い、「ここまで、 ENHYPENでした!」と全員で元気よく挨拶。アンコール曲はレコーディングディレクションにHEESEUNGが、振り付けにNI-KIが参加した「Karma」

悔いなく歌い終え、会場を見渡す7人。バスで一周ぐるりとし会場中のENGENEに挨拶をします。最後はNI-KIが「東京ありがとうございました」とお礼を言うとみんなで感謝と愛の気持ちを伝え、7人は手を繋いで深くお礼をしステージを後にします。隙間からずっと手を振るメンバーたちが愛おしすぎて「まだ終わりたくない」というENHYPENとENGENEの気持ちが伝わる瞬間。

ステージも暗くなり、終わるかと思いきや、会場はおかわりアンコール。

「ENGENEのBLOSSOMを聞かせてくれませんか?」とスクリーンに映し出され、日本オリジナル曲としては初めてのバラード曲「BLOSSOM」を歌い始めます。一丸となって合唱する光景、会場がひとつになったまさに美しい空間。そして、再びステージが開き7人が登場。ピンクに光るENGENE棒がまるで桜の花びらのように美しく咲き乱れ、会場の雰囲気をさらに演出します。メンバー全員の声色の良さが引き立つバラードはENGENEへの愛を感じ、最後に相応しい一曲に。そして、ここでENGENEからのサプライズ。「ENHYPENとENGENEは永遠に共にする運命だよ」と書かれたスローガンにNI-KIは思わず涙をこぼし、JUNWONもSUNOOもSUNGHOONもJAKEやHEESEUNGもつられて涙を浮かべます。JAYは涙を堪えて「ありがとう」と言い、感極まった7人は集まり肩を組んで円陣。その間、ENGENEが「BLOSSOM」を歌い、会場は心温かいムードに包まれます。「一生一緒にいましょう。ありがとうございます」とNI-KIがコメントすると、JUNGWONも「皆さん本当にありがとうございます。皆さん、決して忘れません。本当に本当に最後のご挨拶をします」

そして全員で「以上、ENHYPENでした!」

と元気よく挨拶をし、「愛してる!」「ありがとうございます!皆さんまたね」など、愛や感謝の言葉を言いながらステージを後にしたENHYPEN。本公演では24曲とアンコール2曲の全26曲を披露し、ENHYPEN WORLD TOUR ‘FATE’ IN JAPANはこれにて終了。本当に素敵な時間を一緒に共有することができました。

米国ロサンゼルスのディグニティスポーツパーク公演でデビュー後初めてのスタジアム公演を控えているENHYPEN。今回のワールドツアーを通じて一層大きくなった公演スケールにますます期待が高まります!

最後の挨拶全文

JAY「明日も今日も、東京ドー

JAY「明日も今日も、東京ドームまだ夢見たいと思いますけど、 ENGENEの皆さんを見てこうやってデビュー前はただの夢でしたよね。でもENGENEのおかげで現実になりました。来てくださって本当にありがとうございます。もっといいステージ、もっといいアーティスト、もっといいENHYPENとして絶対戻ることを約束します」

SUNOO (煽って歓声を沸き

SUNOO (煽って歓声を沸き立てながら挨拶へ)「もうついに’FATE’ IN JAPANの最終日が来てしまいましたね。本当に今回はとてもとても楽しかったです。昨日と今日は僕の記憶にずっと残ると思います。この東京ドームでステージに立ってみて、本当に幸せです。本当に嬉しいです。次もまたこの東京ドームでステージがしたいです。これかも大勢のENGENEのみなさんと大きなステージでお会いできたら嬉しいです。来て下さったENGENEの皆さん本当に、本当にありがとうございます。これからも僕たちのことを見守っていてください、そしてたくさんの応援と愛をお願いします。愛してる!」

JUNGWON「昨日コンサート

JUNGWON「昨日コンサートが終わって部屋に帰って、これ以上の幸せがあるかと考えました。いつも幸せで嬉しい時はそばにENGENEがいてくれて、辛い時や疲れたときにはいつもENGENEに会いたいと思っていました。それくらい皆さんに僕は頼っています。皆さんも僕たちを見て同じ気持ちですよね?ありがとうございます。これからも幸せなことを一緒にたくさん作って行けたら嬉しいです。本当に愛してる!皆さん!大好き」

SUNGHOON「私が日本での

SUNGHOON「私が日本でのツアーに来て少し日本語が上手になった気がします。少し(笑)。日本語でも言葉を準備しようと思ったのですけど、より正確に伝えるために韓国語でお話しします。僕たちは日本に来て、たくさんの幸せを感じました。スケジュールが終わっておいしものを食べるたびに毎回幸せを感じていました。そしてENGENEの皆さんと公演を一緒にして、とても幸せな時間をいただきました。ツアーをすると色々な都市や国に行くことができます。そこで色々な文化を感じることもできるのですが、その国のENGENEがどんな風に生きているかも学べることができます。これからも多くのツアーに行くことができて嬉しく思いますし、ENGENEの皆さんも僕たちと同じように幸せになってくれたら嬉しいです。今日終わってしまうのは本当に寂しいです。今回のツアーはこれで最後ですが、ENGENEの皆さんを思い出して、韓国に帰ったら悲しくなりそうです。でも、僕たちは必ず戻ってきますのでそれまでどこにも行かずに少しだけ待っていてください。ありがとうございます。みんな大好きだよ」

JAKE「昨日、今日とステージ

JAKE「昨日、今日とステージに立つ前に東京ドームの公演をして後悔がないように頑張ろうと思っていました。そして今このステージの上にいる瞬間、とても幸せで全く悔いがありません。それくらい本当に楽しくて、みなさんから愛とエネルギーをたくさんいただけた2日間でした。もうすぐ韓国に帰らなければならないのですが、帰ったらみなさんのことが恋しくなると思います。そして僕たちが次にいつ会うかわかりませんが、僕たちはFATE。まさに運命ですよね。次に会うまで元気でそして幸せでいてください。いつもありがとうございます。いつも愛してる! あ、実は昨日NI-KIのパパがご馳走してくれたんですが、お礼を言えなかったんですよ。今どこかで見てくれていますよね?ありがとうございます!僕がNI-KIのことをしっかりと守ります。それを大勢の皆さんの前で…(笑)」

HEESEUNG「私も今日ステ

HEESEUNG「私も今日ステージの上で一番大きな喜びを感じました。それで歌手として一番大きなプレゼントを下さるENGENEの皆さんがありがとうございます。実は僕は6歳の頃から歌手になるのが夢でした。どうして笑うんでしょうか?本当ですよ(笑)? 僕は怖がりでした。中学や高校の時はその夢を後回しにしてこの道ではないと思って生きていたのですが、父が一度オーディションを受けてみろとチャンスをくれてここまで来ることができたと思います。いつも僕のそばで一番大きな応援を送ってくれて、そして一番頼りになる両親と家族がこの場で見てくれいています。僕は本当にこんなに大きな歌手になることができました。僕が愛する両親、愛するENGENEの皆さん、そして愛する皆さんの前で公演できることは僕は恵まれていて、幸せだと思います。本当にありがとうございます。そしてツアーへまた元気に行ってきます。愛してる」

NI-KI 「これで最終日だと

NI-KI 「これで最終日だと思うと名残惜しいです。毎回のステージをするたびにひとつひとつ込められたメッセージをみなさんにお見せできるように、いつも舞台に臨んでいるんですけど、今日はなぜか最終日なのにそれがよくできなくて、ちょっと残念でした。ずっとここにいたいと思って、いつもしていたルーティンが普段通りにできなくて、申し訳なくて…。それでも、人生において一番幸せな瞬間でした。僕が『I-LAND』で名前を呼ばれた時よりも幸せです。ENGENEの皆さん、今日楽しかったですか? いつもこんなに大きな愛をくださってありがとうございます。次この場に戻ってくれる時は、もっと成長したENHYPEN NI-KIになると約束するので皆さん、その時まで待っててください!愛してますENGENE!」

セットリスト

1.Drunk-Dazed[Japanese ver.]
2.Blockbuster(ENHYPEN ver)
3.Let Me In(20 CUBE)[Japanese ver.]
4.Flicker
5.FEVER
6.Future Perfect(Pass the MIC)[Japanese ver.]
7.ParadoXXX Invasion
8.Attention, Please!
9.ParadoXXX Invasion
10.Tamed-Dashed[Japanese ver.]
11.Unit 1) JAY,JAKE,SUNGHOON,SUNOO TFW(That Feeling When)(Acoustic short ver / JAY GUITAR SOLO)
12.Unit 2)JUNGWON,HEESEUNG,NI-KI Just A Little Bit(Acousstic short ver / HEESEUNG PIANO SOLO)
13.10 Months
14.Make The Change
15.Polaroid Love
16.One and Only
17.SHOUT OUT
18.Go Big or Go Home
19.Chaconne
20.Bills[Japanese ver.]
21.CRIMINAL LOVE
22.Sacrifice(Eat Me Up)
23.Bite Me
24.One In A Billion
アンコール
25.Karma
26.BLOSSOM

ENHYPEN(エンハイプン)

JUNGWON・HEESEUNG・JAY・JAKE・SUNGHOON・SUNOO・NI-KIの 7⼈で構成されたグローバルグループ。HYBE LABELSのひとつであるBELIFT LAB所属で、Mnetの超⼤型プロジェクト「I-LAND」から誕⽣し、2020年11⽉に韓国デビュー。2021年7⽉にリリースされた⽇本デビューシングル「BORDER : 儚い」はオリコン週間シングルランキング初登場1位に輝いたほか、7⽉度「ゴールドディスク認定作品」にてプラチナ認定も。また、PRADAのグローバルアンバサダーに就任するなど多方面で活躍し、多くの功績を残す。グループとして2回⽬のワールドツアーの⽇本公演「ENHYPEN WORLD TOUR ʻFATEʼ IN JAPAN」で初のドーム公演を開催。K-POPボーイグループの中でデビューから最速で東京ドーム公演を実現するなど、ENHYPENの今後の活躍に⼤きな注⽬が集まっている。

JAPAN OFFICIAL SITE:https://enhypen-jp.weverse.io/

文/CLASSY.ONLINE編集室 写真/(P)&(C) BELIFT LAB Inc.

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表紙モデル:山本美月

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